2020/02/23
子どもに寄り添うことの厳しさ
イケイケの先生に子どもはついていくように見えます。イケイケの教師と言うのは、表情が豊かで、テンションが高く、ユーモアがあり、ほめる時・叱る時のメリハリのある教師です。そういった素敵な教師だと、実際ほとんど子どもは喜んでついていくのですが、ついていけない子が出てくることがあります。また、子ども同士の中にも、ついていけない子に冷たい態度をとる場合があるので注意したいものです。
ちなみに私は、イケイケではありません。表情がなく、テンションも低く、あまり叱ることをしません。甘い教師と批判されることもあります。今回現場に復帰して、ビシッとしめてくれると期待した方が多かったと思うのですが、期待外れで申し訳ないと思っています。
実は私は、ビシッとしめる教師だったのです。しかしそれは、自己満足なだけであって、逆に子どもたちを苦しめ、苦しみを増幅させ、なんの問題も解決できないと経験した時、子どもたちを「こちら」に引っ張っていくこと、極端なリーダーシップをとることをやめたような気がします。
子どもたちの苦しみや不安に寄り添い、一緒になって頭を抱え、解決の道をさぐることの厳しさ、つらさを味わっています。外からの「すぐに解決せよ」という要求、ビシッと言えば済むことだろうという意見、そういった意見に囲まれても、それでも子どもに寄り添うことができるのかどうかが問われているような気がします。

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