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保護者はモンスターではない

個人面談期間中です。

個人面談と言えば、和歌山の教諭が、個人面談期間中の勤務時間にツイッターで保護者をモンスターと書き込んで処分されました。この件については、「保護者をモンスターと書いていること」「勤務時間にツイッターをやっていること」「それを教育委員会なりに伝える者がいること」「注意・指導ではなく処分されたこと」など、たくさんの問題があると考えています。

その中で今回は、保護者をモンスター呼ばわりすることについてです。

上記の件が報道された時の教員の反応は、「気持ちはわかるが、あれはマズイ」でした。はい、私たち教員には気持ちがわかるのです。それだけ私たち教員は、日々保護者の要求に苦しんでいるということだと思います。「それはそうだけど、もう私たちの力では無理」「明らかにそれは理不尽」…、そんな思いで保護者のみなさんに対しているわけです。

しかしだからといって、モンスター呼ばわりするのは間違いだと思います。なぜなら、保護者のみなさんも苦しんでいると思うからです。

現在個人面談期間中ですが、教育・子育てでうまくいかないことについて、私も一緒になって頭を抱えます。理由は、私も教室でのその子への指導がなかなかうまくいかないからです。それをお互いのせいにしていたら何も進まないと思うからです。

若い時は、家庭でもっとしっかり育ててください!みたいなことを言ってきたかもしれませんが、今はとてもとてもそんなことは言えません。一緒になって、オロオロするだけです。

しかしオロオロしているだけでは前に進まないので、一緒にできることを一生懸命さがします。そしてそのために、まずは一緒に頭を抱えることが大切ではないかと思うのです。

人が人を育てるということは、そんなに簡単にできてはいけないことだと思っています。だから、うまくいかないからといって、相手をモンスターだの、ハズレだの言っていてはいけないのだと考えています。

子どもたちとおしゃべりすることからやり直してみよう!

今の教師は、指示、注意、命令はできるが、おしゃべりができないのではないか?という指摘をしておきました。(おしゃべりどころか、頷く等々の応答さえ出来ない……)

子どもたちの声を聞くにしても、上から目線…、いや、上から耳線?で聴き取ろうとする。

そんなことで子どものことを知ることができるのでしょうか?子どもたちが表出してくることの背景や事情、心のメッセージを読み取ることができるのでしょうか?

おしゃべりもせずに、そして子どもの了解も得ずに、受容だの共感だの言っていることがそもそもおかしいと思うわけです。

ちなみに、おしゃべりができる関係とは、断ったり拒否したりすることができる関係です。おしゃべりの関係とは、つまり、子どもには拒否権があるということを前提にしています。

子どもたちとおしゃべりすることからやり直してみよう。

そして…、

学校現場に子どもと教師がおしゃべりをする時間の保障を!!

校内研究授業での3つの視点

この時期、校内研究授業花盛り。他の先生方の授業を見る機会が多いです。しかし、なぜか若い人ばかり。

理由は二つ。

「育てる」といった上から目線で、若い人たちにやらせてしまう傾向がどこの学校にもあること。逆に無理矢理でなくても、若い人たちの方から「やらせてください」といった声をあげる傾向もあること。

二つ目は、初任者研、2年目研、3年目研……、と、永遠に研修授業が続くようになったこと。

私は、人に観せることを前提にした授業は、あまり参考にならないと思っています。人に観せることは良いことなのですが、それが前提になってはいけない。

ただ、人に観せるための授業でも、普段の授業が、かいまみられることがあるので、私はそっちの方を重視します。

そのためには私は、子どもたちの顔が見える方向から授業を見ることが多いです。つまり、子どもたちが教師を見る表情を見ることが多いです。

次に、教師と子どもたちの応答関係を見ます。特に教師の「間」をみます。即座につっこんだり、一度ためたり、のりつっこみをしたり……、そういった応答関係の特徴を見ます。これは逆に若い人たちから教わることの方が多いです。

そして、授業の柱となる発問について見せてもらいます。その教材を深めたり、そこから新たな学習要求を生み出したりするのに、やはり発問はとても重要だと思うからです。

子どもの表情、応答関係、発問…、はい、私はそれしか見ません。そしてそこから逆に多いに学ばせてもらうといったスタンスです。

事後研では、もっと批判し合った方が良いと思います。最近の研修は、講師・指導主事ががまとめすぎ!しかもそのまとめって、ピントがはずれていたり、納得できないことの方が多い。目の前の子どもたち、目の前の教材について語るのですから、現場の教師間でもっともっと意見交換をしなければならないのてはないかと思っています。

