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★「第三の教室」の整理

★「第三の教室」の整理

⇒第一の教室
・学力競争、良い子競争に参加できる力が必要。
・嘘芝居コミュニケーションに必要な高度な気遣いも必要。
・多少のトラブルにも悩みながらも耐える力を持っている。

⇒第二の教室
・障害によって特別な支援が必要な子どものための教室。

第三の教室
・第一の教室から排除されてしまった子どもたち、または自ら降りた子どもたちが集う教室。
・現段階では、特別支援学級、保健室、図書室、カウンセラーのいる相談室、休み時間の余裕教室(空き教室)、通級教室(指導)等が、その役割を果たしている。
・ある程度の自由と権利その、その子に応じた対話・相談、学習・学びが保障された空間。

(塩崎のとらえ方と、社会への問題提起)
・第一の教室が、一斉・一律、競争の様相が強まり、特別支援学級や通級を利用する子どもたちが急増している。
・第一の教室や学校全体を、第三の教室がもつ自由と権利、共同と学び、豊かな対話が保障された教室に変えていかなければならない。






学校のあぶりだし機能と「第三の教室」[塩崎造語:2019/04/12]

発達障害の子の報告数の急増。

特別支援学級の在籍数の増加。

研究が進み、受け入れ態勢が整ったのではなく、学校や社会の「あぶりだし機能」が強まったととらえる方が正しいのではないか、という思いが日に日に強くなってくる。

下駄箱のかかとの位置を数ミリ単位で決める、傘の柄の方向を統一する、給食を食べる時はしゃべってはいけない、掃除も黙働、話の聞き方は頷き方まで統一させ、発言のマニュアルも細かな語尾まで徹底させる。

時間を守り、誰とでも仲良くし、ケンカは許さない。思いやりを持っている言動が称賛され、感情的になることは評価されず、身の回りは常に清潔でなければならない。仲間同士では、嘘芝居コミュニケーションを強いられ、それができないと排除される。

そんな窮屈な学校や社会からあぶり出される子が増えていると考えているのである。

ある特別支援学級が、そんな子どもたちの「シェルター」になっているのを見せてもらったことがある。知的障害もなく、自閉症と診断された子どもたちが、学校や社会の管理・支配から抜け出し、自分のペースでゆったりと笑顔で生活しているのをこの目で見た。

学校に第三の教室が生まれつつある。





嘘芝居コミュニケーション[塩崎造語:2019/04/05]

2000年代になって、発達障害児数(通級指導を受けている児童数)が増えているのは、一つは発達障害についての研究が進み、指導・受け入れ態勢が広がったことがあります。

就学前には、療育センター、就学後にも個別支援塾などが、民間主導により設置されてきた。公的な整備はまだまだではあるが、子育て苦難のニーズにこたえる形で広がってきていることは事実です。

そして今一つは……

2000年代になって、発達障害児数(通級指導を受けている児童数)が増えてた今一つの理由は、学校体制の「あぶりだし機能」を考えなくてはなりません。2000年代になり、一斉・一律、そして競争の教育が徹底され、それについていけない子どもがあぶり出されたのです。

そして三つ目が、子どもたちや若者の『嘘芝居コミュニケーションスキル』を身につけないと生きていけない現実です。

嘘芝居コミュニケーションとは、

 空気を読みながら、
  強い意見に同調し
  時にはおちゃらけ、
  意図的に誰かをいじり、
  時には自分がいじられるように仕向け、
  そのために必要以上に悪ふざけができる自分を演出する。


こんな嘘芝居コミュニケーションではないコミュニケーションスキルや連帯の仕方、つながり方の指導が求められているのではないでしょうか。


    

mb法(memo・blog法)[塩崎造語:2019/02/25]

mb法とは、しおちゃんマンが実行している発想法です。主に、

〇文章を書くこと
〇90分の授業(大学の授業)をつくること

を目的としています。ただし、まだ完全には完成していません。

自分にとっての発想法の条件は、

1) スマホでいつでもどこでも書き込めること。
2) カテゴリー分類ができること。
3) 関連付けができること。
4) 他からの意見や反応が保障されていること。

ちなみに今まで利用してきた発想法は、

KJ法
マインドマップ
図解メモ

です。

今までの方法の弱点は、

▲手書き・手作りであったので荷物が増えたこと。
▲あらためて机に向かわなければならず、思いついた時にすぐにとりかかれなかったこと。

等があげられます。

他にも、手帳への手書き&付箋を使った方法の具体的な様子は、下記のサイトにまとめてあります。

<参考>
仕事術(1) (2003.12.1)
http://shiochanman.com/essay/sigoto-1.html

仕事術(2) (2003.12.2)
http://shiochanman.com/essay/sigoto-2.html

仕事術(3)  (2004.1.7) 
http://shiochanman.com/essay/sigoto-3.html

さて、mb法の手順です。

1.ブログを開設する。
2.カテゴリー分類をつくる
3.思いついたこと、知ったこと、参考になると思ったこと、写真、その他なんでも、なんでもいいからこのブログに落とし込んで行く。
4.記事は途中で終わってもよい。何度でも修正し更新する。
5.記事の分類は、そのときでもいいし、あとでもいい。
6.関連付けの方法については考察中。

