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つながりのない職員室

人と人とのつながりのない職員室では、誰かをダメ教師にすることでつながるといった、ゆがんだつながり方が発生することがよくあります。

そこでは、自分がかげでダメ教師になってしまうことを恐れて、自らその悪口の輪の中に入らざるをえないといった状況も生まれます。

さらに悪いことに、そういった雰囲気になってしまうと、自分の悩みを表に出すことができません。したがって一人で悩むことになります。

一人で悩むので状況は好転せず、ますますうまくいかなくなり、余計にまわりからダメ教師の烙印をおされてしまうといった悪循環。

さらにさらに、悪口の輪の中に入っている人たちもまたうまくいっているわけではないので、悩みが出せない雰囲気の中、うまくいかない波が広がっていくことになります。

この職員室の烙印地獄は、一度こうなってしまったらなかなか抜け出すことが難しいのです。

以前は、できるだけ我々ベテランから、うまくいかない状況を口に出すことを心がけてきました。つまり、みんなダメ教師でいいじゃないか!というスタンスが大事だと。

ところが最近は、そんなことをすると、待ってました!とばかりに本気でダメ教師の烙印を押されたり、そういった目で見られたり、そしてそれが教師評価につながっていく地域もあるようなので、この方法や心がけは、最近は安易にすすめないし、自分も慎重にすることにしています。

いじめを指導しなければならない日本の学校現場が、まさにいじめの構造になっていることに何人の教師が気づいているのか?ということです!!

ちなみに、本校のことを書いているのではなく、あくまでも一般論として書いていることをおことわりしておきます。

うまくいかない「おもしろさ」

思うようにいかなかったことの「おもしろさ」に気がつくと、教師の仕事が、それこそおもしろくなります。

そのためには、うまくいかなかったことを、笑顔で大いに語り合える仲間が必要なのだと思います。

すると、実はそれは「うまくいかなかった」のではなかったこと…、失敗と考えていたことに小さな前進があったことに気がつくこともあります。

そんな語り合える仲間が大切ですね。

みなさんのまわりに何人いますか?

江東区で講座をします

9月4日(土)に、江東区で教育実践講座をします。

どなたでも参加できます。

お近くの方はご参加下さい。

私は午後の部の「学級づくり」の分科会で話をします。

都教組江東支部
第59次夏季教育研究集会


とき 9月4日(土) 10:00~15:00

場所 第四大島小学校

[午前中の分科会] 10:00-12:00
1.平和教育
2.絵の具の指導
3.体リラックス
4.明るい退職後の生活!<午前の部>

[午後の部] 1:00-3:00
5.学級づくり
6.算数
7.特別支援教育の授業づくり
8.和太鼓
4.明るい退職後の生活!<午後の部>

問い合わせ:都教組江東支部に電話で。

iPhone&iPad情報ばかりで

パソコン雑誌のコーナーに行ってみると、iPhoneやiPadの情報雑誌で埋まっています。

PowerBook 190からMacユーザーのしおちゃんマンとしては、複雑な気持ちです。

少数派であった時の誇りと愛が、最近のMacに感じられないのはなぜだろう?

今でもメインPCは、MacBook黒ですが、最近はMacを使っていること事態にこだわりがなくなってきている自分に気がつきました。

今のところ、iPhoneやiPadの購入予定はありません。

カラーコピー拡大機がほしい

先日、国語の物語文の挿絵を大きく黒板に掲示する準備をしました。

白黒だったら、そのままコピーして拡大コピー機にかければいいのですが、どうしてもカラーで掲示する必要があったので困りました。

学校には拡大コピー機はありますがカラーではありません。カラーコピー拡大機がほしいと思いました。

しかたがないので、スキャナにかけて、A4で25分割してカラープリント。あとでその25枚をパズルのように貼り合わせるといった大技を使いました。

あと何年かすると、「そんなバカなことをしていたなあ」と笑い話になる時代がくるのでしょうね。

HYBRID W-ZERO3で撮ったよ

久しぶりにHYBRID W-ZERO3で撮ってみました。

トラブル続きのこのスマートフォンでしたが、フォーマットしてから最近好調です。

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教育委員会の学校訪問

2学期は教育委員会の学校訪問があります。それぞれが各教科に分担されてその授業を展開。担当の指導主事が個別にその授業を指導するというもの。今、その指導案づくりに追われています。

しかし、この「学校訪問」は、大変失礼で申し訳ないのですが…、はっきり言ってまったく勉強になりません。放課後の個別の「ご指導」も残念ながら、今まで役に立ったり、ナルホドと思ったことは、若い時から一度もないです。

