3年生の子どもたちは素直で一生懸命で、とてもいい子たちばかりです。
しかし一方で当然課題もあるわけで、そういった課題について学校と家庭が一緒になってのりこえていかなければならないと考えています。ということで、時には子どもたちの課題についても学級通信に書かなければなりません。
日刊学級通信NO.27 20日(木)発行予定記事より。
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3組だけの問題ではないのですが、学年全体として三つの課題があると思いました。
一つは、話が聞けない、という問題。
二つ目が、自分の行動がコントロールできないという問題。
三つ目が、友達の心を平気で傷つけるようなことを言ったりやったりする問題。
個人的にこの三つがすごく気になっているので、先日、運動会の練習で学年全体が集まった時に話をしました。1回話をしただけで、すぐに解決する問題ではないことは承知していますが、一度言っておかなければならないと思ったので話しました。
さて、この三つの課題に共通していることは、幼児性です。
発達段階的には、とっくに乗り越えておかなければならないことをまだ多くの子どもたちが引きずっているような気がします。
たとえば、小さい子は、行動する時にいちいち言葉で解説しますよね。「食べようっと」とか、「外に行こうっと」とかです。行動を通して言葉を獲得したり、言葉と行動を一致させたりする行為なのですが、これを3年生になってもまだやっているということです。ゆえに教師が話したことについて独り言を言ったり、友達に話しかけたりして確認しているということ。それで結果的にうるさくなって話が聞けない、ということになっているようです。
自分の行動がコントロールできないことについても同様です。出歩いてしまう、一つの場所にじっとしていられないのは、小さい子の特徴ですね。
友達を傷つけることになることがわからないことも同じです。
では、こういったことはどうすれば解決できるのでしょうか。
一つは、大人が話をじっくり聞いてあげることができているかという問題。
二つ目は、家庭で一緒に仕事をしたり、会話をたくさんしているかの問題。
三つ目は、学校で私たち教師が仲間づくり、友達づくりができているかという問題。
四つ目が、学校で集団的な行動を丁寧に教えているかの問題。
そして五つ目が、以上のことついて家庭と学校(教師)とが連絡が取り合えているかどうかの問題。
いずれも厳しい課題ですが、まずは私たち大人がふんばらないといけませんね。
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