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自前の生活、自前の文化、自分の言葉の取り戻す(4)~特別活動における演技・発表実践をとっかかりに~

各学年の演技は、学校文化、エンタメ文化、ニューカマー文化、プラス・ジブリ文化を上手にミックスさせた演技内容でした。職員の指導のレベルの高さに感心し、うれしく思いました。

これは、学校くさい文化を子どもが歓迎しないことを感じ取っている教師が、上手に他から文化を取り入れ、自前の文化を作り出そうとしている試みだと思いました。

特徴的なのは、エンタメ文化、ニューカマー文化は、演技の導入で使うことが多いこと、そして最後は、感動的な合唱や合奏でまとめ上げているという流れがあること、そして、その学校独自のエピソードを取り入れている学年の演技もあったことです。

課題もあります。

それは、教師たちの「自前」を子どもたちの「自前」に変換させていくことです。

子どもたちの自治の力で演技を完成させていくことです。

そのことについては、また別の機会に提案できると思っています。

(おわり)

    


自前の生活、自前の文化、自分の言葉の取り戻す(3)~特別活動における演技・発表実践をとっかかりに~

2019年3月1日に、前任校の「六年生を送る会」を参観させてもらいました。各学年の発表のプログラムは下記の通りです。

DSC_3305.jpg

まず、六年生の入場曲は、SEKAI NO OWARI「RPG」。退場曲は、米津玄師 「Lemon」でした。エンタメ文化、ニューカマー文化をとりいれているのがわかります。ここだけ見れば、学校自前の文化活動とは言えません。

さて、それぞれの学年の演技について報告する前に、学年発表意外に、教師による発表があることについて書いておきます。

前任校では、私がこの学校に赴任してから、この会に「教師の演技」を取り入れてきました。それまではずっとやっていなかったからです。

送る会における教師の演技については、賛否両論あります。これ以上、教師を忙しくさせることに疑問をもつ職員がほとんどだからです。なにしろ、一、二週間前から放課後、練習をしなければならないからです。私自身も、年によっては教師の演技について反対をしたこと(それに代わるものの導入)を主張したこともあります。

この学校に赴任した時に、教師の演技を提案したのは、文化活動におけるメッセージの応答関係を大切にしたかったからです。子どもたちと教師達との関係を再生させたかったからです。その代わり、内容は簡単なものにしました。結果は子どもたちはとても喜んでくれて、今年度まで続いているようです。

今年度の教師の演技は、auのCMの、三太郎にふんした担任達からのメッセージと、職員全員による合奏でした。三太郎にふんした担任達に、子どもたちは大喜びでした。ちなみにこれは、 "エンタメ文化の取り入れ"、だと言えます。ただ、内容については、自前。

実は、各学年の演技も、三つの文化プラス1を上手に混ぜ合わせながら、自前の文化を取り入れていこうという試みであったことを報告させてもらいます。

(つづく)

    


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自前の生活、自前の文化、自分の言葉の取り戻す(1)~特別活動における演技・発表実践をとっかかりに~

子どもたちの学校生活が、細かなところまで管理・支配され、自前の生活文化、自分の言葉さえ失っているのではないかという実態に対してどう切り込むのかを考えてきました。

これは子どもたちだけでなく、教師の指導もまた自前が許されず、上からの御達し通りに指導することばかりに振り回されている状況があります。

そこに切り込むためには、まず学校現場における指導の実態…、特に「文化活動」の指導がどのように展開されているのかを見てみたいと考えました。

なぜ「文化活動」に目を向けたのかと言うと、その部分に辛うじて、教師の指導の自由さが残されているように思うし、受け取る子どもたちの反応が目に見えて良くわかることがあるからです。具体的には、運動会のダンスや、全校学習発表会・フェスティバル的な指導での発表内容、そして「六年生を送る会」の学年演技などを見てみたいと思いました。

ところが、今さらながら気づいたのですが、学習指導要領の中には、「文化活動」という言葉は使われていないのです。我々はずっと使っていたのに学習指導要領では使われていないのです。

文化活動」という言葉は、現場で使われてきた言葉であって、お上は使ってこなかった言葉なのかもしれません。

とりあえず、2019年3月1日、前任校の「六年生を送る会」を見せてもらえることになりました。そしてそこで、とても興味深いこと、まだまだ現場は捨てたものではない、ということがわかってきたのです。

(つづく)

    

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塩崎義明(しおちゃんマン)の『公式メインブログ』です。教育問題について語ります。⇒ 管理画面

37年間千葉県の小学校で学級担任として勤務。退職後2つの大学で非常勤講師。生活指導・進路生徒指導、特別活動、発達障害と学級づくり等の講義を担当。2月、3月には小学校現場にも臨時講師として勤務。全国生活指導研究協議会常任委員。著書『教師と子どものための働き方改革』『学校珍百景』 他。黒猫大好き。

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ヨシムネ
ヨシムネ ♂
2005年8月生まれ。2006年8月に動物病院からしおちゃんマン家にやってきた。

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ねね ♀
2008年6月生まれ。教え子(当時小6)達が公園で保護。2008年6月よりしおちゃんマン家の家族に。2017年7月28日逝去。

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