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並走する(塩崎造語:2020/10/08)

個々の子どもが持つ特性や個性を大切にしなければならないことを、

そして教師や学級がそういった力量を持つために、

現在大学の授業で考えてもらっています。


静かにきちんと "やれる子 or やれない子?"

といったことを「学校側のストーリー」で子どもを語ることは危険です。

剃り子がどうしてもやらねばならないことがあってそれができないのであれば、

なぜやれないのかは、その子と一緒に考え続けるべきです。

子どものストーリーを、子どもと一緒になって読み拓くべきです。

そして「解」に当てはめるのでなく、新しい解を一緒に見つけていくべきです。

これを私は「並走する」と呼んでいます。


そういった距離感が、信頼関係を築くうえでで大切かと思います。

(*ᴗˬᴗ)⁾⁾


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見えない複線型(塩崎造語:2020/09/20)

日本の学校制度は、「教育の機会均等の理念実現のため」基本的に単線型です。

しかし、幼児期からの学力・学歴競争とそれを推進する(支える)経済格差の広がりにより、教育の機会均等は形骸化しています。

そしてそれは、新自由主義的教育制度の推進(633制の見直し、学区の自由化等々)や、AIの導入により、"個別に最適化した進路" という名目で、形骸化を通り越し、教育を受ける権利をもはく奪される不安が広がっています。

そんな中、一つの教室では、学力格差だけでなく、「良い子格差」も広がり、(理不尽を強いる)学校の枠内におさまらず、学習についていけない子どもは、排除・差別され、時には、いじめ・迫害に至っているケースまであります。

そういった意味で、すでに日本の学校は、差別的・排除的な『見えない複線型』であり、教育は、できる子・良い子を上位としたピラミッド型を示しているのかもしれません。

子どもたちには、どの子にも教育を受ける権利があります。

ゆえに、格差が出たとしても、学び直しや再チャレンジの道が準備されていなければなりません。

まずは、コロナ禍でなくても、学習指導要領の弾力化が求められています。

各自治体・学校は、政府の指示を待つのではなく、目の前の子どもの事実に注目した教育課程の編成と、そのためのシステムづくりにつとめたいものです。

※学習指導要領でも教育課程の編成権は個々の学校にあることが明記されています。

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4つ目の『密』(塩崎造語:2020/08/31)

コロナ禍での3密には注意しなければなりません。

1.換気の悪い密閉空間
2.多数が集まる密集場所
3.間近で会話や発声をする密接場面

しかし、生活指導においては、4つ目の『密』に注目しなければなりません。

それは、

4.『親密』な関係

です。

前思春期の「自分くずしと自分づくり」は、親密な関係の中で行われることがほとんどだからです。

しかし4つ目の密は、集まって対話を重ねることにより発生します。

つまり、3密を避けて(換気は別として)、4つ目の密を発生させることは難しいということです。

コロナ禍での、子どもたちの関係づくり……、関係に注目した共同の指導……、共同と自治を指導する生活指導の在り方が問われています。



これからも、現場の皆さんに、未来を見通した教育実践を、先進的・研究的に提起し、私もその編集につとめたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

(*ᴗˬᴗ)⁾⁾


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夢のあきらめツール(塩崎造語:2020/08/26)

自分の生活や学びを自己評価してデーター化し、進路や生き方を決めていく流れが気になっています。

キャリア・パスポート
 ↓
高大接続ポータルサイト「JAPAN e-Portfolio」
・高校eポートフォリオ
・Web出願ポータル

これらの情報は、AIが『解』として子どもたちの進路や生き方を示していくことになります。

しかしそこには、自分の人生が『解』を超えたり、さらに多様化していくことは想定されていません。

人生の大逆転、なりあがり、這い上がり……、そういった可能性やドラマを生み出す生き方は『不正解』となってしまうのでしょう。

キャリアパスポートから「JAPAN e-Portfolio」の流れを、『夢のあきらめツール』と呼ぶことにします。

しかし、これらのツールを「夢のあきらめツール」として利用するのか、それとも、より一層のチャレンジのための情報としていくのかは、結局は人間次第だということです。

AIリテラシーを使って、"情報に使われない、データーに左右されない" 生き方をしていきたいものです。

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風評差別

「風評差別」という言葉はあるのかな?

