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子どもたちは遊んでいるのか…

夏休みになっても、コロナと暑さで、近所には子どもの姿は全く見られません。

昭和の頃の夏休みをイメージすると、その風景は全く違ってしまっていることにあらためて気づきます。

もっとも、コロナ禍でなくても……、普段の学校のある平日でも、すでに子どもの姿が外で見られなくなってはいるのですが……。


理由は、

一つ目は、遊ぶ場所がないことです。あっても、禁止事項が多くて、楽しく、自由に遊べません。学校も事故が起こった時の責任の問題もあり、校庭開放している所は少ないです。

二つ目は、遊ぶ内容がゲームに変わっていることです。 "場所が無くなったことが先か、ゲームが広がったことが先か"、という問題もありますが、子どもたちはせっかく集まっても、友達の顔は見ずにそれぞれのゲームの画面を見ています。

オンライン授業の問題点をあげるまでもなく、すでに子どもたちの世界は、オンライン的交流(顔を見合わせない交流)だったのです。

三つ目が、習い事で子どもたちの時間が無くなっていることです。これも、習い事が広がったから友達関係が希薄になったのか、遊ぶ友達がいなくなったから習い事でその関係を補おうとしたのかは微妙ですが、学級での関係と同等の親密な関係を塾や習い事でもつくっているのが今の子どもたちの特徴です。


今の時代、子どもたちにとって、学校の休み時間が、ゲームではない自由に遊ぶ時間になりました。

分散登校や、休み時間短縮が、いかに子どもたちのストレスを生んでいたのかがわかってきます。

(*ᴗˬᴗ)⁾⁾


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学校に行きたくないという声に応答しよう!!

学校再開がつらいというつぶやきがSNSであふれているのに、なぜか大人たちは無関心です。

授業時数確保、学力の回復のことばかり話している……(ように見える。実際は違うと思いたい)。

不安、くるしさの原因を拾ってみると、

一つ目は、感染の恐怖、
二つ目は、授業時数回復の為の詰め込み授業
そして三つ目が、楽し気にしなければならない嘘芝居人間関係。

▼しおちゃんマンの教育雑談(3)『子どもたちの生きづらさ』
https://youtu.be/9j_9k2ha_ok

教育活動には、安心と信頼が基本です。それがなくなっている今、教師はケアーと自治(自分たちで生活をつくる)の指導が大切になってくるはずです。それがベースになって初めて学力回復だと思うのです。

不安が大きな子どもには、それこそオンラインでカウンセリングをしてみたらどうだろうか?とプロのカウンセラーの方々のサイトを調べてみると、やはり五感を働かせて聞き取る「対面式」が基本のようです。

しかし、次のような場合は、オンラインを利用するのも効果的だということでした。
●不安が大きい
●視線を合わせることが苦手
●面と向かって話すことが苦手
●人と話すと過度に緊張する
●赤面恐怖症
●落ち着く空間でないと自分の気持ちを話しにくい
●閉鎖された空間に長時間いることが苦手。
https://www.futoukou119.or.jp/blog/20200428/16695

学校に行きたくないと苦しんでいる子には、とりあえずオンライン(メールやビデオ通話)を利用して聞き取ることも一つの方法だと思いました。

そしてそれは、学校に来させることを優先するのではなく、その子の自立を励ます形で進めていきたいものです。




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臨時休校下の子どもたち?

