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学校に行きたくないという声に応答しよう!!

学校再開がつらいというつぶやきがSNSであふれているのに、なぜか大人たちは無関心です。

授業時数確保、学力の回復のことばかり話している……(ように見える。実際は違うと思いたい)。

不安、くるしさの原因を拾ってみると、

一つ目は、感染の恐怖、
二つ目は、授業時数回復の為の詰め込み授業
そして三つ目が、楽し気にしなければならない嘘芝居人間関係。

▼しおちゃんマンの教育雑談(3)『子どもたちの生きづらさ』
https://youtu.be/9j_9k2ha_ok

教育活動には、安心と信頼が基本です。それがなくなっている今、教師はケアーと自治(自分たちで生活をつくる)の指導が大切になってくるはずです。それがベースになって初めて学力回復だと思うのです。

不安が大きな子どもには、それこそオンラインでカウンセリングをしてみたらどうだろうか?とプロのカウンセラーの方々のサイトを調べてみると、やはり五感を働かせて聞き取る「対面式」が基本のようです。

しかし、次のような場合は、オンラインを利用するのも効果的だということでした。
●不安が大きい
●視線を合わせることが苦手
●面と向かって話すことが苦手
●人と話すと過度に緊張する
●赤面恐怖症
●落ち着く空間でないと自分の気持ちを話しにくい
●閉鎖された空間に長時間いることが苦手。
https://www.futoukou119.or.jp/blog/20200428/16695

学校に行きたくないと苦しんでいる子には、とりあえずオンライン(メールやビデオ通話)を利用して聞き取ることも一つの方法だと思いました。

そしてそれは、学校に来させることを優先するのではなく、その子の自立を励ます形で進めていきたいものです。




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リアルコミュニケーションは成立していたのか?

(起)
TBSのNスタを観ていて驚いたことがある。ホラン千秋さんがリモート画面の中からスタジオにいるコメンテーターの人に体の向きを向けて話を聞いていたこと。千秋さんの方からはコメンテーターがどこに座っているのか把握できないはず。その人に体を向けているように見せる演出をしていたのだと思う

(承)
リアルコミュニケーションがここまで制限され、もはやそれもそろそろ限界に近付いてきたこの時期、オンラインコミュニケーションでリアルに近い演出がなされるようになったのだと思った。あとは、微妙なタイムラグをどう技術的にカバーしていくのかだと。

(転)
オンラインコミュニケーションの課題を考えてきて、実は今までのリアルコミュニケーションはリアルなやりとりができていたのかという問題に気付くのである。
嘘芝居コミュニケーションに疲れたら
https://shiozaki.blog.fc2.com/blog-entry-4479.html

(結)
日本人のコミュニケーションは「気遣いコミュニケーション」。そこに空気の読み合いが発生する。そして空気を読めない仲間を攻撃し、排除することさえある。コミュ自粛の時代になり、そのコミュニケーションの在り方が問われているのかもしれない。




リアル世界とSNS空間の逆転

学校現場で…、行きたくない忘年会に欠席しようとしたら先輩教師に
「忘年会も仕事のうち。出なさい」
と言われたらSDK!(さあ どうします か!)という授業を大学の授業でやってみました。

