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簡単に削られる教員関連予算

本市ではご存知のように液状化の被害が大きく、その復興のための予算が莫大にかかるという問題が起きています。そのために、教育関連予算も大きく削られるようです。

まずは今年度の学校予算20%減。すでに紙の使用などにも影響が出てきています。そして来年度は、いよいよ人件費が削られるのではないか?と言われています。

私たちは県の職員ですが、本市では、市の職員を講師としてたくさん採用しています。そのおかげで、子どもたち一人ひとりに目をくばることができたり、授業の準備や教室の環境なども市の職員の先生のおかげでとても助かっています。

ところがこういう状況になってしまったので、そういった職員(市の職員)を減らす方向で考えているという話を聞きました。

そんな意見を言っている議員さんは、「お隣の○○市なみに減らす」と言っているそうです。さらには、東北の被災地のみなさんのことを考えると、ぜいたくは言っていられないはず、という論調もあります。

一瞬、"そうだよなぁ…"、と思ってしまうのですが、"ちょっと待てよ…"、とも思います。

そもそも市の職員を全国に先駆けてたくさん採用してきたのは、本市の教育事情があったはず。それを無視して机上の予算計算で簡単に人を切っていくのはどうなのでしょうか?

「お隣の○○市なみに減らす」と言いますが、その○○市の教育現場がどれだけ大変な思いをしているのかをご存知なのかと…。ここにも「机上計算主義」が見えてきます。

さらには、市の職員のみなさんがこんなにがんばってくれているにもかかわらず、本市の現場では、多くの教師が精神的疾患で苦しんでいたり、退職に追い込まれたりしています。そんな現場をさらに苦しくしていくのか?ということです。

教育は、未来を担う子どもたちを育てる場です。そこに力をそそがないで、真の日本の復興はあり得るのか、ということだと思います。

浦安生活指導研究協議会(浦生研)6月の予定

浦生研の6月の学習会の予定が決まりました。

<< 実践交流会 >>
参加費は無料。どなたでも参加できる学習会です。実践の悩み等々の相談もできます。初めて参加する方は、浦生研(塩崎)までメールでご連絡下さい。
▼浦生研宛(塩崎宛)メール
http://form1.fc2.com/form/?id=375661

◎6月2日(木)実践交流会
18:00~中央公民館

◎6月9日(木)実践交流会
18:00~中央公民館

<< オープン学習会 >>
◎6月24日(金)
18:00~中央公民館

<< 浦生研Mail >>
浦生研の学習会の予定や学習内容をメールで無料配信しています。下記のページを開いて登録(または解除)してください。
▼浦生研Mailの登録or解除
http://form1.fc2.com/form/?id=611666


全国生活指導研究協議会千葉浦安大会のご案内

53回全生研全国大会は、2011年7月30日(土)~8月1日(月)に、千葉県浦安市の明海大学で開催されます。

参加要項は、⇒こちらです

参加申し込みFax用紙は、⇒こちらです

また、下記の日本旅行のサイトから、全生研全国大会千葉大会の申し込みができます。どうぞご利用下さい。
第53回全国生活指導研究協議会全国大会・千葉大会

明海大学へのアクセスは下記のページにあります。
明海大アクセス

★全生研全国大会3日目(8/1)の "テーマ別分科会の一部" と "閉会集会" は、浦安市立明海南小学校が使用されることになりました。詳細は、今後のアナウンスにご注意下さい。
明海南小学校

免許更新講習[選択教科]の受講可の通知

天下の悪法…、教員免許更新法。

申請の段階から、どの大学も講習のキャンセル待ちが続いて、ストレスがたまりまくりだったが、ここにきてようやく選択教科3科目の受講可の通知が来た。

必修科目2教科は、どうしても夏休みの日程が合わず、選択科目を講習する大学とは別の大学に申請しており、そちらは受講が可能かどうかの通知はまだ来ていない。

地元の大学で、講師に名前を連ねている知り合いがいたので、
「どうして講師なんかやってるの?」
と尋ねると、講師をすれば更新講習が免除されるとのこと。
「講師をやればよかったじゃないか!」
と言われたけれど、その誘いもなかったのだが、誘いがあったとしても、この制度に反対している私としては、講師などやるわけにはいかない。

先にも書いたように、そもそもこの制度をつくった動機に納得がいかない。当時の大臣が言っていたように、組合つぶしと、早期退職推進、そして「問題教師排除対策をしていますよー」というアピールのため。教師の質を向上させようなどとは、これっぽっちも考えていないからだ。