 今の子どもたちは次の三つの「生きづらさ」を抱えていると、これまで私は分析していました。

1)【上下関係】正しいと考えることよりも強い力(多数派含む)に従わなければならないこと。

2)【嘘芝居関係】関係性を保つためにお互いに本音を隠して付き合うこと。

3)【キャラ設定競争】付き合うグループや時期によって、その都度自分のキャラを設定して居場所を確保すること。
https://shiozaki.blog.fc2.com/blog-entry-3623.html

 これらは学校生活を舞台にして発生していた「生きづらさ」と言えるのですが、臨時休校が長引く中でその中身が当然変化していることが予想されます。

 しかしそれが見えてこない……。

 予想するに……、

 一つ目は、家族と向き合う時間が圧倒的に増えていく中で家族が抱えている矛盾や苦悩が子どもの心に直接反映されるであろう、ということです。つまり、今の日本が抱えている家族問題について深く研究しなければならないのかもしれません。

 二つ目は、情報との付き合い方の問題です。人よりも情報との付き合う時間が長くなっています。今までよりいっそう、報道や文化に対するリテラシーが問われます。

 そして三つ目は、この状況下の中での仲間との付き合い方の問題です。今、子どもたち同士は、いつ、どのような時間やツールを使って、どのような付き合い方をしているのか、そしてその中でコロナ前とどのように意識が変化しているのかを考えたいです。




第四次学級崩壊の背景

まず、最近の子どもたちの三つの傾向について考えてみましょう。

一つ目は、幼児期の親子関係のトラブルを引きずってくる子どもたちの増加の問題です。

両親と死別したもの、児童虐待にさらされてきたもの、親の精神的トラブルにまきこまれたものも少なくなく、経済的・時間的なゆとりのない家庭生活の中で、乳・幼児期以来、親の十分な保護と愛情に恵まれなかったものもいます。

そういった子は、最近では「愛着障害」とよばれることもあり「発達障害」と似た症例を示してくるので注意が必要です。

対応も違ってくるので注意が必要。

二つ目は、「発達障害」について、幼児期から対応してこなかった子の問題と、学校の無理解の問題です。

特に「学校の無理解」の問題は深刻で、中学年まで押さえ込み(「指導虐待」)、高学年になって二次障害を引き起こしている事例がほとんどです。そのことが原因で、学級崩壊を引き起こしている事案も多いのです(第四次学級崩壊)


【連続ミニエッセイ】学級崩壊(1)
https://shiozaki.blog.fc2.com/blog-entry-3326.html

【連続ミニエッセイ】学級崩壊(2)
https://shiozaki.blog.fc2.com/blog-entry-3327.html

【連続ミニエッセイ】学級崩壊(3)
https://shiozaki.blog.fc2.com/blog-entry-3328.html

【連続ミニエッセイ】学級崩壊(終)
https://shiozaki.blog.fc2.com/blog-entry-3329.html


三つ目が、あまりにも優等生に見える「学校適応過剰」の子どもの急増の問題です。

こうした子どもが幼児期から増えているのは、家庭教育・幼児教育が、急激に能力主義化しているからです。そのために早期から子どもに対して愛情抑制・過干渉といった子育てをしつつ、子どもたちを競争の世界に放り込みます。こういった子は、登校前の腹痛、下校後の極度の疲労、行事を前にしての発熱や、他者に対する極端な攻撃性・暴発的行動を見せることもあります。

愛着障害」「発達障がい」「学校適応過剰」の三つで、最近の子どもたちの傾向を考えてみると “ちゃんとしていれば良い” といった学校的価値で子どもたちをみることが危険であることがわかってきます。

今こそ、子ども一人ひとりの『事情』に目を向け、保護者の信頼を得ながら連携していくことが大切になってきます。

<参考>
新版 学級集団づくり入門 小学校 全生研常任委員会編





リアル世界とSNS空間の逆転

学校現場で…、行きたくない忘年会に欠席しようとしたら先輩教師に
「忘年会も仕事のうち。出なさい」
と言われたらSDK!(さあ どうします か!)という授業を大学の授業でやってみました。