調べてみると、原発事故の時に使われていました。

すでに使われていたので、塩崎造語にはなりません。


天理大学のラグビー部寮でコロナ感染が広がりました。

※天理大ラグビーのがむしゃらなプレースタイルが好きです。一日も早く回復され、また活躍されることをお祈りいたします。

その影響で、ラグビー部とは無関係な天理大の学生全体に対して、バイトお断り等の差別的な対応が広がっているといいます。


風評差別は、感染に対する不安と恐怖から発生するのでしょう。

そしてその不安と恐怖は、国の上の人たちが、正確で具体的な情報や対策を示さないことから発生するのだと思います。


排除・差別を生まないためにも、正確な情報と対策を国民に示してほしいです。

分母が一致していない感染者数のグラフを見ただけで、「ピークに達した」などと言われても困惑するだけです。

人と距離をおき、手洗いうがいをし、マスクをつけていることくらいしか私たちにはできないのです。

不安になるのは当然です。

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「AIリテラシー」(塩崎造語:2020/08/21)

●AIの解について疑問的・批判的に介入し、AIと連携の方向で、新しい解をつくりだすこと。または、そのための行動を起こすこと。


「個別最適化」たのめに、AIが個人に合った教材とスピードを準備して、その指示に従う学習が進みそうだ。

個別に合った…、と言いながら、実は既定の情報内だけの学習だったりする。

AIの解に従うだけで、それを超えることはない。

それを学びと言えるのだろうか。


これからは、AIを利用して、AIに批判的に介入する力量が要求されるのかもしれない。

それを「AIリテラシー」と呼ぼう。

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3重の「シールド」(塩崎造語:20/5/31)


ネットミーティングはリアルミーティングと同じ事はできません。 "似たような事ができる" というくらいのとらえかたが調度良いのではないでしょうか。

むしろ…、全く違ったコミュニケーション世界が発生すると考えても良いと思っています。これは言い換えると、リアルミーティングではできないことに利用するべきだと考えます。それは何なのかは、まだわからないのですが……。

ちなみに…、ネットミーティングでリアルミーティングと同じようなことをしようとすると3重の「コミュニケーションシールド」(以下、「シールド」)がかかります。

※「シールド」は、ここでは、遮るものという意味で使います。

一つ目は、通信手段のない者は参加できなかったり、通信環境のトラブルが多かったりの「シールド」です。会話が途中で途切れることなどリアルミーティングでは有り得ません。つまり、参加できない者がいること、途中で会話が途切れたりのトラブルがあることを前提にミーティングが開かれる必要があります。

二つ目は、視線が合わない、声が遅れる等々によって「間」がとれないなどの「シールド」です。笑ってもらうような冗談を言ってもしばらく間があってから笑いが来るので盛りあがらないしテンションが上がらないという声を聞いたことがあります。大阪の友人からは、ボケとつっこみが対話のスタイルの一つになっている大阪では使いづらくて仕方がないという話も聞いたことがあります。

三つ目は、参加者間の関係性や、こちらからの投げかけに対する反応の違いや力関係の変化が見えづらいという「シールド」です。また、発言が誰に対しての意見なのかもわかりづらいので、誤解や聞き違いが発生しやすいということもあります。

しかし現状の中、オンラインミーティングは欠かせません。大切なことは、万能だと勘違いせずに、足りないところを補いながら付き合うことです。

<関連記事>
▼on-line授業における微妙なタイムラグと指導について
https://shiozaki.blog.fc2.com/blog-entry-4765.html

▼成立しているように見えて成立していない
https://shiozaki.blog.fc2.com/blog-entry-4771.html

▼双方向型オンライン授業の課題~「集団の教育力」が発生しづらい~
https://shiozaki.blog.fc2.com/blog-entry-4773.html



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ギグエコノミー型スクール(塩崎造語:20/5/28)

ギグエコノミーが話題になっています。ギグエコノミーとは、ネットを通じて単発の仕事を個人で、いつでも、どこからも請け負う就業形態のことです。身近では、UberEats(ウーバーイーツ)が有名です。最低賃金や保険の問題などが今後解決されていけば、さらに広がるであろう就業形態です。

教育界においても、システムはともかく【考え方として】、個人の事情で、いつでもどこからでも学習ができる、といった考え方は広がるような気がしています。そういった方向で、オンライン授業が与えた刺激は小さくはないと思うのです。

