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アタッチメント障がい

愛着障害」とは幼少期の『愛着行動』が何らかの要因によって妨げられたり保障されなかったりすると、愛着関係がもてず、人格形成の基盤において、適切な人間関係をつくる能力の障害が生じることを指します。

これが(反応性)愛着障害と呼ばれているものです。

[乳幼児期に保障されなければならない三つの「愛着行動」とは…]

(1) 愛着者の方をじっと見つめ、母親から離れても絶えずそちらに目を向けている行動。
(2) 関心が自分に向けられない時や、愛着者から離された時、何か不安になった時に鳴き声をあげて関心を自分に向ける行動。
(3) 愛着者から離れようとするときや離された時の不安を覚えた時に愛着者への後追いをして近づこうとする行動。


愛着障害」には、次の二つに分類されます。

抑制型……他者に対して無関心を示すことが多い。ASD圏の発達障害に似ている。(ネグレクトのケースに多い)
脱抑制型…他者に対して無差別に薄い愛情を示す。ADHDに似ている臨床像。(ネグレクト+身体的虐待、一定しない養育者が原因になることが多い)


発達障害とは対応や支援が異なることが教育実践的に明らかになりつつあるので、この「愛着障害」についてはここ数年、注目していました。

しかし、自分的に、どうもこの名称が良くない。

「愛着」という言葉を「愛」の問題としてとらえてしまう人が多いのではないか。

第三者から「あなたの子どもは『愛着障害』です」と言われたら、きっと親として自分を責めるし、その第三者に「事情も知らないくせに!!」と反感を持つだろうと……

ずっとそんなことを考えていたのですが、そのように考えていたのはどうやら私だけではなく、最近では心理学の先生たちも、アタッチメント」障害と呼ぶ人が増えてきたようなのです。これは、「愛着」と「愛情(love,affection)」と区別するためだそうです。

また、「愛」の問題ではなく、子どもの行動とそれに応答する養育者との結びつきと人格形成の問題として研究が進んでいるようなのです。

私が、常任委員をつとめている、全国生活指導研究協議会の月刊誌「生活指導」8/9月号で、アタッチメントと生活指導の特集を、実践的、研究的に扱っていますので、発行をお待ちください。私も学びたいと思っています。

※発行しましたら、このブログでもお知らせします。


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第四次学級崩壊の背景

まず、最近の子どもたちの三つの傾向について考えてみましょう。

一つ目は、幼児期の親子関係のトラブルを引きずってくる子どもたちの増加の問題です。

両親と死別したもの、児童虐待にさらされてきたもの、親の精神的トラブルにまきこまれたものも少なくなく、経済的・時間的なゆとりのない家庭生活の中で、乳・幼児期以来、親の十分な保護と愛情に恵まれなかったものもいます。

そういった子は、最近では「愛着障害」とよばれることもあり「発達障害」と似た症例を示してくるので注意が必要です。

対応も違ってくるので注意が必要。

二つ目は、「発達障害」について、幼児期から対応してこなかった子の問題と、学校の無理解の問題です。

特に「学校の無理解」の問題は深刻で、中学年まで押さえ込み(「指導虐待」)、高学年になって二次障害を引き起こしている事例がほとんどです。そのことが原因で、学級崩壊を引き起こしている事案も多いのです(第四次学級崩壊)


【連続ミニエッセイ】学級崩壊(1)
https://shiozaki.blog.fc2.com/blog-entry-3326.html

【連続ミニエッセイ】学級崩壊(2)
https://shiozaki.blog.fc2.com/blog-entry-3327.html

【連続ミニエッセイ】学級崩壊(3)
https://shiozaki.blog.fc2.com/blog-entry-3328.html

【連続ミニエッセイ】学級崩壊(終)
https://shiozaki.blog.fc2.com/blog-entry-3329.html


三つ目が、あまりにも優等生に見える「学校適応過剰」の子どもの急増の問題です。

こうした子どもが幼児期から増えているのは、家庭教育・幼児教育が、急激に能力主義化しているからです。そのために早期から子どもに対して愛情抑制・過干渉といった子育てをしつつ、子どもたちを競争の世界に放り込みます。こういった子は、登校前の腹痛、下校後の極度の疲労、行事を前にしての発熱や、他者に対する極端な攻撃性・暴発的行動を見せることもあります。

愛着障害」「発達障がい」「学校適応過剰」の三つで、最近の子どもたちの傾向を考えてみると “ちゃんとしていれば良い” といった学校的価値で子どもたちをみることが危険であることがわかってきます。

今こそ、子ども一人ひとりの『事情』に目を向け、保護者の信頼を得ながら連携していくことが大切になってきます。

<参考>
新版 学級集団づくり入門 小学校 全生研常任委員会編





特別支援学級の上限を8人から6人へ

 特別支援学級には、学年も障害も様々な児童生徒が一つのクラスに在籍しています。たとえば、こんな子どもたちが在籍しています。
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 そんな中、小学校、中学校の特別支援学級に通う子どもが、急増。10年間で約2倍です。
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 なぜこんなに増えているのでしょうか?

 一つは、発達障害の症例をしめす子どもの急増しているということです。これは、愛着障害と呼ばれている子どもたちも似た症例を示すので、きちんと判断せずに、一緒くたに考えていることがあるので注意が必要です。

 二つ目は、学校現場が、一斉・一律・競争の縛りがきつくなり、そこについていけなくなったり、身体を通して異議申し立てをする子が急増しているのではないか、ということです。

 いずれにしても、特別支援学級に在籍する児童生徒は急増していて、それに職員数が追い付いていないという事実はあるようです。

 特別支援学級の学級は、現在は8人までは学年や障害の実態に関係なく1クラスです。8人の子どもの授業や学校行事、家庭との連絡などを1人の担任で対応するのは限界を超えています。学年差、実態差に応じた指導を行うためには学級編制基準の改善が必要であることは誰が見ても明らかです。


「学級編制基準を6名とすること」

【要検討】
「小学校では低学年と高学年で、中学校では学年ごとに編制すること」
⇒この件について、実際に担任をされている先生や、保護者の方からもご意見をいただいているので、検討事項とさせていただきます。近々、実際に支援級を参観させていただき、私も勉強してきたいと考えています。ご意見、ありがとうございました。

この二つは、要求したり、意見交換を重ねたりしていく必要があると考えます。

    


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塩崎義明(しおちゃんマン)の『公式メインブログ』です。教育問題について語ります。⇒ 管理画面

37年間千葉県の小学校で学級担任として勤務。退職後2つの大学で非常勤講師。生活指導・進路生徒指導、特別活動、発達障害と学級づくり等の講義を担当。2月、3月には小学校現場にも臨時講師として勤務。全国生活指導研究協議会常任委員。著書『教師と子どものための働き方改革』『学校珍百景』 他。黒猫大好き。

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ヨシムネ&ねね

しおちゃんマンの飼い猫、黒猫ヨシムネと ねね

ヨシムネ
ヨシムネ ♂
2005年8月生まれ。2006年8月に動物病院からしおちゃんマン家にやってきた。

ねね
ねね ♀
2008年6月生まれ。教え子(当時小6)達が公園で保護。2008年6月よりしおちゃんマン家の家族に。2017年7月28日逝去。

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