教育委員会の指導主事のみなさんは、文科省が決めたことを一方的に伝えるだけでなくて、もっと授業や子どもたちに対して勉強してきてほしいです。

全国の地域によって、指導主事のなり方は違うようですが、本市では現場にいた教師が指導主事になるパターンがほとんどです。だったら、もっと現場の視点からの…、子どもたちの思いや要求にそった授業のあり方を研究してほしいのです。

「文科省はこう言っていますから、こうお願いします」みたいな話はもうたくさんです。そんなことは、どこどこに書いてありますから読んでおいてください、で十分なのですから。

高校野球の日程に疑問

高校野球、夏の甲子園が終わりました。我が千葉県代表成田高校はベスト4でした。地元の高校が勝ち進むとかなり熱くなって観戦してしまいます。

優勝した興南高校のみなさんおめでとうございます。意外だったのは沖縄勢では夏の優勝は初だということ。沖縄水産など強い学校があるので、てっきり一度ぐらいは優勝しているのかと思っていました。

それにしても毎年思うのは、高校野球においてこの日程は投手に無理があるということです。選手たちの疲労度を考えて、根性論はそろそろ終わりにしてほしいものです。

各校エース一人で投げるケースが多いのが高校野球。後半の試合はどの学校の投手もボロボロでした。

昔は一人で投げきったものだという意見は通用しません。地区予選の学校数も違うし、最近の気候も猛暑が多くて違ってきています。

あの豪腕島袋君だって決勝戦は変化球主体。そしていつもと同じペースだ投げた一二三君は、13点も取られてしまいました。あれが決勝戦にふさわしいレベルの高い試合と言えたのでしょうか?

当面は、決勝の前は最低二日あけることを提案します。途中雨天中止があったと思えば可能なことではないでしょうか。

また、一人の投手の連投を禁止すること。複数のピッチャーが必要になってくるので、ベンチ入りの選手の数も増やすこと。

さらには、球場使用でプロ野球との関係があるのであれば、高校サッカーのように、複数の球場を使うこと。甲子園を利用するのは、ベスト16か、ベスト8からにすること。そのことによって、かなり日程に余裕がもてると思います。

すぐにプロ野球で通用する選手が活躍する大会であると言っても、やはり高校生です。彼らの体を長い目で見てあげてほしいと思っています。

模擬授業の練習

採用試験の二次試験を受ける人たちのために、模擬授業や面接の練習のお手伝いをしました。

※学生さんではなく、現場で講師をしている人たちです。

模擬授業の試験は、いきなり「国語の授業を展開しなさい」と言われて、7分間で流れを考えて、8分間展開するそうです。

試験会場には6人グループで、一人が授業、5人が生徒役で、順番に展開するということでした。

また、授業ではなく、「場面指導」の場合もあるとか。

たとえば、「掃除をやっていない子どもの指導」のような指示があって、その指導を展開するということでした。

これはかなりきついなあ。もちろん事前に準備しておくんだろうけど。

がんばってほしいです。

明海大学との話し合い

木曜日、来年の全生研(全国生活指導研究協議会)全国大会の会場になる、千葉県浦安市の明海大学と話し合いをしました。

日程は、2011年7月30日(土)、31日(日)、8月1日(月)の3日間です。

今年の全国大会は滋賀県長浜で行われて、約800名の参加者がありました。

来年の浦安大会は、参加者1000名を超えるのではないかと予想されます。それだけの参加者がスムーズに移動して、快適に学習するためにはどうしたらいいのかということです。

受付の場所まで、どのような人の流れをつくるのか、全体会場の場所、そこから分科会への移動、図書販売の場所、駐車場の利用可能台数等々、かなり具体的なところまで話し合うことができました。

これだけの大きな大会です。これからの一年間、いろいろな問題が浮上してくると思いますが、実行委員会みんなでがんばっていきたいと思います。

みなさんも、来年の7月30日(土)、31日(日)、8月1日(月)の3日間をあけておいてください。

蚊帳(かや)が好きだった

3年生の社会科で、昔の暮らしを学ぶ単元があります。

昭和前半期の生活に関する道具がいろいろ出てくるのですが、そういった道具が私の世代にストライク!なのです。

まず好きだったのが、洗濯機のローラー式絞り機。ペッタンコになって洗濯物が出てくるのが好きでした。

しかしなんといっても一番好きだったのが蚊帳です。うちの蚊帳は緑色でした。母と私の二人が寝られるくらいの広さだったような気がします。

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家の中に基地が出来たような不思議な気持ちになったことを覚えています。

