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声を出していかないと......

今日で、2022年度のすべての講義が終了します。

2,3月は、成績付け、卒論口頭諮問、保育実習指導になります。とは言っても、決められた日にちだけで、講義のように、声を出しての仕事はありません。

この歳になると(65歳)、付き合いも減り、ひと言も発せずに、一日を終えることが多くなります。その結果、声帯は老化し、声はかすれててしまいます。この現象は、これまでにも何度かありました。

意図的に声を出す生活が必要です。できれば、他者と交流できる機会も必要です。今のところ、私にはその工夫はSNSに頼るしかないようです。

Twitterのスペースや、standfmのライブにチャレンジするつもりです。このまま老け込むわけにはいきません。

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教師の多忙化をざっくりと

教師の多忙化について論じた卒論を読んでいます。多くのデーターを元に丁寧に書かれていて感心しました。

付け加えるとしたら、
多忙化は仕事の多さ、教師の人手不足だけではなく、

自分のやりたいことを我慢して、横並びで仕事をしなければならないという「追い詰められ感」と

「問題を起こさないための準備」の多忙化もあることを付け加えておきたいと思います。

そしてそれは国のどんな政策によって生まれてきたのかも考えてみてほしいのです。

整理してみましょう。
教師の多忙化は「国のための人づくり政策」(一斉に一律に)と、

「責任回避主義」の二つにあると考えています。

つまり、
みんな同じように教育しなければならないという「追い詰められ感」と、

責任をかぶらないようにするための証明作業が

今日の異常な教師の多忙化を生み出していると考えられます。

そして残念ながらそこに子どもファーストの教育はありません。

さて私は、1977年学習指導要領の時から始まり、

2006年教育基本法改訂の流れの中で発生したと考えています。

1977年改訂学習指導要領で、ゆとり教育が提唱され授業時数が削減されました。言い方を変えれば、子どもたちの『ゆとり』までも、学校が面倒をみていこうとしたということになります。

どうやらこの時期から、学校による、果てしないサービス提供が始まったのではないかと見ています。

やがて、次の学習指導要領で、低学年の社会科と理科が廃止されて生活科に、

そして第二土曜日が休日になったのもこの時期。

ところで……、ゆとり教育は、教師の手抜きであった、という誤った見方があります。

手抜きどころか、子どもたちの「ゆとり」まで学校が囲い込み、教育サービスを本格化させていったのですから、

現場感覚としては、この時期の混乱と、わけのわからない多忙感は忘れられません。

やがて、2001年の学習指導要領で、学校五日制が完全実施され、

その忙しさが平日にどっと詰め込まれる形になります。

この時期、私は「第二次学級崩壊の時代」と呼んでいます。

バブルの時代に公立学校への不信感が芽生えて第一次学級崩壊の時代になったのですが、

この第二次は、
教師の忙しさといじめ問題が本格化し、

再び学級崩壊が現場で話題になった時代です。

また、
この頃から、職員室に当事者性と同僚性がなくなり、職員間が何かちぐはぐで、気まずい雰囲気になっていきました。

一方で、1999年「国旗及び国歌に関する法律」、2000年「東京都教員人事評価制度導入」され、

学校教育法施行規則が改正で職員会議が校長の補助機関であるということが明確になりました、

さらには、
2007年「教員免許更新制」という流れの中で、教師の口が塞がれることになりました。

どんなに追い詰められても、理不尽なことを押し付けられても、日本の教師は声を出さなくなっていったのです。

やがて、教育基本法が改訂され、国のための人づくりが強調されました。

多様化が大事だと口では言いながら、みんな同じように動かなければ不安になる子どもたちを育ててしまっている日本の教師達。そのことについては、また別の機会に述べてみたいと思います。

今日はここまでということで。

では。

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自分発見の4年間に(1年C組進級にあたって)

明日、担当していた1年C組のまとめの会を開く予定。一週間に一回の授業とはいえ、一年間担当した学生たちと、今年度のまとめの会として、集団あそびや、班からのスタンツ等、実際に小学生になって体験します。

本大学で、初めて年間を通して対面で担当した20名の学生たち。そんな学生たちにメッセージ。

-----↓ここから-----
これからの社会はますます個の力量、個の責任が問われる時代になります。だから一人で抱え込むのではなく……、だからこそ仲間と手をつなぎ共同しよう。個の力量は良き仲間の中で身につくことが多いのです。そして同時に、身体を社会にひらいていきましょう。今の社会の中で自分がカタチづくられていることの分析も必要です。

一方で、この4年間で小学校教師と保育士の資格をとるのに、しっかりとした理論とスキルを身につけてほしいと思っています。そして、自分が教師としてウリにできることを仲間と一緒に発見し、つかんでみてください。単に必要単位を取って、資格を取るだけではもったいないと思っています。

ぜひ、子どもの側のストーリーを読み開ける教師、保育士になってください。
-----↑ここまで-----

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スムーズにスタートできるように

部屋の整理が終わりました。

年明けには、テストが終わっていない教科は別として、

他の教科の成績を一気につけようと思っています。

卒論も読む必要がある。

まずはプリント。

保育実習の情報もまとめなければ。

どんな実習をして、何を評価すればいいのか、

そして、保育については、まだ勉強不足なので、

真剣に学び、準備しなければと思っている。

2023年のスタートがスムーズにきれるように、

あと3日、準備するつもりです。

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若者の生き方にエール

強い力や多数派に合わせていくことが上手な生き方だと

若者たちは本気で考えているのだろうか?....