すると私の予想通り、人間関係が大切なので我慢して出席すると答える学生さんが多かったです。

今の若者はドライだと考えるのは、ひと昔前。気遣いしまくっているのが今の若者なのです。

そして、リアル気遣い世界よりも、SNSでの関係の方がずっと気楽だ、と言います。

リアルコミュニケーションよりも、SNSの誰かの書き込みで元気をもらう方が圧倒的に多いと言います。

今の若者や子どもたちにとって、SNSやゲーム世界の方が、ある意味本当の出会いを感じているのだと思いました。

リアルな世界の "嘘芝居コミュニケーション" はもうたくさんだと。

そんな子どもたちに「SNSでの知らない人の誘いにはのらない」と説いてもすれ違うだけです。

子どもたちにとっては、知らない人ではなく、 "大切な" 「知っている人」なのですから。

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一人だけど一人じゃない

数年前に、一人でいることが恥ずかしいと感じる若者が話題になりました。一人で昼食を食べているのが恥ずかしいのでトイレでお弁当を食べる「便所飯」などという言葉も広がりました。

ところが今は、一人〇〇…、といった言葉があるように、一人でいることに特に抵抗が無いようです。いや、逆に、一人で何かをすること…、していることが "かっこいい" とさえ思える感じになっています。

それは何故なのかを考えていた時に、学生さんから、

いや実は一人でいるようで一人じゃないんです…、

という話を聞きました。つまり、今の若者たちは、SNSで常に "つながってる感" があるということでした。

いつでもトークできることはもちろん、誰々が今どこで何をしているのかもわかるし、今自分が食べているものもすぐに皆で共有できる…、

そういうつながりの方が、何かと気を遣うリアルな付き合いよりも気楽で楽しい、

ということでした。いや、彼らにとっては、SNSの付き合いこそがリアルなつながりなのかもしれません。

リアルな付き合いが面倒くさいという感じは、私が主張していた、上下関係や嘘芝居コミュニケーション、キャラ設定競争の世界につかれるということなのでしょうか。
https://shiozaki.blog.fc2.com/blog-entry-3588.html

リアルなつながりをもっと楽しく充実したものにしていきたい…、そのためにSNSを利用したいと思うのは私たちの世代なのかもしれません。

子どもや若者たちは、新たな "リアルな出会いやつながり" を見つけ出しているのかもしれません。私たちの世代はそれが見えていないだけなのかもしれないのです。




ネットコミュをめぐる "すれ違い"

大人たちが感じ、そして子どもに伝えようとしている、ネットコミュニケーションの危険性と恐怖。

その大人の感じ方と、若者や子どもたちの感じ方とがすれ違っているような気がしてなりません。

それはおそらく、

大人たちにとっては、バーチャル。

子どもたちにとってはリアル……、

という "すれ違い" なのではないか?ということです。

大人が感じているバーチャルに潜む恐怖や危険は、おそらく子どもたちや若者は感じていないのではないでしょうか。

もっとリアルなコミュニティーとして受け止め、そこで自分がどう行動し、生きていくのかを模索しているのです。

だから、

 知らない大人についていかない……、
 ネットなんかで知り合った関係ならなおさら……、
 
ではなく、

知っている大人でも、その "誘い" について正しく判断することを教えなければならないのだと思っています。

今回の大阪の事件にしても、

 女児のどんなリアルな悩みがあったのか、
 それに対してどのような誘いがあったのか
 その判断を誤ったのは、女児の弱さとその事情、

を十分分析しなければなりません。


 


低学年の子どもの指導

家族のあり方が多様化・複雑化し、その多様性に国が対応できない中、親子関係や子育て環境に重い問題が噴出しています。国はその多様性に対応するどころが、家族モデルを強要し、それに適応できない家族を「家族をつくれなかった者たち」と排除してはいないでしょうか。

ブラックな長時間労働、安定しない労働実態、女性雇用問題、保育園・こども園問題…、こういった厳しい環境の中で国民は子育てをしています。しかし、家族・子育てを一律にモデル化しそれを国民に強要する国のスタンスは相変わらずです。

