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それが当たり前ではない

全国で話をさせてもらったり、話を聞きに来てくれた方たちと対話をしていく中で、理不尽なことを強要されていても、それが当たり前だと受け止めて我慢しているケースが多いことに気づいた。

例えば、4月当初、担任発表前の職員室は、カーテンを閉めて中が見えないようにしている地域があるのだが、そんなことはしていない地域の方が多い。

職員室の中が見えないようにしている理由は、担任が事前に保護者に知られないようにするためだが、そんなことは気にしていない(わかってもどうということはない)地域の方が多いことを、カーテンを閉めている地域の教師にはわからない。

カーテンを閉めている地域は、学校と保護者との関係が、新学期スタート前からカーテンで仕切られていることが当たり前だと考えている……。

例えば、下駄箱の靴の入れ方を、下駄箱のフチから靴のかかとまでを5mmと決めて統一している学校の職員は、それが当たり前だと思っているが、全国のほとんどの学校では、そんなことは決めていない。

学校文化を見直すべきだ。そのために「学校珍百景」を書いた。



もう一度、自分たちのもの周りについて、あらためて考えてみようではないか。

「学校珍百景」が売れ続けている理由(わけ)

私が編集責任で発刊してきた「学校珍百景」シリーズは、「学校珍百景」「学校珍百景2」(共に学事出版)、そして共同通信で連載した「『学校珍百景』へようこそ」をまとめた電子書籍を合わせると、合計三冊出版されていることになります。

学校珍百景】三部作
  

このシリーズが長い間教師の皆さんを中心に読んでいただいているのは、現場の皆さんに次のような "思い" があるからではないでしょうか。

○教師が、自らを縛っているものの正体を明らかにしたい。
○子どもたちを管理・支配しようとするものの正体を明らかにしたい。
○教師や子どもたちを苦しめている力や事実を笑い飛ばす元気を得たい。

ちなみに「学校珍百景」とは以下のような原因で発生すると考えています。

一つ目は、「お上」が決めたことを、子どもたちや地域のリアルな現実を無視して強引に現場に降ろし、しかもそれをどの教師にも統一してやらせようとするので、そこに無理が生じて「珍百景」が発生するケースです。

二つ目は、学力テストに代表される“競争の土俵”に、学校丸ごと乗っかり、そこから発生する、様々な笑えない「珍百景」。

三つ目は、見た目や形ばかりの「良い子モデル」「良い教育」が前面に出されるようになって、そしてそれがわざとらしく見えたり、誰もが「意味がない」とわかっていてもそれを推し進めざるを得ない現実が「珍百景」となって表れるケース。

つまり「学校珍百景」を考えていくと以下の日本の次の教育政策が見えてくるということです。

(1) 一斉・一律主義
(2) 競争主義
(3) 子どもに対する「良い子の嘘芝居」強要

こういった政策によって発生している矛盾や理不尽さは、もはや「珍百景」などとのんきなことを言っていられない非常事態であるとも言えます。現場には、教師にとっても、子どもたちにとっても、理不尽な嵐が吹き荒れているのではないでしょうか。

異動してくると「変だな」と感じることが多いわけ

今年度、学校現場を異動した方も多いかと思います。

不思議なもので、異動した人の多くの人が、「新しい学校は変なことが多い」「変えなければ」と感じるものです。そう感じるのは何故なのか?というお話です。

理由の一つ目は、これまでいた学校の慣習に慣れている、ということが挙げられます。ロッカーの使い方ひとつにしても、今までと違っていると、脳が拒否してしまうのかもしれません。

二つ目は、『そもそも学校現場の慣習には可笑しなことが多い』ということです。これは、しおちゃんマンチームで書いた二冊の「学校珍百景」と、電子書籍「学校珍百景にようこそ」に詳しく書いてあります。

    

現場を異動することで、その「可笑しなこと」を客観的に見られるようになっている、ということです。

そして三つ目が、教師誰しも、自分やみんなが働きやすい現場を求めているということです。新しい職場に異動して、あらためてその気持ちが沸々とわいてくる、ということです。

学校現場は、変えなければならないことは大いに変えていくべきだと考えます。

そこで大切なことは、子どものためにどうあるべきかを最優先し、同僚と大いに話し合い、みんなの納得と合意を大切にすることだと思います。

コンビニで購入できるような教育書を - 電子書籍「学校珍百景」へようこそ -

 コンビニで気軽に立ち読みして、購入できる教育書を作りたかった。
 
 今回、ワンコインで購入できる電子書籍を作ったのはそのため。内容も短い文章が12編並ぶ形で読みやすい。コンビニでは読めないが、スマホやタブレットでどこでも気軽に読める。

 今回のテーマは、『殺伐から郷愁、対立から和解へ』
 
 誰でも共有できる日本の学校の風景。その風景が最近、殺伐としていないだろうか。おかしなこと、理不尽なこともまかり通っていないだろうか。そしてそれは、『対立』を生み出し、郷愁漂っていた日本の学校風景を殺伐としたものにしている。
 
 殺伐から郷愁へ
 対立から和解へ
 
 そのためには、最近の「学校あるある」を『知』でとらえなおし、今置かれている学校・教師の立場を理解すること、そして和解の糸口をみつけることである。
 
 さらには、教師は、自分たちを縛ろうとするモノの正体を暴きつつ相対化し、笑い飛ばして乗り越えていくことなしに子どもには寄り添えないと思うのである。
 
 以前、『学校珍百景』『学校珍百景2』の二冊を書籍で発行した。今回の電子書籍のテーマは、同じ内容でかぶるテーマもあるが今の時代に合うように書き直した。そしてもちろん、新しいテーマも取り上げている。

 

 ぜひ手元に置いてほしい電子書籍である。

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しおちゃんマン★ブログ

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塩崎義明(しおちゃんマン)の『公式メインブログ』です。教育問題について語ります。⇒ 管理画面

37年間千葉県の小学校で学級担任として勤務。退職後2つの大学で非常勤講師。生活指導・進路生徒指導、特別活動、発達障害と学級づくり等の講義を担当。2月、3月には小学校現場にも臨時講師として勤務。全国生活指導研究協議会常任委員。著書『教師と子どものための働き方改革』『学校珍百景』 他。黒猫大好き。

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ヨシムネ&ねね

しおちゃんマンの飼い猫、黒猫ヨシムネと ねね

ヨシムネ
ヨシムネ ♂
2005年8月生まれ。2006年8月に動物病院からしおちゃんマン家にやってきた。

ねね
ねね ♀
2008年6月生まれ。教え子(当時小6)達が公園で保護。2008年6月よりしおちゃんマン家の家族に。2017年7月28日逝去。

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