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児童虐待と学校現場の三つの現実

放置、暴力による児童虐待で命を落とす子どもの事件が続いています。

学校、教師には通告義務があります。虐待が疑われたらすぐに福祉事務所、児童相談所(以下、児相)に通告しなければなりません。(通告しなくても罰則はない)

現実的にはどうでしょうか。

虐待が疑われる児童をみつけたら、担任はまず、学年主任や管理職に相談するのだと思います。一人の判断で通告するわけにはいかないからです。

つまり、通告するかどうかの判断は、学校現場では現実的には管理職がする現場がほとんどだということが一つ目の現実。

このような現実の中で、通告児童がいることが "学校や地域の評価が下がる" と感じている管理職がいないことを祈るばかりです。

また、最近では身体的虐待ばかりではありません。性的虐待ネグレクト心理的虐待といった、目に見えてこない虐待が多いのです。

そういった虐待は、愛着障害を起こし、発達しょうがいに似た症例をしめしていることも少なくなく、学級担任は「指導?の対象」として見てしまう危険があることが二つ目の現実。

言うことをきかない子、暴れる子は押さえ込む…、そして二次障害、三次障害を起こしてさらに深刻な症例を引き起こしているケースも少なくないのです。

三つ目の現実は、学校・教員は、通告した後、福祉事務所や児相でどのような対応をするのか把握していないということです。

ゆえに、通告後、その子にどのように対応してよいのかわからなかったり、福祉事務所や児相の方針と違った対応をしてしまうことがあるということです。

つまり、学校と福祉事務所や児相とのソフト面での連携の在り方がはっきりしていないということです。

このような現実の中でも、とりあえず学校・教師は、学年会議や生徒指導部会、ケース会議で子どもをリアルに共有し、職員の共同的な目で子どもたちを守らなければなりません。

つまり、今の異常な現場の忙しさは、教師の大変さの問題だけではなく、子どもたちの命をも奪うことにつながる忙しさだということを自覚しなければならないということです。


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しおちゃんマン★ブログ

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塩崎義明(しおちゃんマン)の『公式メインブログ』です。教育問題について語ります。⇒ 管理画面

37年間千葉県の小学校で学級担任として勤務。退職後2つの大学で非常勤講師。生活指導・進路生徒指導、特別活動、発達障害と学級づくり等の講義を担当。2月、3月には小学校現場にも臨時講師として勤務。全国生活指導研究協議会常任委員。著書『教師と子どものための働き方改革』『学校珍百景』 他。黒猫大好き。

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ヨシムネ&ねね

しおちゃんマンの飼い猫、黒猫ヨシムネと ねね

ヨシムネ
ヨシムネ ♂
2005年8月生まれ。2006年8月に動物病院からしおちゃんマン家にやってきた。

ねね
ねね ♀
2008年6月生まれ。教え子(当時小6)達が公園で保護。2008年6月よりしおちゃんマン家の家族に。2017年7月28日逝去。

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