体調近況

疲れがとれない。10:00前には寝るようにしているけど、寝ても寝ても寝たりない感じがする。

最近特に体が動かなくて、老けてしまった自覚がある。老いというのは、見た目ではなくて、体が思うように動かなくなる自覚からくるのだとわかった。しかしそれが老いなのか、体調が悪いのかはよくわからない。おそらく両方なのだろう。

人間ドックでは、いろいろ悪すぎて、面倒になって、新たな治療は受けていない。すると先週、せめて胃の再検査だけでも受けてくださいと養護教諭に叱られてしまった。

網膜静脈分枝閉塞症黄斑浮腫は、3ヶ月ごとに検査をしているが、今のところ新たな血管梗塞はみられない。しかし左目の視野は、あいかわらず若干せまくなっている。

血糖値は下がらない。そのせいで、少しずつ血管がダメージを受けているようだ。

座骨神経痛は、一時、ジョギングができそうなほど回復したが、ここ数日、痛みが再発しているので、注意したい。

停年まで担任をやり遂げるということは、体力的にも大変なことであることがわかった。やりきった諸先輩かたにあらためて敬意を表したい。

全生研セミナー2012

全生研セミナー

■日時:11月10日(土) 9:30〜18:00

■場所:獨協大学(埼玉・草加)
※5棟128号室および211号室〜116号室
東京メトロ日比谷線・半蔵門線直通東武スカイツリーライン「松原団地駅」西口下車徒歩5分
http://www.dokkyo.ac.jp/daigaku/a02_02_j.html

■参加費:無料

■内容
09:30〜10:00 受付

10:00〜11:30 集団づくり実践講座
 以下の3つの集団づくり講座の中から1講座を選択してください。
  ・子ども集団づくり入門講座(講師:今関和子)
    集団づくりで困っている若い教師へ
  ・授業づくり講座(講師:笠原昭夫)
    東日本大震災と原発・放射能問題をどう教えるのか
  ・集団づくり実践講座(講師:安島文男)
    いじめ問題に取り組む一年間の指導構想と実践。

13:00〜15:00 全体学習
 北海道大会一般分科会レポートの傾向と論点

15:30〜18:00 実践レポート分析分科会
(1) 子ども集団づくり 小学校 北海道より
(2) 子ども集団づくり 小学校 千葉県より
(3) 子ども集団づくり 小学校 東京都より
(4) 子ども集団づくり 中学校 東京都より
(5) 子ども集団づくり 中学校 神奈川県より
(6) 特別なニーズを持つ子どもと集団づくり 神奈川県より
(7) 学年・学校づくり 埼玉県より

日刊通信NO.108より:秘密

秘密

昔から子どもというのは、「秘密」が好きです。

一つは、大人にかくれてやることが、とてもスリルがあってワクワクすることが多いからです。「秘密基地」というのをみなさんも作った覚えがあると思います。そこに自分たちだけの世界をつくることができるということも子どもたちにとってはとても魅力的なことです。

二つ目は、秘密を共有することで友達関係が結べる、ということです。私とあなたしかしらない秘密があること…、これは二人の友情を深めるということらしいです。

ところが最近の子どもたちの間には、この「秘密」が成り立たないことが多いようです。“秘密にしておいてね”、ということがたびたび破られて、トラブルになることが多いのです。秘密を共有することが友達関係を結ぶ手段だったはずなのですが、今の子どもたちは、「誰かの秘密を教えてあげること」が、友達づくりの手段になってしまっているというわけです。

さて、今の子どもたちにとって、誰がだれを好きだ、というのが大きな関心事のようです。そしてそれは当然、秘密のこととして扱われているわけですが、それがたびたび破られて、あちこちでトラブルになっている。場合によっては、からかいの材料になっている。人が人を好きだということはすてきなことのはずなのに、それはとても悲しいことです。

ましてや、秘密を話してくれるということは、あなたを信じて打ち明けてくれたはずなのに、それを他の人に簡単に話してしまうというのは、かなりマズイことです。

というような話を先日、子どもたちにしました。理解してくれたと思っています。

日刊通信NO.107より(小6):すべて自分の思い通りにいくと思っている?