ちなみに、この講習で不合格になったという話はまだ身近では聞いたことがない。

ただ、この制度に反対し、意図的に講習をせずに、子どもたちに惜しまれながら教師を辞めていった仲間の話はいくつか聞いたことがある。

相手の思うつぼじゃないかと批判するのは簡単だ。しかし、私たちに彼らを批判するに値する生き方をしているだろうか?と考えると、うつむくしかないのである。

今日の講座の内容

本日、18:00から浦安中央公民館にて、しおちゃんマン教育実践講座があります。しかし、いくつかの学校が運動会前日の金曜日ということで、参加者はあまり見込めません。

何人来るかわからない…、どんな世代が来るかわからない…、とうのが、一番の主催者泣かせ。というわけで、話す内容がかたまっていません。

以上、うまくいかなかった時の言い訳でした。

冗談はともかく…、今の教師に大切なことは、"子どもたちとのつきあい方" だと思うのです。

そしてその子どもたちにとって大切なことは、"仲間とのつきあい方" だと思うわけです。

その「つきあい方」を学ぶ場を授業でどうしていくのか?ということ。

そんな話を具体的な授業展開を通して紹介していこうと思っています。

人数が定められているグループをつくる時

宿泊学習の部屋割り等々、高学年で、人数が定められているグループづくりには、本当に頭を悩ませます。

教師が一方的に決めたり、くじびきにしたりして決める方法もあるのでしょうが、やはり子どもたち同士の話し合いで決めてほしいし、そういった力を育てていかなければならないのだと思っています。それにしてもやはり難しい。

先日、他学年との交流会をするのに、クラス(5年生)を5つのグループにわける指導をしました。そこで、子どもたち同士で話し合って決める力を育てたかったので、グループ分けを子どもたちに任せてみました。

男子はすぐに決まったのですが、やはり女子がなかなか決まりません。なりたい人となろうとするので決まらないのです。

そこで、「無理だったら先生が決めようか?」と聞いてみると、「もう一回チャンスをください」というので、もう少し待っていると、なんとか子どもたちだけでグループ決めることができました。
これは立派でした。\(^O^)/

子どもたちには、なりたかったけれどがまんしたりゆずってくれた人がいること、そういった人がいないと、こういったグループづくりはできないことを話しました。まずはこういった評価からスタートする必要があると考えたわけです。

一方で、"なんのためのグループづくりなのかを十分子どもたちと話し合う必要がある" という意見があります。目的を明確にしてグループをつくるべきであり、それが明確になっていればもめることはないという意見です。

しかし私 に言わせれば、それはかなり高度な集団レベルでないと無理だと考えています。今の時代の子どもたちの状況と、学校現場の様子とを考えると、そこまで集団が発展するためには、2年間かかると考えています。形だけでそういった方法が進む場合もありますが、 実は多くの子どもたちが納得していないで動いている場合があるので注意したいです。

iPad2到着

注文してから20日かかってようやくipad2が到着しました。

32GB。ホワイト。Wi-Fi経由接続タイプで、イーモバイルのPocketWiFiを使っています。

Web閲覧やsns利用を中心に、キーノートを使って授業にも利用。

直接の文書作成には向いていないようですが、作成のためのメモだったら十分すぎるほど利用できそうです。

2011052422160000.jpg

地域が子どもたちを育てるということ

本校の子どもたちの特徴は、素直で、人なつっこく、何事にも一生懸命やるということです。運動会の様子を見ていると、そういったことが本当によくわかります。

本校は市内の埋め立て地ではない旧い地域にあります。したがって、本校の子どもたちの雰囲気を「地域性」という言葉で表現してしまうのですが、この「地域性」とはいったいどういったことなのでしょうか?

一つは、"大人が子どもたちに気軽に話しかけてくれる地域である"、ということです。いい意味での "ひとなつっこさ" はこんなところからきているような気がします。

二つ目は、"異年齢の遊び集団が、若干残っている" ということです。○○さんは△△さんの妹だ、とか、普通に知っている子が多いということ。

三つ目が、家の仕事をする子が多いということです。

実は、この三つの要素を「地域の教育力」といいます。

しかし一方で、時代の流れによって、こういった教育力がどんどん弱くなってしまっているというのも事実です。地域の教育力を大人が意識しないでいると、各家庭が孤立し学校任せの偏った地域になってしまいます。

本校の良さをもっともっと大切にして意識し、子どもたちを学校と一緒になって育てていきたいと思いました。

感動の運動会

土曜日の運動会は、本当に良かった!

