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2010年が自分に教えてくれたこと

2010年が幕を閉じようとしています。

今年は学校現場で、多くの教師が苦悩し、身近にいた若い仲間も命を落としました。

そして、先日の文科省の発表でも明らかなように、精神疾患による休職者は年々増加しています。

私たちの世代は、若い世代にどんなボールをパスしようとしているのでしょうか?こんな学校現場にしてしまったことをどう総括すればよいのでしょうか。このままでは終われません。こんな現場を次の世代に引き継ぐわけにはいかないのです。

来年は、自分自身のチャレンジの年にしていくつもりです。まだやったことのない新しいことにもチャレンジし、学校現場を、教師も子どもたちも生き生きと笑顔で生活できる場にしていかなければならないと決意しています。もう二度と、悲しみの涙は流してはいけないのです。

来年こそは、現場にいる多くの仲間にとって良い年になりますように!!

2010年を振り返る28日のツイート

2010年(1) 今年を振り返る。まずは、左目が悪くなって(1月から)、保険のきかない手術をすすめられ、直前に回避できたこと。でも、最近また悪い。
posted at 07:38:25

2010年(2) 次に、久しぶりに3年生を担任したこと。今の勤務校では5,6年しか担任していなかったので、とても新鮮で、子どもたちもとてもかわいい!
posted at 07:41:05

2010年(3) 夏の全生研大会に浦安の若い人たちと一緒に参加できたこと。浦安から20代の全国大会参加は、50代の自分以来かもしれない。
posted at 07:42:51

2010年(4) 2011年夏の全国大会が浦安市で開かれることが決定。市の教育委員会と話し合うこともでき、後援をしてもらうことも決定。
posted at 07:44:12

2010年(5) 今年、自分自身が講演したのは、長崎、福島、神奈川、札幌、福岡、江東区、帯広、宮崎、中央区。
posted at 07:51:23

2010年(6) 車をセフィーロから、ホンダのFitに買い替えた。
posted at 07:52:03

2010年(7) 教師になったばかりの息子の友人が2学期直前に亡くなった。教師がこういった形で亡くなるときは、トラブルにならぬようにひたすら隠されてしまうことがわかった。怒りに震えている。
posted at 07:54:59

2010年(終) 組織と個人のありかたを考えさせられた2010年。同時に自分はいろいろな人とつながりつつ、「個」として生きることを決意した2010年だった。
posted at 07:57:13

水を飲まないと

最近、左目のゆがみが大きくなってきたと感じていて、どうしてかなあ?と考えてみました。

自分で勝手に出した結論は、水を飲んでいないこと。

学校に行っている時は、のどもかわくので、1日2リットル近く飲んでいたのですが、家にいるとどうしても飲まなくなってしまう。おまけにジムで汗をたくさんかく。

ということで、血が濃くなってしまって、目の裏の血の巡りを悪くしてしまっているのではないかと……。

目の血管がつまると、また余計な血管をつくり出してしまい、ゆがみが大きくなる。

とりあえず、水をたくさん飲もう。

そして年明けに、検査があるので、それまでなんとかもたせないと。

教師のまわりに子どもがいないこと

最近の教育現場で気になっていることがあります。

それは、教室でも、校舎の廊下でも、そして校庭でも、教師のまわりに子どもたちが群れていないことです。

以前は、教室の前の教卓のまわりに子どもたちが集まり、担任にいろいろなことを話しかけている風景がありました。休み時間には、教師の背中や腕にぶら下がっている子どもたちの風景がありました。廊下では、他学年・他クラスの子どもたちでも、子どもたちの方から教師に話しかける風景がありました。

そんな風景が現場に少なくなってきたのはいつ頃からなのでしょうか。

私たちは、こういった現場の変化にもっと敏感にならなければなりません。そして、子どもたちからはたらきかけてこなくなったのなら、教師の方から大いにはたらきかける必要があるのではないでしょうか。

ちょっと前までは、教師が廊下の曲がり角に隠れて、子どもたちがきたら「ワッ!」とおどかすことができる関係は、笑い話ではなく、教師のスタンスとして基本・当然だったような気がするのです。それができなくなった現場って、いったいどうしてしまったのだろう?と思うわけです。