今年度も学級通信が順調に発行されています。25日で107号になりました。時々その記事も紹介しいたします。

-----↓ここから↓-----
今の子どもたちは、すべて自分の思いどおりにいくと思っているようです。そして、思い通りにいかないと、すぐにあきらめたり、面倒くさいと振る舞ったり、相手やまわりのせいにして悪口を言ったり、攻撃的になったり時にはキレたりします。

しかし考えてみると、この世の中、ほとんど自分の思い通りにいきません。どんなに努力しても、自分が満足するほど思い通りにいく確率は、数パーセントだと思います。

子どもたちは、好きな人がどうのこうの…、話題になる年頃になりました。ところが、自分が好きだと相手も自分が好きでならないと思い込んでいる子が多いです。(苦笑)あと数年後でどの子も経験する恋愛についても、ほとんど思い通りにいかないということを経験した時に、この子たちはいったいどうなってしまうのでしょうか?

人生何事も思い通りにはいかないのです。しかしだからこそ生きていくことはおもしろいとも言えます。

思い通りにいかないからこそ、研究し、工夫し、発見し、努力し、進化していくのだと思います。

思い通りにいかないからこそ、励ましあうことの大切さやありがたさがわかるのだと思います。
 
今、思い通りにいかないからといって、ふくれたり、まわりわ批判したり、落ち込んだりしている人がいたら、ぜひ「ガ・ン・バ・ロ」と励ましてみてください。そして自分もうまくいかないことを話してみてください。

それが大切な人間関係なのだと思いますよ。
-----↑ここまで↑-----

授業あそび:ダウトをさがせ!

[手順]
(1) 出題者メンバーが「いつ」「どこで」「だれと」「なにをした」を発表します。

※おもしろい話や、まさかそんなことが…、と思うような話ができる子がいると盛り上がります。

(2) その中で一人だけ、嘘の内容を発表します。

(3) だれが嘘をついているか当てます。

※班対抗にして、班で話し合うのも良いと思います。

[スマイル度アップのために]
◎質問を受け付けて、応答の仕方で判断すると盛り上がります。楽しいやりとりで笑顔に!

◎いかにもうそをついているような演技ができる子が出てくるとおもしろいです。

学習指導要領通りにはできないこと

若い先生が授業をすごく工夫して子どもたちが生き生きとした授業を展開。しかしその後の指導主事の指導で「なぜ学習指導要領通りにやらないのか」と言われてしまったといいます。他県での話ですが、リアルで残念で、不幸なお話です。

私自身も教育委員会の学校訪問で、国語の授業で直接指導を受けた時に、「授業をする時には、まず第一に学習指導要領に書かれていることを頭に思い浮かべてください」という話を聞きました。つまり簡単に言えば、国の言う通りに授業をやりなさい、ということです。サザエさんの授業などやるな、ということだと思います。(そうはおっしゃいませんでしたが…)

別に国にたてつくわけではないのですが、それは(まず学習指導要領を頭に思い浮かべることは)無理なお話なのです。

私たち現場はまず目の前の子どもたちをどうするかを考えます。いや、考えざるをえないのです。そして、その子どもたちの実態に合わせた教え方をします。つまり、学習指導要領よりも目の前の子どもたちを優先します。目の前の子どもたちがどうすればわかるようになるのかを考えるわけです。学習指導要領は国がつくったものですから、全国統一です。しかし子どもたちは全国統一ではないということです。

「なぜ学習指導要領通りにやらないのか」などと言う人は、国の言う通りに授業をすれば、子どもたちはわからなくてもよいという考え方を持っているかのようです。そしてわからないのは、子どもたちや保護者の自己責任であるらしいのです。

教育基本法改悪以来、教育においてもとても残念な国になってしまいました。

強い指導・ソフトな指導、第三の道(松戸の教研集会に参加して)

\( 起 )/
金曜日に松戸の教研集会に「高学年・中学校」分科会の共同研究者として参加しました。小学校は、跳び箱の指導を通しての学級集団づくりの実践。中学校は、「強い指導」と「ソフトな指導」の間で揺れる学校についての報告でした。

\( 承 )/
小学校の実践では、跳び箱ができるようになろう!という目標の提起を子どもたちの討議・討論の場に変えることで、子どもたちが主人公として学ぶことができることを話しました。また、跳び箱3時間目に、跳び箱の取り組みについての感想を子どもたちが書いて話し合う場面があるのですが、とても学べる場面だと思いました。実践も、最後に跳べなかった子が跳べて、感動的に終えたことが報告されていました。