実際のしおちゃんマンのメモブログは、こちらです。

▼しおちゃんマン★メモブログ
http://blog.livedoor.jp/yoshiaki_blog/

訂正「ウェイうぇい反応」は塩崎の造語とは言えない

 本日のブログで、「ウェイうぇい反応」[塩崎造語/2019/2/17]とタイトルに書きましたが、調べてみると、「ウェーイwww」というのは、すでに若者言葉として定着しているようで、今さら塩崎がとりあげるものではなかったと判断しました。

 一応、塩崎の「ウェイうぇい反応」と、すでにある「ウェーイwww」の定義の違いを比べてみましょう。

▼塩崎の「ウェイうぇい反応」の定義
〇大きなウェーイは、テンションをあげて、やけくそでもりあげる感じ。
〇小さなうぇーいは、ほぉー、そこまでやっちゃう…、といった感心することに近い反応。
今の子ども、若者たちは、両方の反応がうれしい。

▼すでにあった「ウェーイwww」の定義
 なんとなく「ワイワイしてる」からきている言葉。また、そのワイワイしてる風景を揶揄した言葉。飲み会やみんなで集まったときの調子の乗り具合、口から不意に出てる言葉。若者たちの中には、「ウェイ系」とカテゴライズされていて、揶揄されるように使われているようです。
 
 近い意味のようで、どちらかというと、チャらい奴だと揶揄する形で「ウェイ系」と表現するようです。今の若い人たちの傾向だとは言えないかもしれません。

悪質悪ふざけ動画をもう少し分析してみる/「ウェイうぇい反応」[塩崎造語/2019/2/17]

 悪質悪ふざけ動画の拡散を繰り返す若者たちについて、手探りで考えてきました。

▼悪ふざけ動画の背景に何があるのか?
https://shiozaki.blog.fc2.com/blog-entry-4238.html

▼悪質悪ふざけ動画が私たちにつきつけている問題
https://shiozaki.blog.fc2.com/blog-entry-4239.html

 今回、もう少し考えてみたいです。

 悪ふざけの内容を見てみると、やっていることは、小学校中学年のギャングエイジ的な行為です。おそらくその時期にその経験をしていないことが考えられます。ゆえにその行為がどんなことにリンクしてしまうのかのイメージが持てないでいるようです。

 また、嘘芝居関係の進化形だと考えています。「嘘芝居関係」については、下記の記事に書いています。

▼前思春期からの学級集団づくり
https://shiozaki.blog.fc2.com/blog-entry-3623.html

 どのように進化したのかと言うと、次のように考えられます。

◎「笑えるくらいバカができるボク」を主張することで、裏で「本当はバカじゃないボク」を主張していることが見え隠れしている。

◎「彼はあんなことやってるけど本当は~…」と言ってもらいたい甘えが見える。

◎「バカだなぁ…」、とあったかい目で許してくれることを求めている孤独を感じる。

 関連して、「ウェイうぇい反応」[塩崎造語/2019/2/17]との関係をこれから考えてみたいです。

 ウェーイと大きな声でもりあがることと、低い声で「うぇーい」と感心するように反応することです。

〇大きなウェーイは、テンションをあげて、やけくそでもりあげる感じ。

〇小さなうぇーいは、ほぉー、そこまでやっちゃう…、といった感心することに近い反応。

 今の子ども、若者たちは、両方の反応がうれしいようなのです。

学校ブラック百景[塩崎造語:2019/02/09]

 2014年と2015年に、仲間と一緒に、学校珍百景という本を2冊つくりました。





 学校で当たり前のように行われていること……、よく考えてみたら理不尽なんだけど誰も何も言わないことに対して、 "「珍百景」という言葉で相対化しながら笑い飛ばしてみた本" です。

 さて、今は、「学校ブラック」という言葉が広がっています。教師のなり手がいなくなるほどのブラックさ……。

 でも、もしかしたら、

(^∇^)ノ ブラックな学校現場も、「学校ブラック "百景" 」と相対化することで乗り越えるスタンスを生み出せるのではないか

ということを考えました。そのための三つのキーワードは、

一つ目は、
 ブラックな仕事体制の「おかしさ」を「可笑しさ」に変換すること。そのためには、学びと知によって真実を見極めることと、そのことによってブラックな仕事を相対化できること。

