2010/08/31
つながりのない職員室
人と人とのつながりのない職員室では、誰かをダメ教師にすることでつながるといった、ゆがんだつながり方が発生することがよくあります。そこでは、自分がかげでダメ教師になってしまうことを恐れて、自らその悪口の輪の中に入らざるをえないといった状況も生まれます。
さらに悪いことに、そういった雰囲気になってしまうと、自分の悩みを表に出すことができません。したがって一人で悩むことになります。
一人で悩むので状況は好転せず、ますますうまくいかなくなり、余計にまわりからダメ教師の烙印をおされてしまうといった悪循環。
さらにさらに、悪口の輪の中に入っている人たちもまたうまくいっているわけではないので、悩みが出せない雰囲気の中、うまくいかない波が広がっていくことになります。
この職員室の烙印地獄は、一度こうなってしまったらなかなか抜け出すことが難しいのです。
以前は、できるだけ我々ベテランから、うまくいかない状況を口に出すことを心がけてきました。つまり、みんなダメ教師でいいじゃないか!というスタンスが大事だと。
ところが最近は、そんなことをすると、待ってました!とばかりに本気でダメ教師の烙印を押されたり、そういった目で見られたり、そしてそれが教師評価につながっていく地域もあるようなので、この方法や心がけは、最近は安易にすすめないし、自分も慎重にすることにしています。
いじめを指導しなければならない日本の学校現場が、まさにいじめの構造になっていることに何人の教師が気づいているのか?ということです!!
ちなみに、本校のことを書いているのではなく、あくまでも一般論として書いていることをおことわりしておきます。