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いじめを放置した教職員を懲戒処分?

いじめを放置した教職員を懲戒処分の対象とすると明記した議員立法「いじめ防止対策推進法改正案」が、28日召集の通常国会で可決、成立するそうです。

改正案は、自民、公明、立憲民主、共産各党など超党派による「いじめ防止対策推進法に関する勉強会」(座長=馳浩・元文部科学相)が近く取りまとめる。いじめ防止の強化、徹底が最大の狙いだそうです。

与野党一緒になって作ったということかな?

改正案の文章を詳しく読んでいないのですか、報道情報の限りにおいては、「いじめ放置」とはいったいどういったことを指すのかが明確でないです。

教師が一生懸命指導してもいじめが解消されないケースも「放置」として拡大解釈される危険性があります。

現に、被害者の家族から、そういった声も出ているのが現状。(解消できなかったことについて「放置した」といった批判が出ていることも多数あり)

二つ目は、いじめに限らず生徒指導は学校職員の共同の指導です。個人の責任にするのは間違い。処分の対象はいったい誰になるのでしょうか?

みんなで共同して取り組んでも解消されなかった場合、その学級の担任が代表して責任を負うのでしょうか?

いずれにしろ、超党派だか何だか知りませんが、現場を知らない人たちが寄り集まって決めてしまった法律改正ではないのかと疑っています。

大切なことは、教師がいじめを認知、把握、指導できる体制を整えること。

複数担任制、学級定数の引き下げ、授業時数の見直しに本気で取り組むことです。

そもそも日本の教師は、いじめを放置するほど無責任ではないのです。

日本の教師に「理解」と「労働環境の正常化」を

夜遅くまで仕事をしている現場の教師たち。職員室にいつまでも電気が点いている状況に対して、電気代が無駄だ、早く帰れ、という苦情の電話。その苦情があってからその学校では、夜はカーテンをビシッと閉めるようになった。そして、閉めたのはカーテンだけでなく、地域に開いた学校のスタンスも閉ざした。

教師に残業代が出ないことをほとんどの国民は知らなかった。おそらく、PTA会費、給食費、卒業アルバム購入代、卒業式の着る袴のレンタル代、人数分出ない宿泊学習の下見の交通費、学校の駐車場代…、その他いろいろ、アメリカの教師以上に日本の教師が自腹をきっていることを国民は知らない。

日本の教師の凄いところは、こんなに厳しい労働環境においても、教育水準を落とさないことだ。世界で学力順位が落ちたと言っても、それは参加国が増えたからであって、点数的には読解力以外はレベルが下がっているとは言えない。

日本の教師の労働環境を整えれば、日本の教育は未知の発展を示す可能性があるのではないか。もちろんそれは、子どもたちを真ん中に据え、自治と学びの力量を育てる方向においてである。

カサンドラ症候群(3)

ASDのパートナーを持つものが、不安や抑うつといった症状が出る状態をカサンドラ症候群と言われていますが、それが『学校現場で、担任と子どもとの関係の中で発生しているのではないか?」というのが、私の仮説です。今日はそのまとめを書いてみます。

教師のカサンドラ症候群を考える上では、ASDのある子との関係性の改善や変化を目指さなければ、根本的な解決にはつながりません。まず大切なことは、職員室で孤立しないこと、カサンドラ症候群のある人は相談先を持つことです。

カサンドラ症候群の視点から、ASDの子との関係の持ち方について考えてみます。

※発達しょうがいを持つ子の直接的な指導の留意点とは別に、あくまでも「カサンドラ症候群の視点から」のスタンスの問題を考えてみました。

対処法1:ASDの特性や対応方法について知る

ASDの特性について書籍や情報サイトなどで調べてみましょう。ASDのある人が苦手だったりつらくなったりするきっかけやこだわりへの理解を深めることで、環境調整やASDのある人が理解しやすいコミュニケーションを行う際に役立ちます。

ただ、特性について学んだ知識をASDのある人に押し付けると、反発を招くことがあります。特性は十人十色なので、その人に合った対応方法を取るようにしましょう。

対処法2:お互いの行動原理を理解し、生活上のルールを決める

お互いに話し合いながら行動の理由を教え合い、相手の行動に関する理解を深めます。また、生活の上での決め事、ルールをつくることで相手の意見を尊重することにつながります。

対処法3:距離を置くことや関係性を変える、2人の間柄に社会性を持ち込む

意図的に物理的な接触回数を減らしてみることも大切です。あえて距離を取ってみることは、関係性を変えるきっかけをつくるひとつの方法です。

また、共通の知人や医療関係者など納得のいく第三者を入れての話し合いをすることなども有効かもしれません。

ASDへの理解や知見のある発達障害者支援センターや、発達障害専門外来を持つ精神科などの専門機関へ相談してみましょう。子どもや保護者との関係がASDの特性や症状について話し合える段階に至っているのであれば、一緒に相談に行くといいと思います。

