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3重の「シールド」(塩崎造語:20/5/31)


ネットミーティングはリアルミーティングと同じ事はできません。 "似たような事ができる" というくらいのとらえかたが調度良いのではないでしょうか。

むしろ…、全く違ったコミュニケーション世界が発生すると考えても良いと思っています。これは言い換えると、リアルミーティングではできないことに利用するべきだと考えます。それは何なのかは、まだわからないのですが……。

ちなみに…、ネットミーティングでリアルミーティングと同じようなことをしようとすると3重の「コミュニケーションシールド」(以下、「シールド」)がかかります。

※「シールド」は、ここでは、遮るものという意味で使います。

一つ目は、通信手段のない者は参加できなかったり、通信環境のトラブルが多かったりの「シールド」です。会話が途中で途切れることなどリアルミーティングでは有り得ません。つまり、参加できない者がいること、途中で会話が途切れたりのトラブルがあることを前提にミーティングが開かれる必要があります。

二つ目は、視線が合わない、声が遅れる等々によって「間」がとれないなどの「シールド」です。笑ってもらうような冗談を言ってもしばらく間があってから笑いが来るので盛りあがらないしテンションが上がらないという声を聞いたことがあります。大阪の友人からは、ボケとつっこみが対話のスタイルの一つになっている大阪では使いづらくて仕方がないという話も聞いたことがあります。

三つ目は、参加者間の関係性や、こちらからの投げかけに対する反応の違いや力関係の変化が見えづらいという「シールド」です。また、発言が誰に対しての意見なのかもわかりづらいので、誤解や聞き違いが発生しやすいということもあります。

しかし現状の中、オンラインミーティングは欠かせません。大切なことは、万能だと勘違いせずに、足りないところを補いながら付き合うことです。

<関連記事>
▼on-line授業における微妙なタイムラグと指導について
https://shiozaki.blog.fc2.com/blog-entry-4765.html

▼成立しているように見えて成立していない
https://shiozaki.blog.fc2.com/blog-entry-4771.html

▼双方向型オンライン授業の課題~「集団の教育力」が発生しづらい~
https://shiozaki.blog.fc2.com/blog-entry-4773.html

ギグエコノミー型スクール(塩崎造語:20/5/28)

ギグエコノミーが話題になっています。ギグエコノミーとは、ネットを通じて単発の仕事を個人で、いつでも、どこからも請け負う就業形態のことです。身近では、UberEats(ウーバーイーツ)が有名です。最低賃金や保険の問題などが今後解決されていけば、さらに広がるであろう就業形態です。

教育界においても、システムはともかく【考え方として】、個人の事情で、いつでもどこからでも学習ができる、といった考え方は広がるような気がしています。そういった方向で、オンライン授業が与えた刺激は小さくはないと思うのです。

通信制高校や大学では、すでにそれに似た学習システムはありますが、それよりもっとネット化し、もっと低年齢化した形で、義務教育でもそういったシステムが出てくるのかもしれないということです。

そうなってくると国(文科省)や地方自治体(教育委員会)が、その学ぶ内容を管理して発信すればよいので、「学校」単位で教育を受ける必要がなくなります。教育内容はますます国主導に画一化されることが考えられます、

以上「そんなばかな…」というようなお話ですが、私はけっこう大真面目に、「コロナ」後の学校は

(1)一斉.一律.競争型
(2)ギグエコノミー型
(3)少人数教育型

この三つの表情をしめすのだと考えています。



「ステイホーム学習」で浮かび上がってきたもの

ステイホーム学習(塩崎造語:2020/04/26)が長引くにつれて下記の問題が浮かび上がってきています。

(1) 格差の問題が浮かび上がってきている(学力、生活)

(例)
 学校からプリントをダウンロードして学習するように指示が出る学校で、プリンターがない家や、そもそもネット環境がない家の問題があるのに、それは無視して、教育委員会の指示だという理由で強行しようとする学校もあります。たまらず教師が声を上げたところでは、週に一度、下駄箱にプリントを置くので、それを取りに来るようになりました。これは大学生も同じで、当然のように遠隔授業が行われる大学が多いです。しかたなく、大学のネット環境やPCを使えるようにしたが、学生が大学に集まらねばならないといった矛盾も出てきています。

(2) 家庭内の問題(虐待や理不尽な差別が…)

 暴力的虐待や、両親共働きで、保育園、学童に預けるといった環境がなく、家で放置されている乳幼児や低学年の子どももいるようです。また、新型コロナに感染した人が身近にいたり、医療従事者への差別も広がっています。問題は、ステイホームによって、そういった問題が見えてこなくなっているということです。

(3) 学校の役割(今後どうする?)