精神疾患休職者過去最高

2009年度にうつ病などの精神疾患で休職した全国の公立学校の教職員は、前年度より58人増えて5458人となり、過去最多を更新したことが24日、文部科学省の調査で分かりました。

いや、休職ではなく短期の療養休暇、または休んでいなくても薬を飲みながら仕事をしている者を含めると、この数字は、10倍以上になるのだと思います。そして2010年度はさらに増えているはず。

また、精神疾患や過労で亡くなった仲間が私のまわりで今年度は3人います。そのうち二人が20代。

文科省は、多忙な職務や保護者からの要望多様化、生徒指導の複雑化、職場の人間関係のトラブルなどが要因と分析しているらしいです。しかしその対策は何もなし。

教師が元気の無い現場で、子どもがまっとうに育つはずがないじゃないですか!この当たり前のことがわかっていない。

35人学級もやめちゃったし、いったい、日本の教育をどうしたいのか、まったく先が見えていないのだと思います。

調教でなく指導を!

「調教(スル)」とは、動物を目的に応じて訓練することです。子どもたちは指導するべきであって、調教してはいけません。

指導とは、子どもの背景にある「事情」を理解し、時にはかかわりつつ、彼の自立を励まし、集団・社会の主人公として生きていくことを励ましていくことです。(個人指導)

そして一方で、集団・社会を指導の対象として、それを民主的に発展させていくことを通して、子ども一人ひとりの自立を深めていくことです。(集団指導)

この、個人指導と集団指導を統一的に展開することこそ、子どもたちを指導することだと考えています。

教師・大人の都合のいいように子どもを動かすことは、「調教」であって、「指導」ではないのです。

非行問題や、落ちこぼし問題、不登校問題、いじめ問題の教訓が何も生かされていない今の現場……。先輩たちが残してくれた「指導」の教訓について、私たちはもっと学ぶべきだと考えています。

冬休みにやりたいこと

冬休みになりました。3学期始業式は1月6日(木)。短い休みですが、この間、やりたいこと・やらなければならないことがたくさんあります。

まずは、体調を元に戻すこと。腰&脇腹をいためてトレーニングがあまりできなかったので、ランニング&ウォーキングで体をしぼること。まだ脇腹が張っている感じなので注意しながら進めたいです。

来月23日(日)に、マリンマラソンで10km。2月6日(日)は、浦安ベイシティマラソンでハーフを走る予定です。

2つ目は、原稿を2本、年内に書き終えること。

1本目は、生活指導誌4月号の巻頭論文。テーマは「学級づくりをはじめよう」。4月の子どもたちとの出会いをどうするかという内容。

2本目は、浦安生活指導研究協議会(以下、浦生研)の基調提案。切り捨て・責任転化・放置の「新管理主義」をどう乗り越えて、子どもたちに生きる力を育てていくのかという内容。これは、お正月のメッセージにもしていく予定です。

3つ目は、3学期の準備。1月14日(金)に、全生研のメンバーが9名、北海道から私の教室に来てくれます。その日の指導内容の検討と準備。これをきっかけに学級をもうひとつ前進させること。

以上、1.体調/2.原稿/3.準備の3本柱でこの冬休みを過ごそうと思っています。

王様じゃんけんラグビー

3年生の体育で、タグラグビーがあるのですが、これは3年生にはむずかしいのです。

そこで、もっと簡単にラグビーを楽しむ遊びを思いつきました。

(1) 2チームにわかれる。
(2) ラグビーのボールは2つ使う。ボールを持っている人がそれぞれのチームの王様。
(3) 敵にタッチされたらじゃんけんをして、負けたらその場にしゃがむ。
(4) ボールを持っている王様は、しゃがんでいる仲間をタッチして生き返らせることができる。
(5) 当然、王様はねらわれるので、ボールをパスして、王様を変えてもいい。
(6) 王様がタッチされて、じゃんげんに負けたら、ボールは敵のものになる。

まず、王様ジャンケンをたっぷりやってからの方がスムーズに入れます。

王様ジャンケンは、「走りまわり」系のゲームのページ、または、浦生研の本を参考にしてくださ
い。

ぜひお試しを!