ちなみに私は常に少数派であったと思うが、

生きづらさは感じても

後悔のない生き方ができていると思っている。

自分の思いを抑えて合わせることばかりを考えていると

自分を見失うことがあるので注意が必要だ。

そして無理なキャラ設定問題。

それぞれの場所によるキャラ設定作業を

無理して続けていると

「本当の自分を見てほしい」と強く思うことがあり、

そんな時に深く落ち込んだりする。

そんな時に「元気がないね」と声をかけてくれるのが

あなたの理解者。

そして、もしかしたら

あなたと同じ生きづらさを抱えている仲間かもしれないのです。

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今どきの若者論(1)

◇相変わらずの三つの生きづらさ
・強い者、多数派に合わせなければ生きていけないと感じてしまう
・心を開いてつき合うことができずに了解済みの嘘芝居
・居場所をつくるためにキャラ設定作業は必須

◇警戒心が強いがそれが解けると急速に接近
・人づきあいの面倒くささは敬遠
・自分と合わない人間は極端に距離を
・トラブルになることや、それを解決することは無駄な時間だと考える
・自分を受け入れてくれる人間に極端には距離を縮めてくれる
・ノリは空気をベールに包むために(個々の本音を隠すために)ある
したがって
・ノリが悪い=空気が読めない
と評価される。

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しおちゃんマン流授業論(1)

◇同じ教材と同じ流れでも授業内容は変わってくる
子どもが違うので当たり前と言えば当たり前。子どもの反応により、雰囲気が変わるし、もちろん反応のが違えば流れは変わらざるを得ない。

◇授業は子ども理解が必要
子どもがどんな反応をするのか見通しながら授業を進めるから。全く知らない子どもの集団で授業をするのは高度なテクニックが必要だ。子ども理解を進めながら授業を進めなければならない。そんな時は、前半に子どもとの対話を意図的に多くする。その中で子ども理解を進める。

◇授業準備を楽しめる授業は必ず成功する
教材研究は教師の発見作業。へ~、と思える情報に出会える授業準備は、子どもたちも興味を持つ。そして何よりも教師が楽しい。

◇授業が教師から離れた時に子どものものとなる
子どもは学びを自分のものにできる時に初めて学びとして成立する。学びは、子ども自身の必要と要求で進化していく。それが授業と学びの違いだ。

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高校生に授業するにあたって

本日、午後から、高校二年生を対象にした出前授業。

本大学、教育学科ではどんな授業をしているのかの紹介も兼ねた模擬講義だ。

今の高校二年生はどんなことを考えているんだろう。

40年も前の自分と比較するわけにはいかない。

担当している大学1年生と一番近いので、

そこからイメージするしかないけれど、

やはり大学に入学して一段落した生徒とはまた違った思いを持っているに違いない。

授業は、生徒理解ができていないととても不安になる。

私の言おうとしていることが伝わるのかどうかも不安だ。

前半は、生徒との対話を増やして、生徒理解につとめよう。

授業を進めながら生徒理解も同時に進めるのは、

かなりの高度なテクニックが必要。

午後は、本気でのぞむつもりです。

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日本の保育士の仕事環境

保育園児虐待の事件。

保育士の行為は許されない。

それを隠蔽していたことも許されない。

厳しい処分は当然だ。

しかし同時に日本の保育士が置かれている仕事環境について考えてみたい。

教師も保育士も増えないようにしているのは国の政策だ。

日本の保育士の配置基準は以下の通りになっている。

0歳児:   保育士1人当たり3人

1〜2歳児: 保育士1人当たり6人

3歳児:   保育士1人当たり20人

4歳児以上: 保育士1人当たり30人

海外の保育士1人あたりの子どもの人数と比べてみると、

例えば、
・アメリカのニューヨーク州やイングランドでは3歳児だと1人当たり7人。

・それよりはやや多いと感じるドイツで、3歳児以上は1人当たり13人。

・スウェーデンでも4歳児以上児で1人当たり13人。

日本の保育士が世界的に見ても、とても厳しい環境で働いていることがわかる。

だからと言って、虐待が許されるわけではないことを繰り返し述べておきたい。

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リズムを取り戻す

今週の授業の準備が十分でない。

気を引き締め直さなければ。

原因は、サッカー観戦での生活リズムの崩れ。

誰もがサッカーを観ているわけではない。サッカー観戦は準備不足の理由にはならない。

もう一つは、先日の講義で、ショックなことがあったため。

小さなことで、気にするほどのことではないのだが、

「気にしぃ」の自分はいつまでも引きずる。

なんと器の小さいことか。

いずれにしろ、しっかりと授業の準備をしないと、

まじめに学びに来ている学生に申し訳が立たない。

さあ、準備をしよう。

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小学校で37年間学級担任として勤務/現在大学で教師を目指す学生に指導。/最新著書『教師と子どものための働き方改革』(学事出版)//iPhone12 Pro/Surface Laptop3/黒猫大好き/手相は両手とも「ますかけ」。

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ヨシムネ&ねね

しおちゃんマンの飼い猫、黒猫ヨシムネと ねね

ヨシムネ
ヨシムネ ♂
2005年8月生まれ。2006年8月に動物病院からしおちゃんマン家にやってきた。

ねね
ねね ♀
2008年6月生まれ。教え子(当時小6)達が公園で保護。2008年6月よりしおちゃんマン家の家族に。2017年7月28日逝去。

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