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“もう読んだ、もう見た”は大人の感覚

本でもDVDでもそうなのですが、子どもたちは以前読んだりみたりしたものを再度かりてくることがあります。

私たち大人はそれを見て、
「もう読んだでしょ」
「もう見たでしょ」
と言ってしまうのですが、これは大人の感覚でして、子どもは同じものを何度も繰り返して読んだり見たりするものなのです。

そう言われてみれば私自身も子どもの頃、お気に入りの本を繰り返し読んだ記憶があります。そして読むたびに、伝わってくるものが違うことに気がついたり、以前読んだときには気がつかなかったことが読み取れたりしました。

今の時代、時間の流れがものすごいスピードで流れていますし、情報の伝わり方も速いです。

そういった中で、同じものを繰り返して読んだり見たりすることは一見無駄なように感じるのですが、子どもにとっては実はそうではなくて、むしろ大切なことなのだと思っています。

草食系教師?

最近、大きな声で真剣に叱ってくれる教師が少なくなったと言われています。

今風に言えば、草食系の教師が増えた…、ということらしいです。

子どもも子どもで、そういった叱られ方をされたことがないので、叱られてもヘラヘラしていて、どんな表情や態度をとったらいいのかわからないといった様子を見せる子が多いです。

やたらと怒鳴りまくる教師も困りますが、叱ることに熱くならないのもどうかな?と思える今日この頃です。

久しぶりの日帰り遠足

来週の金曜日、成田エアポートアスレチックへのバス遠足です。

考えてみたら、本校に来て高学年ばかりだったので、過去4年間はすべて宿泊学習。(林間学校や修学旅行でした)

ということで、本校では初めての日帰りのバス遠足です。

けっこう楽しみにしています。

天気がいいといいなあ。

2004年に同じ所にいった記録が下記にありました。

もう6年前です。

航空博物館&成田エアポートコース

マラソン再会

ずっとウォーキングで、走っていませんでした。

しかし秋になるとマラソンの季節です。

今年もいくつかの大会にエントリーする予定。

ジョギングを10月から再会する予定です。

体重を5kgくらい落とします。

忙しい中 2桁の参加

24日(金)の夜は、浦安生活指導研究協議会の学習会でした。

連休の合間の日であり、さらには運動会の代休で学校が休みだったり、翌日が運動会だったり、二学期制の学校は成績処理があったりで、もしかしたら誰も来ないのではないかと思ったのですが、2桁の参加があり、充実した学習を進めることができました。

テーマは「多忙化」。

教師の命が次々と奪われていく…、といった、もはや「多忙」ということばでは表しきれない異常な学校現場。

こういった現状をどのようにとらえて、子どもの方に目を向けていくのかがテーマ。

ということは、逆に言えば、
"忙しすぎて子どものことを考えられない"
といった、「いったい私たちの仕事はなんなのだろう?」といった笑えない笑い話状態。

話し合いの中で、忙しさというのはもしかしたら私たち自身が生み出してしまっているのではないかということ…、いや、そのように仕向けられてしまっているのではないかということ。

"そんなことは軽く済ませばいい" "場合によってはやらなくてもいい" といったことの判断力が、教師が個々バラバラにされて孤立させられている中で鈍っているのではないかということ。

もう一度、忙しさの中身を分析して、私たちの本業を取り戻すことが大切であるということです。

「浦安元町検定」を考えている

11月20日(土)のふれあい発表会(今まで「ふれあい祭り」と呼んできた小学校の文化祭のようなもの)で、3年生の取り組みとして、「浦安元町検定」を考えています。

本校は、浦安市の元町と言われている、埋め立て地ではない地域に属しています。古くからの浦安の風景がある街です。

その元町について、検定の形でテストを子どもたちと一緒に作ってみて、参加者にチャレンジしてもらう取り組み。

問題は、上級・中級・初級の三種類にして、問題は10問。合格点は、90点にしようかな。

(上級例題)
Q.浦安という名前は、明治22年に当代島(とうだいじま)村、猫実(ねこざね)村、(  )村が合併し「町」になったときに、「安らかな魚浦」の願いをこめてつけられました。

Q.江戸川区の(   )という町名は、浦安の(   )の人が、水害の被害からのがれて移り住んだことに由来(ゆらい)しています。

"排他的経済水域"ってなに?

中国との問題を子どもたちにどう教えればよいのでしょうか?現在3年生の担任なので、この問題は難しいと思うのですが、高学年を担任している教師のみなさんはどう教えていますか?

まず「排他的経済水域」を教える必要があるようです。

「排他的経済水域」とは、

"漁業や海底資源の採掘など経済的な活動をすることが認められている海域"
で、
"海岸線から200 海里(約370 キロ)までの海域"
のことです。

ここでは、外国の船は自由に通行できますが、漁業や海底の採掘などの経済活動は、権利を持つ国の許可がなければできません。

さて、日本と中国のように、海をはさんで両国が400海里ない場合はどうするのでしょうか?

