2010/02/28
今年度最後の学習会に28名
金曜日の夜は、浦安生活指導研究協議会・船橋教職員組合の共同主催の学習会でした。この日の学習会が今年度最後です。内容は、ベテラン教師お二人に、指導のありかたについて語ってもらい、その提起に基づいて意見交換をするというもの。
大きくわけて、三つの話題にしぼられました。
一つは、指導のあり方として、集団的に評価する意味と方法について。
つまり、個々バラバラに評価するのではなくて集団的に評価することによって子どもたちの中に「つながる」力をつけるというもの。
たとえば、姿勢をほめるにしても、「○班さん、姿勢がいいねえ。」と集団的に評価することによって、子どもたちの中に「はたらきかけ」がうまれるということ。
その集団的な評価をするため…、そして子どもたち自身の要求実現のために学級の中に組織やシステムが必要なこと。
二つ目は、職場の人間関係について。
若い人たちは、先輩教師や管理職との関係の中で、自分の実践を規制してしまうことがあります。中には、パワハラに近いこともあります。そんな時にどうするのかという問題。
これはやはり、弱い立場の人同士がそういった理不尽な「力」に対抗できる連帯をつくるしかないのでは?ということ。
三つ目は、保護者の理不尽な要求や声をどうするのかということ。
まず、前提として、学級の様子や事実を、保護者に前向きに伝えることが大切。
私もそうなのですが、どうしても学級の様子をネガティブに伝えてしまう傾向があります。それほど子どもたちの状況が厳しくなっているということでもあるのですが、子どもたちの前向きな姿を大切にするという意味でも、学級の良い面を伝えて行きたいと思いました。
次に、自分の子どもを一番に考えることを否定しないこと。これはあたりまえのことなのです。それを「自分の子のことしか考えていない・見ていない」ととらえるのは間違いではないでしょうか。
最後の学習会に28名の参加がありました。平日の夜に、そして毎回20名~30名の参加がある学習会を展開しているのはめずらしいのです。
来年度も学習会のスタイルをいろいろ工夫しながら、たくさんの仲間を集めて展開していきたいと考えています。