ASDを持つ子に限らず、発達しょうがいの子が6.5%いると言われる時代にあって、学校現場がその対応に間に合っていないことが心配です。

担任ひとりに抱え込ませずに、まずは指導の共同が大切だと、強く訴えたいと思います。

(おわり)

<参考>
りたりこ仕事ナビ
「カサンドラ症候群とは?アスペルガー症候群のパートナーとの関係性、症状や原因、治療法を紹介します 2018/11/16」
https://snabi.jp/article/86



カサンドラ症候群(2)-原因、きっかけ-

カサンドラ症候群は相手との関係性から生じる状態です。

多様な原因やきっかけがありますが、

「ASDのある家族やパートナーとの情緒的交流の乏しさからの関係性の悪化、またその事実をパートナーも周囲も理解せず、当人が苦しみを抱えたまま孤立した状態に置かれること」

が、大きな原因となることは共通しています。

「当人が苦しみを抱えたまま孤立した状態に置かれること」

とあるように、ASDのパートナー側や周囲が問題を認識しにくいことが、カサンドラ症候群の原因を見えづらくしているという指摘もあります。

学校現場において、発達しょうがいのある子を担任して、指導の難しさに直面しながらも、なかなか周りに理解してもらえずに孤立していく担任の状態があるのではないでしょうか?理解してもらえない関係から、パワハラ、モラハラの言動が生まれて、カサンドラ症候群のような状態が起きることもあるようです。

また、カサンドラ症候群になりやすい性格としては、真面目、几帳面、完璧主義、忍耐強い、面倒見が良いなどの事例が多いようなのです。日本の教師の傾向と重なります。

また、一般的には、ASDのある人が仕事などの緊張から解き放たれ、社会性を発揮しなくても問題のない環境である家庭内で多く見られる傾向があるとされています。このことから、学校現場においては、発達しょうがいのある子の指導が『受け入れ型』『寄り添い型』の教師がカサンドランカ症候群になりやすいのではないかと考えられるのです。

次回は、治療や対処方法から、学校現場における指導の在り方について考えてみます。

(つづく)

<参考>
りたりこ仕事ナビ
「カサンドラ症候群とは?アスペルガー症候群のパートナーとの関係性、症状や原因、治療法を紹介します 2018/11/16」
https://snabi.jp/article/86



カサンドラ症候群(1)

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2017年度に公立小中高校などで精神疾患を理由に休職した教員は16年度から186人増の5077人で、4年ぶりに増加したことが12月25日、文部科学省の人事行政状況調査で分かった。

実はここ数年、正規採用者が増えないことや、休めない現場状況などもあり、休職者数は横ばい状態だったのだ。それでも増えてしまった、という記事だととらえてほしい。講師の休職者数や疾患予備軍も含めると、私は5000人どころか、2~3万人になると考えている。

文科省の担当者は「教員の多忙と長時間労働が背景にあるのではないか」と話しているという。

もちろん「長時間労働」が大きな原因なのだが、果たしてそれだけだろうか……、他にも原因があるのかもしれない、というお話。

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「カサンドラ症候群」について調べている。「カサンドラ症候群」とは、パートナーや家族がASDであるために情緒的な相互関係を築くことが難しく、不安や抑うつといった症状が出る状態である。塩崎の仮説は、ASDの子を担任する教師もこういった状態ではないか?ということ。

つまり、担任がASDの子と、情緒的な相互関係を築くことに苦労し、心的ストレスから不安障害や抑うつ状態、PTSD(心的外傷後ストレス障害)などの心身症状が起こしている教師がいるのではないか?という仮説である。

「発達しょうがい」と言われている子どもが6.5%いると言われている学校現場の中で、大いに考えなければならない視点ではないだろうか。

英国の心理療法家マクシーン・アストンによると3つの要素があるとされている

1.少なくともいずれかのパートナーに、ASD特性などによる共感性や情緒的表現の障害がある

2.パートナーとの関係において情緒的交流の乏しさを起因とした激しい対立関係、精神または身体の虐待、人間関係の満足感の低下がある

3. 精神的もしくは身体的な不調、症状(自己評価の低下、抑うつ状態、罪悪感、不安障害、不眠症、PTSD、体重の増減など)がある

さらに、カサンドラ症候群の命名者シャピラの定義では、ここに「その事実を他の人に伝えても理解をしてもらえない、信じてもらえないこと」が加わる。

次回は、詳しい原因や対応の仕方について、教員と子どもとの関係の視点で考えてみたい。

(つづく)

<参考>
りたりこ仕事ナビ
「カサンドラ症候群とは?アスペルガー症候群のパートナーとの関係性、症状や原因、治療法を紹介します 2018/11/16」
https://snabi.jp/article/86


痛みは引かないし仕事はたまるし…

帯状疱疹がきっかけとなって発症した肋間神経痛の痛みはなかなか引いてくれないし、

そのせいで寝不足だし……

スマホは壊れるし…、

授業の準備は滞るし、

研究会の仕事はたまるし…、

来月の福井での講座の準備もしなければ……

どうしてこんなに忙しいんだ?