すると私の予想通り、人間関係が大切なので我慢して出席すると答える学生さんが多かったです。

今の若者はドライだと考えるのは、ひと昔前。気遣いしまくっているのが今の若者なのです。

そして、リアル気遣い世界よりも、SNSでの関係の方がずっと気楽だ、と言います。

リアルコミュニケーションよりも、SNSの誰かの書き込みで元気をもらう方が圧倒的に多いと言います。

今の若者や子どもたちにとって、SNSやゲーム世界の方が、ある意味本当の出会いを感じているのだと思いました。

リアルな世界の "嘘芝居コミュニケーション" はもうたくさんだと。

そんな子どもたちに「SNSでの知らない人の誘いにはのらない」と説いてもすれ違うだけです。

子どもたちにとっては、知らない人ではなく、 "大切な" 「知っている人」なのですから。

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学校現場に同調圧力が強まっている

同調圧力の強い社会や組織には、その内部に、

「上下関係と差別意識」
嘘芝居コミュニケーション
「いじりコミニニケーションと嘲笑文化」


を発生させます。

それは、できる、できないで人間を評価するためです。

それは、同調していること、外れるつもりはないことの気遣いが必要だからです。

それは、できていないこと、遅れていること、外れていることを笑うためです。

そして、そこから『いじめ・迫害』が発生することはもちろんです。

見た目できちんとしていることはもちろん、笑顔でいることまで強要される学校社会。

子どもたちはもちろん、職員の間にも、ますます同調圧力が強まっています。

学校現場に、自由と自治の風を吹かせることが求められています。




神戸だけの問題ではない

神戸須磨区の同僚いじめ事件。

「女帝」と称された一人の女性教師個人が原因で起こした問題であるかのように報道する「力」が働いているように感じ、気になっています。この事件を、教育政策の問題にしてほしくない人たちがいるようです。

※事件を起こした個々の教師や、彼らを指導できなかった管理職の問題を許しているわけではありません。個々の責任こそ重大であることは前提です。

この事件が、特別な「個」が起こした事件だと(のみ)とらえることは危険です。なぜなら、全国から
「ああいうグープいるいる~」
「うちにも似たようなことがある~」
という声が絶えないからです。

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※「ああいうグループ」とは…、
・ノリでつながっている(ように見せている)グループ。(このノリについていけない者は排除される)
・メンバー個々は仕事ができる(ように見える)。
・子どもたちや保護者(~の一部)に強く支持されている(ように見える)。
・管理職に一目置かれている。何かと彼らに仕事を任せる。彼らは管理職に異議申し立てはしない。
----------

つまりこれは、今の教育政策が生み出した "最悪の結末" であるということです。(これ以上の「最悪」が生まれないことを祈るだけです)

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〇教師個々を「できる・できない」と評価し、そのことが職員室の力関係をつくってしまう現状があります。そしてその背景には、教育を "見える成果" で評価する政策や、教師個々の力量で評価しようとする構造的問題があります。

〇「よく動いてくれる」「できる教師」と管理職から評価され、彼らはグループ化し、弱い立場の同僚をいじめ、迫害することで、 "さらに自分たちの位置を確立していく" ことになります。

〇彼らを必要とし、評価し、生み出してしまったものは管理職であるし、その背景にある教育政策であるので、管理職は彼らを批判しきれないし、コントロールもできないのは当然です。

※忖度主義、御意主義(イエスマン)の管理職の責任は重大です。

〇一方、加害者グループの個々も、異常な多忙化の中で、ストレスをため、子どもたちとの関係もけっして良い関係をつくれていないことは、彼ら自身も感じていたのではないでしょうか?だから、今の「日本型お笑い文化」で子どもとつながろうとしたのでしょう。悲しくも、許されない「罪」です。

・被害者に激辛カレーを食べさせたことを子どもに話して笑いをとったことが報道されています。

・激辛カレーも、車を壊すのも、偽LINEも、大御所が弱いものをいじめるという図式も、みんな日本のお笑いネタ。人権侵害ぎりぎりを責める・イジル、お笑いです。

<参考>
▼お笑いブームの寂しい着地点
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191005-59344621-business-soci&p=1&fbclid=IwAR0_aAhVK34tFLhrfEeIJYYyPMYI5tW1rjt7LF0ZwIYza133Cu0Zn9yFzBI
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今回の事件での唯一の救いは、こういったことが表沙汰になったことです。

今、世界レベルで、理不尽な権力に対して異議申し立てをすること、行動することが見直され、支持される時代になっているということだと思っています。

それはそれとして……、
日本の学校現場を、

⇒ 事実に目を背けた(子どものことは扨置いた)「共同コミュニケーション機能不全(嘘芝居コミュニケーション)」から……、子どもの事実・権利を最優先し、そのためのリアルな教育活動を生み出すものへと転化していく必要があります。

