2011/06/30
子どもの叱り方が難しくなってくるお年頃に
高学年以上の子どもたちのしかり方の話題です。日刊通信として、保護者のみなさんにも呼びかけた内容です。
この時期の子どもたちは、ああ言えばこう言う。最後には、先生が(学校では)こう言っていたと奥の手を出す。もっとも、そういったことのほとんどは、子どもたちにとって都合のいいように受け止められていることが多いのですが(笑)。それでついつい感情的になってしまう。
しかし、感情的に叱ると感情的にしか返ってきません。
いや、感情的に返ってくるときはまだ良いほうで、しまいには、ため息などつかれて、無視されたりしてしまう。
しかし、いけないことはいけないとビシッと言わなければいけないと思うし、やらせなければならないことはきちんとやらせなければならないと思うのです。
では、高学年以上の叱り方として…、どうすればよいのでしょうか?やはりいままでとは少し違えていかなければならないのだと思っています。
私自身が教室で高学年以上の子の叱り方で大事にしていることは、
◎どうして叱られることになったのかを時間軸で順番に振り返らせてあげること。
つまり自分の行動を客観的に見せてあげること。
だと思っています。そして、
◎自分の過ちを認めたら、まず認めたことを誉めること。
◎そしてその次に叱ること。
◎さらに、今後どうしていくのかを一緒に考えること。
しかし、だからといって、感情的になることを否定してはいけないのだとも思っています。感情的になるということは、本気で叱ることのメッセージでもあるからです。
だから、自信をもって大いに叱ろうではありませんか。私たちのウルサさは、何年か後に必ず子どもたちに感謝されますから。