仕事が整理されていないから忙しく感じられるのかも、

あれもやらねば、

これもやらねば…、

そんな追いつめられ方している今日この頃…

防犯システムがセットされた時間を調査するべき

勤務していた市は一校をのぞいて全て三学期制。

そして三学期制の学校は学期末の時期。毎年この時期、異常な忙しさがやってきます。

「自分にクリスマスやお正月が来るのだろうか?」が皆の口癖。まずはやることやらないと何も進まないという追いつめられ方。

最近は英語の枠が増えたので、放課後の時間がますます窮屈。しかも、時数確保が厳しいので、学期末の短縮授業が無いという学校も少なくない。

放課後がますます窮屈になり、学期末の短縮がなくなり、学期末の時期に、日にちをまたいで仕事をする教師が増えた

教育委員会は、少なく申告させられている自己申告の超過勤務時間などあてにせず(少なく書け、と指示する管理職も少なくない)、防犯システムがセットされた時間を調査するべきである。

学校現場は目を覚まして!!

休職、そして退職といった、若い教師からの苦悩の声が目立つ時期になってきました。

今年度も折り返し地点を過ぎ、子どものこと、管理職のこと、同僚のこと、学校そのものの体制問題…、様々な矛盾が明らかになってくる時期なのだと思います。

無理をしなくていい、その時の自分の判断を大切に、そして前向きにと声をかけたいのですが、一方で、やはり寂しさ、悔しさもあるわけで……(涙)

管理職だけに責任を押し付けたくないのですが、最近の管理職はあまりにも見栄え出来栄え、他からの学校評価を気にしすぎていないでしょうか。自分の学校の教師が倒れることよりも教育委員会や他の学校から批判される方がつらいみたいです。

身近な若い教師が病に倒れて亡くなった経験があります。自死してしまった若い教師もいます。取り返しのつかないことにならないうちに、現場は何が大切なのか、目を覚ましてほしいと思っています。

教育にお金をかけることの大切さをあらためて考えてほしい

教師の休職……。精神的疾患が大きく取り上げられているが、一方で他の病気で休まなければならなくなるケースも少なくない。私もここ数年、この時期に狭心症になっている。この時期なのは寒くなって水をとらなくなるからではないかと考えている。

さて…、ひどい学校では「代わりの人がいない」という理由で、休むことについてとても嫌な顔をする管理職や休ませない管理職までいることが報告されている。代わりがいなかったら自分がやる!!くらいの気概を持った管理職であってほしいものである。

しかしそもそも人がいないのは管理職のせいではない。都道府県教育委員会、文科省・財務省の責任である。にも拘わらず教育委員会は校長に「人探し」を押し付けて、ここ数年続いている人手不足について何の解決策も打ち出していない。誰かが休まなければならなくなった学校は運が無いからあきらめろ、と言うスタンスだ。

そもそもこの国は、教育や福祉に真剣にお金をかけようとは考えていないようだ。節約できる分野だと考えているようだ。この考え方を変えない限り、この国に未来はない。

命の授業をその時の「あなた」で

大学の授業でもとりあげたこと、考えてほしいこと。

『命の授業をどうするか』という問題。

命の大切さを伝えたいのだけれど、これがなかなか難しいという問題。

難しさの一つ目は、命の授業に関わって、日本の教育としての壁は、死生観が多様で意見が別れる、という問題。

二つ目の難しさは、一斉一律競争の改正教育基本法のもとで、なかなか教師個々の自由な実践が保障されていないということ。

三つ目は、教師個々が、どう伝えればいいのか、自分に伝える資格があるのか、伝えられる技量があるのか等、自信が持てなくなっていること。この問題に関しては下手に展開すると管理職や保護者からクレームが出てしまうのではないかと不安もあること。

そんな中、現場の外では、ゴルゴ松本さんだとか、元教師の腰川勇人さんとか、独自の視点で命の授業を展開していて、そこから学ぶことは多い。

現場の教師は、そんな先人に学びながら、この指導の壁を乗り越えて、その時の力量とアイデアで命の授業を展開し、子どもたちに命の大切さを伝えてほしいと思うのです。

私が40代の時の命の授業は、下記です。

▼3万日の命(小4)
http://shiochanman.com/report/inochi.html

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 塩崎義明(しおちゃんマン)の公式メインブログです。教育問題について語ります。

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 37年間千葉県浦安市の小学校現場で学級担任として勤導論などを担当。全国生活指導研究協議会常任委員。黒猫大好き。

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ヨシムネ ♂
2005年8月生まれ。2006年8月に動物病院からしおちゃんマン家にやってきた。

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2008年6月生まれ。教え子(当時小6)達が公園で保護。2008年6月よりしおちゃんマン家の家族に。2017年7月28日逝去。

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