⇒ 教師個々の実践・研究の自由を保障しつつ「違い」を大切にし、共同への民主的道筋を明確にする必要があります。

⇒ 上記を実現するための現場の環境整備…、特に教員を増やすことに本気で取り組む必要があります。

<参考>
嘘芝居コミュニケーション[塩崎造語:2019/04/05]
https://shiozaki.blog.fc2.com/blog-entry-4363.html


  

休み明けと不登校

すでに夏休みは明けてしまっている地域が多いようです。

初日から6時間授業を始める学校も少なくありません。

いつから日本の学校はこんなにもせわしなくなったのでしょうか。

さて、

夏休み明けに、学校に行けない子(不登校)、教室に入れない子が増えてきています。

まさかこれを子どもたちや保護者のせいにしていないでしょうね。

それぞれの原因があるとは思いますが、圧倒的に学校(学校における子どもたち同士のコミュニケーション含む)の変質のせいだと言えます。

「一斉・一律、競争」の教育の厳しさに対して……、また、過度な気遣いと無理なキャラ設定が必要なコミュニケーション(嘘芝居コミュニケーション)に向けて、子どもたちはなかなかスイッチが入らないのです。

本来は教師にそんな苦しさを伝えたいのですが、肝心な教師はバタバタ忙しそうで冷たい……。そこで身体ごとそのメッセージを伝えるしかないのが、今の日本の子どもたちです。

それが不登校という形や暴れるといった形で表出されていると見るべきだと思います。

そんな時代だからこそ、教師は意図的に子どもたちの心の声に耳を傾ける必要があるのだと思います。

子どもたちは降り始めている

 目の前の子どものことは扨置き(さておき)、まわりに合わせることや成果があるように見せることばかりに教師が振り回されている中、子どもたちはその生きづらさを身体ごと訴えています。
 
 通級指導を利用している子、特別支援学級に在籍する子が急増しています。通級指導を利用する子は、2017年調査で、ついに10万9千人にも及んだのです。
 
 文科省は、認知が広まったことと、個別な対応や特別な支援に、理解が広がったと、前向きに評価していますが、果たしてそうでしょうか。
 
 また、教室に入れ(ら)ない子どもも急増しています。これらの事実を考えた時、子どもたちの生きづらさが見えてこないでしょうか?
 
 一つは、これまで述べてきたように、2000年前後から、「一斉・一律、競争」の教育が広がり、それに適応できない子どもたちが「あぶり出された」疑いをどうしても持たざるを得ないのです。

・学校生活の細かな所作や生活態度まで統一、徹底させ始めた学校。
・教育の成果を見える形で出すように求められる教師。

 その流れに乗れ(ら)ない、個性ある素敵な子どもたちが「問題のある子」「課題を抱えた子」として評価され、学校が進めたり、自らも判断したりして、通級指導特別支援学級を利用するようにはなってはいないでしょうか。

 二つ目は、子どもたち同士の中にも、私が「嘘芝居コミュニケーション」と呼んでいる "高度な?コミュニケーションスキル" が求められるようになり、それについていけ(か)ない子どもが、排除され、撤退しているのではないか、というこです。

----↓ここから↓----
嘘芝居コミュニケーションとは、
 空気を読みながら、
  強い意見に同調し
  時にはおちゃらけ、
  意図的に誰かをいじり、
  時には自分がいじられるように仕向け、
  そのために必要以上に悪ふざけができる自分を
  演出する。
----↑ここまで↑----

 こんな嘘芝居コミュニケーションではないコミュニケーションスキルや連帯の仕方、つながり方の指導が求められているのです。

子どもファーストを貫くために

 教師の教育実践(授業や生活指導)は、職員の人間関係、力関係に直接リンクします。指導がうまくいかない、子どもとすれ違ってしまう…、それは教師個々の力量の問題だけではないということです。

 職員の人間関係、力関係に向き合いながらの指導は、子どものことはさておきながら、縦と横の「嘘芝居コミュニケーション」を強いられます。上の指示に従っているふり、周りと上手に合わせている(ふり)が必要になり、それが教師の大きなストレスになっています。