そういった場合は、両国の主張する海域の中間点を両国の境にすることが国際法上の常識です。ゆえに日本は、この「常識」にのっとって、尖閣諸島周辺の海域も日本の排他的経済水域であると主張しているわけです。

ところが中国は、
"この地域は中国大陸の大陸棚部分であり、中国の排他的経済水域になる"
と主張しています。

ということで、次に「大陸棚」について考えなければなりません。漁業を教える時にはこの言葉はよく出てきますが、今回のように国境問題としてはあまりとりあげられませんでした。

大陸棚とは、大陸から陸地がなだらかに海底につながっている部分のことです。地質学的には同じ土地です。

ゆえに中国は、
"この地域は中国大陸の大陸棚部分であり、中国の排他的経済水域になる"
と主張しているわけです。

これらのことに、歴史的・政治的な背景や事実、そして東シナ海ガス田問題もあるのですが、今回は地理的な問題のみをとりあげてみました。

このように両国の主張が違ってきている場合には、両国の協議による、と決められています。しかしこの「協議」が今まであいまいだったり、あとまわしにされてきたことにも原因があるようです。

とにかく今後は、お互いに冷静に、一緒のテーブルについて話し合うことが優先されるべきだと思います。相手をいかに相手を制裁するかばかりを考えていては、お互いに未来はひらけないのだと思います。

学校が優先されなくなっていること

運動会の季節です。

本校は一学期に終えましたが、同じ市内でも2学期に運動会を実施する学校もあります。このように、同じ市内でも行われる時期や週が違っています。

運動会の時期が多様になったことにより、子どもたちの習い事の行事と運動会が重なるケースが増えてきました。たとえば野球やサッカーの大会とか、ダンスの発表会などです。

そして、そういった時、最近では習い事が優先されることが多いです。つまり、学校を優先する子(家庭)が少なくなってきました。

以前、ある子ども(高学年の子)が、
「お金を払っているんだから、習い事が優先されるのがあたりまえ」
と言ったことを覚えています。ナルホド、そういった考え方をするんだなと思いました。

「学校が優先されるべきだ」などと言うつもりはありません。逆に、「学校の価値が下がっている」などとも考えてはいません。つまりどちらが上か下かなどとは考えていないということです。

そうではなくて……、心配しているのは、こういった時代になってきていることに気がついていなくて、あいかわらず、「上」(実は上ではないのに)からモノを言っている教師が多くて……、保護者とのすれ違いが大きくなっていないか?ということです。

53歳になりました

今日は誕生日。53歳になりました。

50代になってから、残念ながらいいことがありません。

心筋梗塞で倒れ、右目を網膜剥離で手術し、左目も網膜静脈分枝閉塞症黄斑浮腫で見えなくなっています。

仕事も必死に向き合っていますが、なかなか満足できる内容ではないことは私自身が一番わかっています。

さて、今日の誕生日をきっかけに、そろそろこういった負の流れに決着をつけようかと思っています。

そのためには、具体的に何をしたらいいいのか(または何をやめたらいいのか)、何を変えたらいいのかをまず考えたいと思っています。

来年の誕生日には、ここにその成果を報告できるようにしたいです。

スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン―人々を惹きつける18の法則



目が悪くなってすっかり読書量が落ちましたが、久しぶりに必死に読んでいる一冊。

特にヘッドラインについては、その一時間の中心テーマを子どもたちに提示することにも応用できる。

教材や課題の提示の仕方、授業の演出など、など、授業にも役立つ情報が満載で、おすすめの一冊。

クレヨン王国 なみだ物語

毎朝の読み聞かせを続けています。(小学校3年生)

最近読んだ本で、久しぶりに「いいなあ」と思って感動した本。

「クレヨン王国 なみだ物語」



7つの短編がおさめられています。うれしい涙、悲しい涙…それぞれにまつわる素敵な物語です。

大人が読んでも感動します。

おすすめです。

あっさりくん

千葉県浦安市郷土博物館のゆるキャラ「あっさりくん」です。

IMG_9744.jpg

確か女子中学生のアイデアだったと思います。

アサリの化身。「海の暮らしを忘れるな」と東京湾のアサリが近代化した市街地に上陸したというストーリー。

乗っているのはべか舟でしょうか?

昔の道具の授業

学習参観は、社会科で、昔の道具の授業をしました。

ぶた蚊取り、日本最初のテレビ、昔の掃除機、昔の洗濯機等々を画像で次々と写しながら、これはいったい何でしょう?のクイズ大会。

日本最初のテレビと洗濯機はわからないグループが多かったです。

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そして最後に、昔の道具のいいところを考える授業。

たとえばローラー式脱水の洗濯機の時代は、洗濯物1枚1枚を手作業で脱水したわけで、やっぱりモノに対する「情」は深まったのだと思うのです。

昔は人間だけでなく、モノとも対話をしながら仕事や生活をしていた感じがします。

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ヨシムネ
ヨシムネ ♂
2005年8月生まれ。2006年8月に動物病院からしおちゃんマン家にやってきた。

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ねね ♀
2008年6月生まれ。教え子(当時小6)達が公園で保護。2008年6月よりしおちゃんマン家の家族に。2017年7月28日逝去。

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