通信制高校や大学では、すでにそれに似た学習システムはありますが、それよりもっとネット化し、もっと低年齢化した形で、義務教育でもそういったシステムが出てくるのかもしれないということです。

そうなってくると国(文科省)や地方自治体(教育委員会)が、その学ぶ内容を管理して発信すればよいので、「学校」単位で教育を受ける必要がなくなります。教育内容はますます国主導に画一化されることが考えられます、

以上「そんなばかな…」というようなお話ですが、私はけっこう大真面目に、「コロナ」後の学校は

(1)一斉.一律.競争型
(2)ギグエコノミー型
(3)少人数教育型

この三つの表情をしめすのだと考えています。





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「ステイホーム学習」で浮かび上がってきたもの

ステイホーム学習(塩崎造語:2020/04/26)が長引くにつれて下記の問題が浮かび上がってきています。

(1) 格差の問題が浮かび上がってきている(学力、生活)

(例)
 学校からプリントをダウンロードして学習するように指示が出る学校で、プリンターがない家や、そもそもネット環境がない家の問題があるのに、それは無視して、教育委員会の指示だという理由で強行しようとする学校もあります。たまらず教師が声を上げたところでは、週に一度、下駄箱にプリントを置くので、それを取りに来るようになりました。これは大学生も同じで、当然のように遠隔授業が行われる大学が多いです。しかたなく、大学のネット環境やPCを使えるようにしたが、学生が大学に集まらねばならないといった矛盾も出てきています。

(2) 家庭内の問題(虐待や理不尽な差別が…)

 暴力的虐待や、両親共働きで、保育園、学童に預けるといった環境がなく、家で放置されている乳幼児や低学年の子どももいるようです。また、新型コロナに感染した人が身近にいたり、医療従事者への差別も広がっています。問題は、ステイホームによって、そういった問題が見えてこなくなっているということです。

(3) 学校の役割(今後どうする?)

 今後、子どもたちの学力保障はもちろん、生活を守ること、人権を守ることがもっと議論されなければなりません。学校に子どもが集まらなくなったことで、そういった問題がさらに自己責任化され、格差や差別の問題がどんどん大きくなってきていることが心配です。




第四次学級崩壊(塩崎造語:2020/3/22)を乗り越える

最近の小学校の教室では、

▼発達障害
▼親子関係のトラブルを引きずっている
▼学校適応過剰

の子が増え、それに対して、「指導虐待」的な[一斉・一律、競争を強いる学校教育]で、二次障害を引き起こしている事案であふれている。

その結果、反抗や暴力が教室に広がったり、頭痛や腹痛などの身体的症状を起こす子が出てきたり、中には、うつ病や拒食症などの症状を示す子まで現れる教室もある。

この中で、子どもたちと担任、保護者と担任、教師間の関係性が崩壊する。

私はこれを、第四次学級崩壊と呼ぶことにする。

この「第四次学級崩壊」を乗り越えるためには、

◎子どもたちを科学的にとらえる。保護者は専門機関に相談し、自分の子どもについての情報を科学的に得て、それを学校と共有することが求められている。

◎学校はすぐに[一斉・一律、競争]を強いる教育を止め、子ども一人ひとりの個性や特性に応じた教育活動を展開する。そのためには、補助教員を増やしたり、学級定数を20人にまで下げたりする努力を急ぐこと。


一方で、学級集団が、仲間一人ひとりの個性や特性を受け入れる力量を持つことが求められている。多様性を認め…、リスペクトし、共同できる力をつけることこそ、これからの「学級集団づくり」だと言える。




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塩崎義明(しおちゃんマン)の『公式メインブログ』です。教育問題について語ります。⇒ 管理画面

37年間千葉県の小学校で学級担任として勤務。退職後2つの大学で非常勤講師として、生活・生徒指導、特別活動、発達障害 等の講義を担当。全国生活指導研究協議会常任委員。雑誌『生活指導』(高文研)編集長。著書『教師と子どものための働き方改革』『学校珍百景』 他。黒猫大好き。

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ヨシムネ&ねね

しおちゃんマンの飼い猫、黒猫ヨシムネと ねね

ヨシムネ
ヨシムネ ♂
2005年8月生まれ。2006年8月に動物病院からしおちゃんマン家にやってきた。

ねね
ねね ♀
2008年6月生まれ。教え子(当時小6)達が公園で保護。2008年6月よりしおちゃんマン家の家族に。2017年7月28日逝去。

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