学校も、モデル化された良い子象の育成を目指して「ちゃんとする」ことを強要する "指導虐待" を繰り返していないかどうかのチェックが必要です。

低学年の子どもたちの指導は、
甘えることを保障しながら要求していくこと
です。

低学年では特に安心と信頼の中で指導することが強く求められている時代だと思っています。




幼児期の子育ての問題

今再び、低学年の子どもたちの問題が現場で語られ始めています。

「集団と彼の要求は折り合いがつかない」「どんな自分もすべて受け入れ受容してくれる関係を求めている」…、単なる『わがまま』では語れないような実態が広がっています。

そう言えば3年前…、ブログに以下のようなことを書きました。再掲載します。

----↓ここから↓----
『何でもできるはず・してくれるという思い込み』

本校に限らず、全国からの生活指導実践報告の低学年部門を読んでみると、最近の低学年の子どもたちは、自分は何でもできるという思い込みや、できないのはまわりが何もしてくれないからだと本気で思っているふしがあります。

何でもできるという思いが強いから、できなかった時の落ち込みがはげしく、早くも自分を強く責める子も出てきています。さらに思い通りにいかない時の他者への攻撃性も強い。

何でも自分の思い通りになるという思いが強いので極端にわがままで、思い通りにするためにルールを簡単にやぶります。さらには、その時の楽しさはずっと続くと感じているので時間のコントロールが苦手で、誰かが止めないといつまでもおしゃべりをしています。

確か、こういったことの研究は、全能感とか、万能感とかだったと思うのですが、自分はそちらの方面は勉強していないので、詳しくは書けません。少しだけネットで調べてみると、こういった傾向は鬱病や自己愛性パーソナリティー障害との関連が強いとか。とにかく、ナンデモデキル・オモイドオリニイク感が極端に強いことは私も感じます。

幼児期の子育てにおいて、こういった幼児的全能感の抜け出し方・くぐり方ってあるのだと思います。もう少し勉強してみます。
----↑ここまで↑----

さらに今では、
・SNSに写す対象としてのペット化
・親の働き方と子育ての苦悩、保障されない子育て環境
・児童虐待
・地域の関係崩壊
・その他

といったことが進んでいるのだと思っています。




幼い子どもたちの命が奪われる国ではいけない

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グラフ:児童虐待防止全国ネットワーク
http://www.orangeribbon.jp/

小さな子どもたちの命が次々と奪われています。

子どもを産んでは放置し、暴力をふるう大人……、

そのことに対応し、防ぐことのできない行政……、

防ぐどころか、縄張り意識、責任回避意識ばかりが目に付く……、

この国はいつからこんな国になってしまったんだろう。

国を守る子どもを育てるのではなく

まずは、

国は子どもを守らなければなりません


この児童虐待急増は、2000年前後から始まっています。

通告義務が儲けられたことだけでは、この急増の説明はできないのです。

現状にすぐに対応できる体制づくりを急ぐことはもちろん、

2000年前後に、子育て・教育に何があったのか、

日本国民の生活にどんな変化を強いられるようになったのか、

明らかにしていく必要があるのです。

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塩崎義明(しおちゃんマン)の『公式メインブログ』です。教育問題について語ります。⇒ 管理画面

37年間千葉県の小学校で学級担任として勤務。退職後2つの大学で非常勤講師。生活指導・進路生徒指導、特別活動、発達障害と学級づくり等の講義を担当。2月、3月には小学校現場にも臨時講師として勤務。全国生活指導研究協議会常任委員。著書『教師と子どものための働き方改革』『学校珍百景』 他。黒猫大好き。

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ヨシムネ&ねね

しおちゃんマンの飼い猫、黒猫ヨシムネと ねね

ヨシムネ
ヨシムネ ♂
2005年8月生まれ。2006年8月に動物病院からしおちゃんマン家にやってきた。

ねね
ねね ♀
2008年6月生まれ。教え子(当時小6)達が公園で保護。2008年6月よりしおちゃんマン家の家族に。2017年7月28日逝去。

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