学期末のつぶやき(12/20のツイート)

子どもに、お楽しみ会はやらないの?と聞かれたので、このクラスは毎日がお楽しみだからあらためてはやらない、と答えたら、納得してくれて良かった。
posted at 21:20:27

子どもに、どうしてしおちゃんマンは校長先生になれないの?と聞かれたので、なれないんじゃなくて、ならないんだと答えたら、負け惜しみだと言われた。
posted at 21:21:23

また最近、左目の調子が悪い。かなり歪んでいる。
http://shiochanman.com/ouhanfushu/
posted at 21:26:44

教師が子どもに出す年賀状まで管理職がチェックする地域もあるらしい。日本の教育現場はここまできてしまったかと、悲しくて悔しい。
posted at 21:29:04

学力テストや体力テストの順位発表で、どんびきしているのは、上位の都道府県の教師だったりすることの意味。
posted at 21:36:29

漢字テスト全員合格祝いと、クリスマスプレゼントとして、しおちゃんマン缶バッジを子どもたちにあげた。
http://m2m.mino.net/images/1292849567.jpg
posted at 21:52:49

意識して強く叱る

最近、意図的に強く叱ることにしています。メリハリをつけるといった方がわかりやすいのですが、それ以上に強く叱ることを意識しています。

理由は、最近の子どもたちは叱られることの、「いい意味での恐さ」を知らないからです。"いい意味"というのは、"もう二度とやらない、やってはいけない""自分はこんな悪いことをしてしまったんだ"という反省や次の1歩につながる、という意味です。

おそらく最近の子どもたちは、大人からキレられることは知っていても、叱られることは知らないのではないだろうか?という疑いがあります。

キレるということは、感情的になることであって、そこには説得や指導がありません。叱ることとは根本的に違うような気がするのです。

叱られることをしらない最近の子どもたちは、強く叱るとニヤニヤしてしまう傾向があります。おそらく、大人がまたキレたか…、といった気持ちや、どういう顔をしていいのかわからない、ということなのかもしれません。

教師に限らず、保護者のみなさんも、強く叱ることを意識してみてはどうかと思うのです。けっこう難しいですよ。

年賀状の使い道

年賀状……。

そろそろ本気で作らないと。

何年か前から、大人に年賀状を出さなくなってしまいました。(メールで済ませてしまっている)

家では、私にもしものことがあった時、誰に連絡していいのかわからない!と叱られています。

そうか…、年賀状にはそういつた使い方もあるのかと、あらためて思いました。今年はどうしようかなあ。

子どもたちにはもちろん出すつもりです。

忘年の意味から

忘年会の季節です。

忘年会とは、一年間の苦労を忘れる、という意味だと思うのですが、そもそもは違っていたようです。

中国では、歳を老いたことを忘れる、上下の年齢を問題にしないの意味だったようです。この中国の意味はいいですね。

最近は職場に若い人たちが多いので、どうしても若い人たちと飲むことの方が多くなるわけですが、最初はどうしても上から目線で、自分の教師としての生き方、みたいなことを必死にしゃべっていたように思います。

しかし最近は、そんな自分が嫌で嫌でしかたがなくなりました。きっかけは、同世代の者が「上からのくどい語り」をしているのを見てからです。あんなことはしたくないな、と。

そこで最近は、できるだけ若い人たちの話を聞くことにしています。聞かれれば話しますが、聞かれてもいないことは話さない。

すると力が抜けて、お酒や食事を味わえるようになりました。また、若い人たちから逆に学べることが多いことにも気がつきました。

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ヨシムネ&ねね

しおちゃんマンの飼い猫、黒猫ヨシムネと ねね

ヨシムネ
ヨシムネ ♂
2005年8月生まれ。2006年8月に動物病院からしおちゃんマン家にやってきた。

ねね
ねね ♀
2008年6月生まれ。教え子(当時小6)達が公園で保護。2008年6月よりしおちゃんマン家の家族に。2017年7月28日逝去。

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