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学校現場の働き方改革は現場の声を聞くことが第一歩

教師の異常な忙しさを生み出したのは「上」です。

その「上」がなんの反省もなしに『働き方改革』を押し付けてくるのはおかしいし、うまくいくはずがない。

「上」が考えているのは、働き方改革ではなく「働かせ方改革」です。いかに文句が出ないように、かつ、成果の出る働かせ方があるのかを考えているのでしょう。

いずれにしろ、子どものことは考えていないことは間違いないです。

2000年頃から始まった教師の異常な忙しさは、教育基本法の改悪により国や組織のために貢献する子どもづくり、そしてそのための『一斉・一律、競争』の教育を打ち出したからに他なりません。

教師は目の前の子どものことはさておき、まわりに合わせたり、目に見える幻想の成果をあげることばかりに時間を奪われています。

教師は個性を出したり、主張したりすることは、排除や低評価につなげるぞ、という「脅迫管理主義」の中で仕事をしているように見えます。

教師の異常な忙しさを小手先の改善や一見便利な方法に誤魔化されていると次第に教師の体と子どもたちの心は蝕まれていくことになります。

学校現場の働き方改革を本気で考えているならば、まがは現場の声を真摯に聞いてほしいものです。

新刊本を出します

今年度の二つの目標。

(1) しおちゃんマン講座で全国を回る。

現場の教師の声を生で聞くことが、大学で学生さんたちに生きたメッセージを伝えることにつなげることになる、というのが私の考え。そう、しおちゃんマン講座は、私が話しをしにいくのですが、実は、私が現場の声を聞きに行くことが大切なテーマだったのです。現在、12弾まで終了。31日に13弾、江東区の教職員組合の学習会に呼ばれています。

(2) 現場の応援歌としての新刊本を出すこと。

新刊本の原稿はかなり前にかけていたのですが、編集に時間をかけました。発行元の編集担当の方と慎重に協議を重ねてつくっています。そして、ここにきてようやく、発行のメドがたちました。内容は、教師の働き方改革になるのかなぁ?タイトルは未定です。単なる社会批判、単なる時短スキルの本にならないように書いています。9月に発行できるようにしますので、よろしくご購入下さい。

「足並みをそろえること」の罪

3年目の女性の先生からの相談です。

不安感を強く持つ子どもが在籍しているため、1日の予定を書くためのホワイトボードを作ったり、掲示物はできるだけ後ろに掲示したりしたそうです。

ところがそのことに対して、 "どの学級も同じ場所に、同じ掲示物を貼るように" と言われてしまったので、配慮が必要な子どもがいることを説明したのですが、なかなかわかってくれないとのこと。

一事が万事で、なんでもかんでも「足並みをそろえる」学年で、そのことに追われて、子どもたちのことが二の次になってしまうといった悩みでした。

課題を共有したり、できることで共同したりするのは良いのですが、見た目や方法について、なんでもかんでも統一して進めていこうとするやり方は、逆に、子どものことは扨置き(さておき)、合わせることで忙しくなるだけで真の共同とは言えません。

最近の小学校では、学習参観で同じ教科、同じ単元、同じ場所を、同じ流れで展開する学年が多いのです。その理由は、

低学年なので、
新採の担任がいるので、
同じことをすると保護者が安心するので、

といったことです。果たしてこれらが、統一する理由として成立しているのでしょうか?いや、同じ授業展開が果たして可能なのでしょうか?結果的に、同じ流れになっているのでしょうか?ごまかしではないでしょうか。

若い教師がベテランに、授業をどう展開するのかをレクチャーしてもらうことは大いにやつてほしいと思います。

しかしそのことと、同じ授業を展開することとは全く別な話です。

ベテランと若手が同じことをすれば、逆に差がつくだけです。そもそも授業が同じように流れることなどあり得ないのです。授業は生き物なのですから。

隣の教室と同じようにやらなければならないといった多忙感とプレッシャーはかなりのものです。無理して統一させるのではなく、わからなかったら聞けば良いし、子どもの実態を第一にやりたいようにやるべきです。

子どもにとって自分の担任が他のクラスの担任と違っていることを喜びや自慢になるくらいの個性を出したいものです。もちろん周りの職員との理解・共同・気遣いを忘れずに。

教師にカリスマや名人はいらない。でも、名物先生は必要なのです。

実践の自由は働き方改革の重要項目だと考えています。


 



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塩崎義明(しおちゃんマン)の『公式メインブログ』です。教育問題について語ります。⇒ 管理画面

37年間千葉県の小学校で学級担任として勤務。退職後2つの大学で非常勤講師。生活指導・進路生徒指導、特別活動、発達障害と学級づくり等の講義を担当。2月、3月には小学校現場にも臨時講師として勤務。全国生活指導研究協議会常任委員。著書『教師と子どものための働き方改革』『学校珍百景』 他。黒猫大好き。

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ヨシムネ&ねね

しおちゃんマンの飼い猫、黒猫ヨシムネと ねね

ヨシムネ
ヨシムネ ♂
2005年8月生まれ。2006年8月に動物病院からしおちゃんマン家にやってきた。

ねね
ねね ♀
2008年6月生まれ。教え子(当時小6)達が公園で保護。2008年6月よりしおちゃんマン家の家族に。2017年7月28日逝去。

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