2011/12/31
生活指導誌が新しくなります!
2012年4月号(3月発行)から、「生活指導」誌(隔月刊行)の購読が、ゆうちょ銀行の自動払込システムを利用して定期購読ができるようになりました。毎年わずか3500円で年間6冊の「生活指導」誌がお手元に届きます。手続き方法の詳細を知りたい方は、下記表紙画像をクリックしてください。
(この画像デザインは仮のデザインです)
以下、編集長からのメッセージです。
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編集長の高橋です。編集部では、現在、新機関誌の編集作業を必死に取り組んでいます。新機関誌は、これまでの機関誌の成果を引き継ぎながら、より生活指導・子ども集団づくりを深めるための内容構成になっています。隔月刊になりますが、これまでの雑誌に負けない充実した誌面づくりを進めています。
以下、新機関誌の特徴についてご説明します。
[4・5月号(701号)の内容]
1.「教育を考えることば(仮)」 野田正彰さん
2.特集「希望を宿すつながりへ」
巻頭論文 竹内常一
実践記録 小学校2本、中学校1本
分析論文 楠凡之
3.「授業・学びと生活指導」 子安潤
4.「独立論文」 宮本誠貴
5.「かふぇのコーナー」
6.「集団づくりQ&A」
7.「教育情報」 住野好久
8.「読書案内」+ミニコーナー
「(私のすすめる)子どもと読みたい本」/小川嘉憲、小室友紀子
(掲載の順番等は変わります)
4・5月号は、新学期の子どもとの出会いから、どのように実践を築いていくのか、をテーマにしました。「生活指導とは、一人ひとりの子どもの現実にそくして、かれらが人間らしい生き方を営むことができるように援助することである」(全生研パンフレット 故宮坂哲文)という言葉に立ち返り、希望を宿すつながり、希望を見出す実践を展開するための視点を皆さんと考えたいと思います。子どもたちが「この先生とだったら、このクラスだったら…」という思いがもてる出会いをどうつくっていくのか、そして彼らをどう指導していったらよいか。子どもの期待や願いがかなう希望をどうつくり出していくのか、実践を通して考えてみたいと思います。
[新機関誌ここがポイント!]
新機関誌の特徴として、主に以下の5点をご紹介します。
第一は、全生研の研究方法の要でもある実践記録(レポート)と実践記録の分析を中核にした「特集」です。生活指導・子ども集団づくりを進めていく上での重要な実践課題・研究課題をじっくりと掘り下げます。全国各地の実践記録を取り上げ、生活指導・子ども集団づくり実践の現在の姿を示しながら、分析論文、巻頭・関連論文などを通してこれからの実践の展望がつかめるように編集しています。4・5月号は「4月 子どもと出会う~希望を宿すつながりへ~」、6・7月は「子どもの課題をつかむ」といった特集テーマを計画しています。
第二は、子どもたちと共に生活現実を読み解き、新しい生活をつくりだしていく学びの実践を報告する新コーナー「授業・学びと生活指導」です。このコーナーでは、先生方の日々の教科の授業の取り組みや、「原発問題」、「貧困問題」などの新しい課題を子どもと共に追求した実践を報告していきます。
第三は、全生研に集う仲間の輪とエネルギーを全国へと広げていくための若い人たち発の新企画「かふぇのコーナー」です。試行錯誤しながら日々格闘している全国の全生研に参加して間もない仲間・若い仲間たちの声や疑問、実践報告などを紹介します。
第四は、生活指導・子ども集団づくりだけでなく、教育について、より専門的・研究的な視点からの論考や問題提起的な論考などを掲載する新コーナー「独立論文」です。生活指導・集団づくりに関する論文(各地の基調論文なども含む)、子どもの問題、教師論などに関わる論文、会員からの投稿欄論文・実践記録などを掲載する予定です。
第五は、福祉・教育・学童保育などに関わっている会員以外の方々や会員からの「教育を考えることば(仮)」(旧「メッセージ」)、生活指導・子ども集団づくりを進めていく上での現状(情勢)をつかむ「教育情報」、私たちの実践の幅を広げる新たな本と出会いのある「読書案内」、ミニコーナー集団づくりQ&A、です。どのコーナーも、新たな出発に際し、内容をさらに一工夫しています。
これらの内容を通して、生活指導・子ども集団づくりの新しい試み、息吹を積極的に取り上げ、私たちの実践と研究の可能性を追求します。どうかご購読をお願いいたします。
生活指導誌編集長 高橋英児
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