 今後、子どもたちの学力保障はもちろん、生活を守ること、人権を守ることがもっと議論されなければなりません。学校に子どもが集まらなくなったことで、そういった問題がさらに自己責任化され、格差や差別の問題がどんどん大きくなってきていることが心配です。




第四次学級崩壊(塩崎造語:2020/3/22)を乗り越える

最近の小学校の教室では、

▼発達障害
▼親子関係のトラブルを引きずっている
▼学校適応過剰

の子が増え、それに対して、「指導虐待」的な[一斉・一律、競争を強いる学校教育]で、二次障害を引き起こしている事案であふれている。

その結果、反抗や暴力が教室に広がったり、頭痛や腹痛などの身体的症状を起こす子が出てきたり、中には、うつ病や拒食症などの症状を示す子まで現れる教室もある。

この中で、子どもたちと担任、保護者と担任、教師間の関係性が崩壊する。

私はこれを、第四次学級崩壊と呼ぶことにする。

この「第四次学級崩壊」を乗り越えるためには、

◎子どもたちを科学的にとらえる。保護者は専門機関に相談し、自分の子どもについての情報を科学的に得て、それを学校と共有することが求められている。

◎学校はすぐに[一斉・一律、競争]を強いる教育を止め、子ども一人ひとりの個性や特性に応じた教育活動を展開する。そのためには、補助教員を増やしたり、学級定数を20人にまで下げたりする努力を急ぐこと。


一方で、学級集団が、仲間一人ひとりの個性や特性を受け入れる力量を持つことが求められている。多様性を認め…、リスペクトし、共同できる力をつけることこそ、これからの「学級集団づくり」だと言える。




(*ᴗˬᴗ)⁾⁾


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教師の「働き方ライフ」(塩崎造語:2020/1/28)

本日、2,3月限定で担任させていただく小学校の校長先生のお話を聞きに行く予定です。

担任する子どもたちのことの引継ぎ、勤務体制などのお話が中心となると思うのですが、私としては、もう一面のお話を聞いてきたいと思っています。

それは働き方ライフと私が呼んでいるものです。

・車通勤は許されているのか、駐車場はどこを使うのか。
・着替えのロッカーの場所。
・職員室の机の場所。それとも職員は教室で仕事?
・出勤簿・カード、出勤札の使い方。
・週案の形式。
・印刷室の使い方。
・紙は、学校の予算?or学級費?
・プロジェクター・スクリーンは使えるのか。
・支給される文具は?
等々……

つまり、教師の仕事に限らず『仕事』というのは、こうした「働き方ライフ」がベースにあって成立しているということです。だから、軽視しません。

とくに今回は、仕事をさせていただく期間が短いので、いち早く馴染んでいかなければならないので、しっかりお話を聞いてこようかと思います。

( ̄‐ ̄)。oO(何よりも謙虚な姿勢が大切だよ……)


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放牧(ほうぼく)主義(塩崎造語20/1/3) Oo。( ̄‐ ̄)

| \( ̄1 ̄;)/ | #3コマblog
全国の一部で、理不尽な校則や指導のスタンダード化と真逆な動きがあることが報告されています。

・子どもたちは静かに座って授業をする必要はない。
・発表は挙手して行う必要もない。自由に発言させるべき。
・子どもは必ずしもノートをとる必要はない。
・教師は必ずしも板書しなくてもよい。
・宿題や定期試験も不要。
等々

指導主事から、いきなり今までとは180度転換した学級経営についての指導が現場になされるというのです。


| \( ̄2 ̄;)/ | #3コマblog
これは、千葉県でも、時々出て来ては消えていった。私が「放牧(ほうぼく)主義」と呼んでいるものです。

一見、自由な生活空間をつくる実践のように見えるのですが、実は放牧しておいて調教し、学力を自己責任にしながら個々の競争をきつくしていくといったものです。

ということで、教室は、弱肉強食状態になるので、注意が必要だと思います。

そして結局は、以前よりも強い管理主義に戻ります。 “管理しないと大変な事になる” といった経験をしてしまうためです。


| \( ̄3 ̄;)/ | #3コマblog
子どもたちの生活は、子どもたちの手によって、民主的につくられていくべきです。

学級づくりとは、その力を(自治の力を)指導していくもので、学級集団づくりと呼んできたものです。

学級づくりは、教師が操作する "学級経営" とは違う、という考え方を持っています。

詳しくは、下記の本にまとめてあります。




いじりコミュニケーションの要素

いじる側は、

「彼」を
"どう『いじれるか』"

『彼』をいじることによって
"この場の空気をどう変えられるか"

そのことで、
・自分のキャラが決まる。
・グループ内の力関係が決まる。

いじられる側は、
・どういじられるかを演出することで居場所を得る。
・逆に、「いつキレてやろうか」とチャンスをうかがっていることもある。
・いじられることがコントロールきかなくなったときに「いじり」は『いじめ』になる。

どこまでいじれるか、
空気を読みながらの腹の探り合いの要素もあり。

それができない者を
⇒空気を読めない奴
⇒面倒くさい奴

子どもたちや若者のこみゅにけーしょんの全てではないが、「いじりコミュニケーション」の要素が流れていることは事実。

いじりコミュニケーションの中では、
☆個性ある思想形成が難しい。
それを補ったり、自分発見のためには、
☆学びと共同が必要。




「いじりコミュ」塩崎造語(2019/10/26)