 教師は、子どもファーストな指導をするために、
 
(1) 排除・孤独・低評価を気にせず本音でぶちかます。

(2) 合わせているふりをしてごまかし、びくびくしながら、子どもファーストを貫く。

(3)「子どもの権利と自治、学び」を軸とした、子どもファーストを進める職員共同の道をさぐる。

以上が日常的にその都度問われるのです。

 いずれにしろ、子どもファーストな指導を貫くためには、
 
⇒ つまらぬ権威は笑い飛ばす
⇒ 理不尽なことには黙っていない
⇒ そのために仲間づくりを

が大切になってくるのです。

自分であることを大切に

 夢を追える者に対しての鬱積し歪んだ犯行が続いている。生きる価値が問われ続けられることの鬱陶しさの怒りの方向は明らかに間違えている。

 人は社会に貢献するために存在するのではなく(結果的にそうなるのであって)、社会がまず、人の存在する権利を保障するべきなのだ。社会に貢献できない人間を存在価値がないと価値づけるようになったのはいつ頃からだろうか。

 子どもたちや若者による、「存在しているふり」の嘘芝居コミュニケーションを続けている。そしてその芝居に疲れ、自らの存在を消してしまう者と、暴力的に弾けてしまう者と……。

 それぞれの事件を起こしたものに対する怒りと、失われた命への祈りと、そして自分は…、彼らを対立構図に置いた社会に向き合うことにする。


【学校珍百景】三部作
  

コミュニケーションに疲れている子どもたち

 20日14:00~16:00、都教組の女性部主催の学習会で、しおちゃんマン講座があるので、参加して下さい。主催が女性部なだけで、男性でも、学生さんでも、どなたでも参加できます。参加費はなんと無料です。場所は全国教育文化会館エデュカス東京7階です。

 そこで何を語るのか、というお話ですが、当初考えていたこと、資料とは少しずれるかもしれません。それだけ日本の教育の問題は速くて深い。次々と新しい話題・課題が出てきます。

 私自身の今一番の関心事は、今の子どもたち、若者は、かなり無理してコミュニケーションをとっているということです。無理をしているのでそれが何かの拍子に弾けたら、先日の埼玉所沢の事件のようになってしまう……。

 無理をせずに、排除の不安を失くして、時には一人でゆっくり空を見上げてみようよ、と言ってあげたい。日本社会には最近、一人カラオケ、一人焼肉……と、一人で何かをすることが流行りのようです。大人もまたコミュニケーションに疲れている。

 嘘芝居コミュニケーションは過度な悪ふざけができる自分を演出することもあります。埼玉の事件と調度同じ時期、TikTokで、警察官をからかうように踊る動画が話題になっていました。実はこの二つ、根っこは同じではないかと……

 そんなコミュニケーションで疲れている子どもたちにどう向き合い、どう教育活動をしていくのか……、どんな教室を子どもたちと一緒につくっていくのか……、そんな話を20日の講座で話してみたいのです。


【学校珍百景】三部作
  


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塩崎義明(しおちゃんマン)の『公式メインブログ』です。教育問題について語ります。⇒ 管理画面

37年間千葉県の小学校で学級担任として勤務。退職後2つの大学で非常勤講師。生活指導・進路生徒指導、特別活動、発達障害と学級づくり等の講義を担当。2月、3月には小学校現場にも臨時講師として勤務。全国生活指導研究協議会常任委員。著書『教師と子どものための働き方改革』『学校珍百景』 他。黒猫大好き。

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ヨシムネ&ねね

しおちゃんマンの飼い猫、黒猫ヨシムネと ねね

ヨシムネ
ヨシムネ ♂
2005年8月生まれ。2006年8月に動物病院からしおちゃんマン家にやってきた。

ねね
ねね ♀
2008年6月生まれ。教え子(当時小6)達が公園で保護。2008年6月よりしおちゃんマン家の家族に。2017年7月28日逝去。

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