二つ目は、
 それを理解してくれる仲間を増やすこと。「ブラック」なんか何するものぞ、そんなことで苦しんでいるのはおかしい、といった声を広げることで、理不尽に異議申し立てができるエネルギーを持つこと。

三つ目は、
 子どもたちに笑顔を取り戻す教育実践を広げることが、ブラックを蹴散らすことにつながることの共有。同僚の教育実践の自由を認め合い、成果と課題を職員の自治で明らかにしながら、教育実践の質を高めていくこと。

 そんな学校づくりの実践を本にまとめられないかと考えています。

スクールレコーダー[塩崎造語:2019/02/08]

 ドライブレコーダーがしきりにとりあげられていますが、今後、スクールレコーダー(クラスルームレコーダー)も話題になるような気がして仕方がありません。

 「スクールレコーダー」とは、機器の名称の意味だけではなく、子どもたちがボイスレコーダー、スマホなどを持ち込み(保護者が持ち込ませ)、教師の指導、体罰、いじめ、等々の実態について記録し、ネットや報道に流出させることを目的とした行為も含みます。現に、YouTubeでは、学校現場が記録された音声が流出、拡散しているものもあり、今後増えていくと考えられます。

 こういった行為を否定的に語るのは簡単なのですが、学校教育に対しての弱者からの異議申し立てという視点でとらえるとどうなるのか、という問題です。

 一斉一律、競争の流れから遅れたり、外されたりした層は、異議申し立ての術を失っています。不満や要求をすることそのものが敗者の証明であり、排除の対象になるからです。

 スクールレコーダーが広がっていく実態について学校はどう対応するのでしょうか。持ち物検査を厳しくして、こういった行為を取り締まるのでしょうか。

 文科省・教委・学校は、こうした行為が生まれる背景に対して真摯に向き合い、研究・分析し、和解と正しい対応について考えてほしいと考えています。

教師哀史[塩崎造語:2019/1/2]

教師の労働実態はまさに「教師哀史」。「女工哀史」以上の日付をまたいでの労働時間。もちろん残業手当なし。体調を崩しても代りがいないという理由で休めない。子どもを産むのも周りに気を遣わなければならない。

免許取得の時に学んでこなかった英語を指導しなければならず、経験のない運動部活もやらなければならない。教師間は「教師評価」で格差がつけられ、給与にも反映されるが、その評価基準もよくわからない。

外への発言も検閲、制限され、苦しい声を上げることもできない。たまに声をあげる者がいても、偏ったイデオロギーを持つものとして差別される。

新しい時代になるにも関わらず、教師の仕事に「女工哀史」以上の労働実態について、改善されるどころかますますひどくなっていることについて、なんの手も打てないのだろうか?

教育の "黒いループ" を終わりにしよう

※黒いループ[塩崎造語:2018/12/26]
教育費を節約することで、いつまでたっても教師の苦しみが終わらないこと。

日本の予算は、教育分野で節約することがずっと続けられてきた。

教育は内輪の予算なので節約可、たとえば防衛費のように、対アメリカといった、相手がいる分野は大いに予算をつける、と考えるようだ。

そのしわ寄せは全て現場に(個々の教師に)来ている。

手当もなしに、殺人的な残業を戦後ずっとずっと続けてきた日本の教師たち。

それでも教育水準を落とすことが無かったのは、世界的に奇蹟だと言われているくらいだ。それほど他国と比べて日本の教師の労働環境は厳しい。

教師は増やさない、いろいろごまかして労働時間は正常化しようとしない、節約のために正規採用をおさえて講師ばかりを採用する……。やがて教師たちは次々と倒れ、代わりの教師がいない状態が社会問題化しつつある。

もうこういった、黒いループは終わりにしよう。

教育で節約するのはやめてほしい。

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このblog の紹介

 塩崎義明(しおちゃんマン)の公式メインブログです。教育問題について語ります。

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 37年間千葉県浦安市の小学校現場で学級担任として勤導論などを担当。全国生活指導研究協議会常任委員。黒猫大好き。

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ヨシムネ&ねね

しおちゃんマンの飼い猫、黒猫ヨシムネと ねね

ヨシムネ
ヨシムネ ♂
2005年8月生まれ。2006年8月に動物病院からしおちゃんマン家にやってきた。

ねね
ねね ♀
2008年6月生まれ。教え子(当時小6)達が公園で保護。2008年6月よりしおちゃんマン家の家族に。2017年7月28日逝去。

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