いじりコミュ(いじりコミョニケーション)

[意味]
仲間内で誰かをいじることによりつながろうとする関係。

今の子どもたち、若者、そして大人社会の中にある関係。

いじられる側はそのことで居場所になり、

いじる側はそのノリの良し悪しでキャラが起つ。

いじりは、いじめに発展することがあるが、いじる側もいじられる側もそれに気づかないことが多いようだ。


[関連]
※嘘芝居コミュニケーションといじりつながり

空気を読みながら、
「できる人間」のふりをして
  強い意見に同調し
  時にはおちゃらけ、
  意図的に誰かをいじり、
  キャラ起てしながら
  時には自分がいじられるように仕向け、
  そのために
   必要以上に悪ふざけができる自分を演出する。




「勤務生活」(塩崎造語:2019/09/09))

「勤務生活」という言葉があるのかわかりません。ここでは、仕事状況と家庭生活を統一して考えた言葉だと考えてほしいです。

この「勤務生活」に目を向けないと虐待の問題の入口に立てないような気がするのです。

まず、多くの家庭は、サザエさんやクレヨンしんちゃん、ドラえもんで描かれている家庭よりも厳しい状態にあるのではないでしょうか?

仕事が続かなかったり、勤めている所の給与が安定しなかったり、倒産してしまったりのなかでの子育てはやはり厳しいと思うのです。

安定しているように見える職場でも、最近の日本の職場は、差別やパワハラがある職場が多いです。そんな中での子育てはやはり厳しい。

虐待を生む環境を考える時に、社会の生活環境、勤務環境、経済環境も考えなければいけないと思っています。

「脅迫管理主義」[塩崎造語:2019/08/18]

 私たちは、上からの教育政策としての「一斉・一律主義」と「競争主義」に疑問を感じています。時期や方法を合わせることよりも、目の前の子どもの事実に沿った指導を展開したいからです。
 
 しかし、人格評価と排除をちらつかせながらの「脅迫管理主義」は、私たちの口を封じ、実践の自由を奪い、子どもたちの事実を無視し、形だけの成果を求め、子どもと教師を追いつめています。

 そんな「脅迫管理主義」に対抗するためには、次の三つの道があります。

(1) 排除を恐れずに異議申し立てをする。
(2) 従っているふりをしながら、こっそりと子どもファーストを貫く。
(3) 子どもの権利と自治を真ん中に据えた教師の共同の道と「学校づくり」の道を探る。

 この三つが、日常的に繰り返し問われているのが今の学校現場ではないでしょうか。
 
 私たちは、(1)と(2)の対応をその都度選択しながら、(3)の道を探っていかなければなりません。
 
 そしてその為には、共に学び、共に行動してくれる仲間づくりが大切になってくるのです。
 
 仲間づくりは、同僚性を発揮するとか、当事者性を持つとかは、結果的にそうなるのであって、それを目的化しすぎると続きません。
 
 もっと遊び心、世間性をもって接することが大切です。おしゃべり、雑談、愚痴を大切にしてみましょう。

 そこから生まれる力は大きいはずです。

 今一つは、「実践で提案すること」です。

 これは、見た目や結果を重視した実践ではなく、子ども(たち)の変化、成長に視点を当てた実践です。

 多くの教師は、そういった実践をしたい……、または目の前の子どもたちをどう指導していくのかで悩んでいるはずなので、必ず注目してくれます。

 そんな仲間の前に、共に悩む仲間として、悩みながらもチャレンジした実践を提案してみてはどうでしょうか。

 それが同僚への連帯へのメッセージになるはずです。


脅迫管理主義
「脅迫」にするか、「強迫」にするか迷ったのですが、「脅迫」を選びました。

現在の管理主義は無理強いを迫るというよりも、人格評価や排除といった恐怖で脅しながら管理しようとしているからです。

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塩崎義明(しおちゃんマン)の『公式メインブログ』です。教育問題について語ります。⇒ 管理画面

37年間千葉県の小学校で学級担任として勤務。退職後2つの大学で非常勤講師。生活指導・進路生徒指導、特別活動、発達障害と学級づくり等の講義を担当。2月、3月には小学校現場にも臨時講師として勤務。全国生活指導研究協議会常任委員。著書『教師と子どものための働き方改革』『学校珍百景』 他。黒猫大好き。

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ヨシムネ&ねね

しおちゃんマンの飼い猫、黒猫ヨシムネと ねね

ヨシムネ
ヨシムネ ♂
2005年8月生まれ。2006年8月に動物病院からしおちゃんマン家にやってきた。

ねね
ねね ♀
2008年6月生まれ。教え子(当時小6)達が公園で保護。2008年6月よりしおちゃんマン家の家族に。2017年7月28日逝去。

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