虫よけが目的なのだと思うのですが、当時は、なぜか雷からも身を守れると言われていました。

西野カナ♪会いたくて会いたくて♪

メロディーラインがおじさんたちにも大丈夫というか、むしろおじさんたち向きなメロディーラインだったのでレンタルしてしまいました。

レンタルする時に店員さんがジロって見たので、やっぱり中高年の男が聴く曲じゃなかったのかなあ??とあとになって恥ずかしくなりました。どうやら10代の女の子たちに支持されているアーティストらしいです。

じゃあ、今の10代の恋愛観というのはどんなのかな?と思って詞に注目して聴いてみました。

するとなんとなんと、今の若い人たちが支持する恋愛観は私たちとまったく変わらないということがわかりました。いやむしろ私たちよりも、自分の気持ちや思いに正直なのではないかということ。

詞のまるごと引用はマズイので、概略だけ紹介すると、

・会いたくてふるえる
・君を思うほど遠く感じる
・強く思うほどつらくなる

こういう感性が今の若者たちに受け入れられるということが、「なんだ、オレたちの頃と同じじゃないか」「いや、むしろ演歌に近いぞ」とびっくりしてしまったしだいです。

ランチメイト症候群?

昼食時にトイレで一人で食べる若者が出てきているという話にはショックを受けました。

※トイレで一人で食べる理由は「アイツは友達がいない」と言われるのがイヤだからだそうです。ランチメイト症候群と言うそうです。

今の子どもたち(高学年以上)にもキャラを起てなければ群れることができない関係があります。

一方で、そういった気遣いに疲れたり、気遣いそのものを偽(ニセ)の自分だと否定したりして、ゆらゆら揺れながら成長していきます。

そんな子どもたちに我々教師や大人はどのように声かけをしていけば良いのでしょうか?ここに書きながら考えてみたいです。

一つ目は、教師自身がまず自分の孤独・不安を自覚すること。そして、そんな現状を変えていく仲間として子どもたちと手を結ぶことだと思います。

子どもたちと手を結ぶということは、馴れ合ったり、なんでも子どもの言う通りにするということではありません。一緒になって、どうすればいいのかを頭を抱えながら…、それでも前向きに悩むことのできる関係をつくることだと思います。

二つ目は、相手をわかる・許すことを教えることだと思います。

今の子どもたちはなかなか相手を許すことができません。「ムカツク」友だちを徹底的に攻撃します。それはその友だちの中に自分自身のいやらしさや弱さを感じているからかもしれません。だとしたら、自分と同じように苦悩していることをわかり、それを許していくような声かけが大切なのかもしれません。

三つ目は、今までの自分を許す・和解することを友だち関係の中で教えることだと思います。

高学年は思春期の入口です。今までの自分を否定する作業を始めるわけですが、自分を極端に追いつめるまで否定することはないはず。これは、今までの自分を何を介して否定していくのかの問題だと思います。本来、友だち関係の中でこの作業?は進められるのですが、その関係がうまくいっていないと、孤独に自分を否定することになるので、自分を許すこと、今までの自分と和解することができないのではないでしょうか?

四つ目は、一人でいることも認める、保障することだと思います。(高学年以上)

今の子どもたちは、友だちとつきあうのに私たち大人が考えている以上の気遣いをしています。もう10年以上も前のことですが、子どもたちから「友だちといることが疲れる」と言われた時にはショックを受けました。その時に咄嗟に、「一人でいることも大切だよ」などと言ったことを覚えています。しかしその時には、その子は一人になることはなく、友だち関係を続けていたと記憶しています。

一人でいることを認める、保障するということは、一人になることをすすめるということではないようです。一人でいる自分がいてもいいこと、一人になりたい自分を認めることであるようです。

だらだらと書いてしまいましたが、一人でいること(も)すてきなことである…、などと、まだ自信をもって言えない自分がいることも書き添えておきたいと思います。

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小学校で37年間学級担任として勤務/現在大学で教師を目指す学生に指導。/最新著書『教師と子どものための働き方改革』(学事出版)//iPhone12 Pro/Surface Laptop3/黒猫大好き/手相は両手とも「ますかけ」。

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ヨシムネ&ねね

しおちゃんマンの飼い猫、黒猫ヨシムネと ねね

ヨシムネ
ヨシムネ ♂
2005年8月生まれ。2006年8月に動物病院からしおちゃんマン家にやってきた。

ねね
ねね ♀
2008年6月生まれ。教え子(当時小6)達が公園で保護。2008年6月よりしおちゃんマン家の家族に。2017年7月28日逝去。

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