職員一人ひとり、みんな「感動した!」と言っていました。こういった運動会にめぐり合えるのもめずらしいです。

何がどうの…、ということではなくて、子どもたちが本当に笑顔で、しかも真剣にがんばっている様子を見ると、教師というのは、どんな人でも感動するもんなんだと、あらためて思った次第です。

個人的には、6年生の組体操がよかったです。

ピラミッド全部が成功した時、タワー全部が成功した時には、職員みんなウルウルしてしまいました。中には号泣している先生も……。

我が5年生のダンスもかっこよかった。何よりも子どもたちが本当に楽しく取り組んでいました。

子どもたちには、5年生のダンスが本当に良かったことと、6年生の組体操がすばらしかったので、来年度はみんなと一緒にやりたくなったことを話しました。

浦安生活指導研究協議会(浦生研)5月学習会

~集団遊びの要素を取り入れた楽しいオリジナル授業の紹介~

★憂鬱な5月をふっとばせ!!

子どもたちにとって、そろそろ「お試し期間」もおしまい。

しだいに学級が落ち着かなくなる時期ですね。

1学期に運動会が行われる学校では、その練習に追われていることと思います。

この時期の子ども集団づくりでは、何を大切にすればよいのでしょうか?

今回は、「集団遊び」「オリジナル授業」というキーワードで学習会を開くことにしました。

単に子どもたちを”楽しませる”ということではなく、
「集団遊び」で、子どもたちにどんな力をつけるのか……、
「オリジナル授業」で、子どもたちにどんなメッセージを発信していくのかを
具体的な実践を紹介してもらいます。

☞日時 2011年5月27日(金) 18:00~20:45(受付17:30から)

☞場所 浦安中央公民館 (東京メトロ東西線「浦安駅」徒歩5分)

☞内容 実践講座「集団遊びと楽しいオリジナル授業」

☞参加費 300円(資料代として)
※ 年間6回の学習会のパスポート 1000円

お問い合わせは、浦生研のFacebookページから
http://www.facebook.com/uraseiken

運動会の指導で子どもたちとどんな関係をつくったのか

明日はいよいよ今年度の運動会です。新年度が始まってまもない時期から、ダンスを中心に運動会の練習に取り組んできました。

さて、ここで大切なことは、ダンスの出来映えだけではなく、この間、教師と子どもたちとが、運動会の指導を通して、どんな関係をつくったのか(つくってしまったのか)ということだと思います。

私の学年(5年生)のダンスの指導は、若い先生が中心となって指導してくれました。

子どもたちは今回のダンスが大好きで、休み時間ごとにCDをかけて自主的に各教室で踊っています。これは、ダンスの曲そのものが良かったということだけではなく、指導した教師と子どもたちとの間に、「信頼」の関係がつくれたからだと思っています。

いくら、子どもたちが好きなダンスをチョイスしても、指導者との関係が不信感であったり、"やらされてる感" が強かったりすると、子どもたちはそのダンスは好きにならないのです。

明日が本番ですが、今日までの練習に、100点近い点数を子どもたちにあげたいと思っています。

赤筋と白筋

ご存知のように、酸素を使いながら持久的な力を発揮するのが赤い筋肉。

一方、酸素を使わなくとも瞬発的な力を発揮できるのが白い筋肉です。

運動選手にはそれぞれの筋肉に差があって、マラソンなどの持久走の選手は、赤筋が、短距離走や幅跳びなどの選手は白筋が多いそうです。

もちろんそれらは訓練によって養われていくものなのでしょうが、生まれながらにしてどちらかの筋肉が発達しやすい個人差もあるとか。

自分の場合は、今では完全に赤筋の割合が多いのだと思います。つまり、マラソンはできるけど、年齢とともに、瞬発力が弱くなってきている。

基礎代謝をあげるために、筋トレでも始めてみようかな。せっかくジムに通っているのに、ランニングマシンばかりではもったいないような気がしてきました。

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小学校で37年間学級担任として勤務/現在大学で教師を目指す学生に指導。/最新著書『教師と子どものための働き方改革』(学事出版)//iPhone12 Pro/Surface Laptop3/黒猫大好き/手相は両手とも「ますかけ」。

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ヨシムネ&ねね

しおちゃんマンの飼い猫、黒猫ヨシムネと ねね

ヨシムネ
ヨシムネ ♂
2005年8月生まれ。2006年8月に動物病院からしおちゃんマン家にやってきた。

ねね
ねね ♀
2008年6月生まれ。教え子(当時小6)達が公園で保護。2008年6月よりしおちゃんマン家の家族に。2017年7月28日逝去。

【しおちゃんマンの本!】
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