\( 転 )/
中学校の実践では、生徒との対話を通した指導についての不安があるという報告。子どもたちの荒れは、そういった「弱い」「ソフトな」指導に原因があるのではないかという雰囲気が学校に生まれてしまうということ。現に他の学年では、怒鳴りをメインにした指導?が当然のようになりつつあるという報告。

私は指導を、強い・弱いの二つでとらえるのはとても危険だと考えています。ソフトな指導であっても、心情的な管理・支配している場合だってあるし、ソフトな言い方で強いられることのウザさってあると思うのです。"だったらガチに怒鳴ってくれた方がよっぽどすっきりする!" ということだってあるわけです。

\( 結 )/
強くも弱くもない指導、第三の道をさぐらなければなりません。そのためには、中学校にしろ、小学校にしろ、子どもたちともっともっと対話し、おしゃべりし、子どもたちのことを知り、理解しなければならないのではないでしょうか。そして学校は、私たちが子どもたちとおしゃべりする時間をきちんと保障するべきだと思っています。

また、指導というのは、子どもたちには拒否する権利があるということが前提になければならないのではないかということ。学校が決めたこと、教師が言ってことについては従わなければならないといった勘違いを我々はしていないだろうか?だから子どもたちとの対話が成立させることができないのではないだろうか。

日本はいつから密告社会になったのか

\( 起 )/
和歌山でのFacebook事件があって、本名明記の私のような教師は、ブログやTwitterでは本当のことが書きづらくなってきた。

※和歌山の教師がFacebookに保護者を中傷した書き込みをしたということで処分された記事。(教諭は同日から自宅待機となり、担任を外された。)

\( 承 )/
あの事件以降、保護者を名乗って「こんなこと書いてます」なんて管理職に通報するわけのわからない人も後を絶たないようだ。これでは旧社会主義国の密告社会だ。

\( 転 )/
そもそも、あの記事の意味はどっちだろう?つまり、
「こんなことをした教師がした」
ということを記事にしたかったのか、それとも、
「こんなことだけで処分されてしまった」
ということを言いたかったのか。後者なら理解できる。あれは、"注意・指導" のレベルであって、処分される問題ではない。

\( 結 )/
こんなことで現場の声が規制されてしまってはいけない。問題にされるべきは、教師がSNSを利用することではなく、匿名で密告する社会になったことだ。

こんな話を子どもたちにしました

( 起 )σ失敗から学びなさい。

( 承 )σ「悪い子がいて大変」だとか「ダメクラス」だとか言われても気にしません。

( 転 )σ先生はその失敗の責任をとりましょう。そしてたくさんの人に何度も何度も頭を下げましょう。

( 結 )σそれがあなたたちの未来につながる失敗だと信じているから。

今こそ教師の苦悩を語る時

教師の苦悩は、その苦悩を語ることでしか、その苦悩から逃れられないということ。

つまり、それが語れる職員室でなければならないということ。

担任が自己責任を強いられ、それぞれがうまくいかないことを隠さなければならないような学校は、何よりも子どもたちが一番不幸である。

子どもたちを指導することの苦しさを語ろう。教師でいることの苦しさを語ろう。そう、それはベテランの私やあなたから。

それが若い人たちに勇気と元気を与えることにつながるはず。

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しおちゃんマン★ブログ

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塩崎義明(しおちゃんマン)の『公式メインブログ』です。教育問題について語ります。⇒ 管理画面

37年間千葉県の小学校で学級担任として勤務。退職後2つの大学で非常勤講師。生活指導・進路生徒指導、特別活動、発達障害と学級づくり等の講義を担当。2月、3月には小学校現場にも臨時講師として勤務。全国生活指導研究協議会常任委員。著書『教師と子どものための働き方改革』『学校珍百景』 他。黒猫大好き。

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ヨシムネ&ねね

しおちゃんマンの飼い猫、黒猫ヨシムネと ねね

ヨシムネ
ヨシムネ ♂
2005年8月生まれ。2006年8月に動物病院からしおちゃんマン家にやってきた。

ねね
ねね ♀
2008年6月生まれ。教え子(当時小6)達が公園で保護。2008年6月よりしおちゃんマン家の家族に。2017年7月28日逝去。

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