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今年一年間ありがとうございましたm(_ _)mペコッ

2012年も終わりですねぇ。

今年一年間、このブログを応援していただきありがとうございました。

今年は、座骨神経痛で、一時は車椅子で移動しなければならなくなるほど悪化してしまいました。楽しみにしていた各地のマラソン大会にも出られそうにありません。とても残念です。現在、少しずつリハビリをして、大会に出られるようにがんばっていますが、体調管理の大切さを身にしみて感じた年でもありました。

一方、現場はますます多忙化し、「忙しくて仕事ができない」という、名言が生まれました。つまり、この忙しさは私たちの仕事ではないということです。"子どもたちに目を向けるな" と言っているのではないか?と思えるほどの現場を、私たちはどのようにして正常な環境に戻せばよいのでしょうか。新しい政権はさっそく、心のノートや全国一斉学力テストの復活などを決めたようです。私たちは現場の底力で、教育を子どもたちの手に取り戻さなければならないと決意しています。

今年も、北海道から九州まで、いろいろな所に行かせてもらい、そこで多くの出会いがありました。その出会いからたくさんの勇気と元気をもらいました。本当にありがとうございました。新しい年は、出会いと対話の時代への第一歩になると考えています。引き続き、新しい年もよろしくお願いいたします。

教育を子どもたちの手に取り戻す

安倍内閣のスローガンの一つは「教育を取り戻す」です。

しかし…、別に民主党が自民党がつくりあげた「教育」を奪ったわけではありません。何もしなかったのです…、むしろ、小泉・安倍内閣時代につくりあげた "自己責任・自己負担" で、"学校間競争の活性化" という路線を継承し、強化したのではないでしょうか。

そのせいで、学校間格差、学力格差はどんどん広がり、教師の負担はさらに増しました。子どもたちの中にいじめが広がり、教師の精神的疾患の多さはあいかわらずです。

ちなみに、民主党の公約だった教員免許更新制度廃止については、その見直しさえしませんでした。

新しい安倍内閣は、この路線の上に、さらに、国家主義的な教育を、内容的にも制度的にも強化することを考えていると思います。

国のために滅私奉公する子ども…、時には命さえ投げ出せる子どもたち…、そんな子どもたちを育てることを目指しながら、一方で、6.3.3.4制を見直し、飛び級・留年を制度的にも認め、ひと握りのエリートとその他の子どもたちを、進路制度的にも早くから振り分けていく……。

そして、そういった教育の方向に反対する組合、またはその応援団的な教師を徹底的に排除していく。

まっ、どこに書いてあったわけでもないし、自民党の人たちがそう言っていたわけではないのですが、安倍さんの言う「教育を取り戻す」って、そういうことなんだろうなあ…、と推理できるわけです。

さて、そういった路線に対置し、逆に、"教育を子どもたちの手に取り戻す" ためにはどうしたらよいのでしょうか?

実は、それは可能なのです。具体的にどう考え、どうすればよいのかは、恒例のお正月のメッセージで書いてみたいと思っています。

AQUOS PHONE ZETA SH-02E

スマホデビューです。

シャープの、AQUOS PHONE ZETA SH-02E。色は、赤です。赤と言っても、エンジに近いかな?

2012227185901.jpg

「スマホ時代」シリーズの本を書いているのに、スマホを持っていないというネタはもうおしまいです。

不思議な人間の体

今年最後の目の検診に行ってきました。

今月のはじめ、造影剤を飲んで、血管の流れを検査した時の診断結果を知らせてもらいました。

結果は、あいかわらず左目の血管はつまっているとのこと。

血管がつまっていると、それをフォローしようとして細い血管が出てきて、それがあまりにも弱い血管なのですぐに破れてしまって血が広がり失明してしまうので、出てきた新しい血管はレーザーで焼かなければならないとのこと。

しかし幸いに、まだ新しい血管は出てきていないので引き続き様子を見るとのことでした。

人間の体は不思議です。フォローしようとして自動的にいろいろなことをしようとします。しかしそれが原因となって致命的な失敗をしてしまうようです。

血栓もそうです。ドロドロ血で傷つけてしまった血管の壁をなおすためのねいわゆるかさぶたが血栓になるそうです。

中沢啓治さん

はだしのゲンの中沢啓治さんか亡くなりました。ご冥福をお祈りしたいと思います。

私自身も多くの皆さんと同じように、「はだしのゲン」を通して存じているだけですが、いくつかの出版社から掲載を断られたという「はだしのゲン」は、今では学校の図書室に普通に置かれている漫画になり、そのぶれない生き方に、大いに励まされてきました。

しかしながら、日本の政治はどんどん右傾化しています。もしかしたらこうした漫画も「事実でない」「偏向している」という理由で、学校に置かれなくなる日が来るのかもしれません。

しかし、時代がどんなに変わっても、広島、そして長崎に原爆が落とされ、日本人は核の恐ろしさを人間として体験した世界でただ一つの国である事実は変わりません。

ところが、その核を利用した原発があれだけ大きな事故・事件を起こしてしまったにも関わらず、"国家として生存するための条件がある" と、国民よりも国の生存を優先し、原発ゼロはありえないと主張する人たちが国のリーダーとなりました。選挙制度に問題があるとはいえ、少なくとも国民はそちらの道を選択してしまったのです。

私たちはこういった時代であるからこそ、大切にされなければならないのはいったいなんであったのか…、平和に生きるとはいったいどういうことなのか、そして民主主義とはいったいどういうことなのかを具体的な事実で子どもたちと共に考えていかなければならないのだと思っています。それは "偏向教育" でもなんでもないはずです。

そのためには、ゲンのような、怒りと前向きな明るさ、そして勇気を持ち続けていきたいと思っています。

今年を振り返ろうと思ったけど

今年も、2012年の3大◎◎を考えて、振り返ってみようかと思ったのですが、なぜかなかなか思い浮かばないのです。こんなことは初めてなので、なぜかを考えてみました。

理由は、1年間の出来事を思い浮かべられないほど "異常" な忙しさだったからです。

もう、「多忙」などという言葉ではいい表せません。現場はもう正常な状況ではない。「異常」という言葉で表現するのが一番適切だと思います。そしてもっと重大なことは、その現場にいる私たち自身がその「異常さ」に気づいていないということです。

2学期最後の職員会議で、この2学期の異常な忙しさについて意見しました。忙しさの隙間をぬって授業をしているような状況でまともな教育活動ができるのか!?ということです。念のために書いておきますが、これは本校だけのことではありません。日本全国の学校で起こっている異常事態です。

どうしてこんな状況になってしまったのか……。

これは、小泉内閣の時から進めた新自由主義的な発想が、安倍内閣の時に改悪してしまった教育基本法わ根拠に、具体的な形で学校現場に降りてきて、説明責任を伴った自己責任の元、学校間競争的な発想が生まれ、「これだけすばらしいことをやっています!」というアピール重視の学校づくりが始まったからです。

ゆえに地域にひらかれた学校づくりという看板の元、いろいろな行事が続いていくようになったわけです。そんな中で、もともとあった行事も、よりすばらしい、失敗のない取り組みにしなければならないという雰囲気が学校現場にあふれています。

繰り返しますが、このことについて、私も含めた現場の教師は気づいていなかった。考える余裕もなかった。ただただ異常な忙しさに流されるままだったのが2012年。自分たちの目が子どもの方ではなく、外や周りに向いてしまっていることに気づいていない。そしてそのことから生まれている異常な忙しさのためにさらに子どもの方に目を向けられなくなった悪循環。

しかしそんな中でも、本当に本校の職員はもちろん、日本の教師はがんばっていると思うのです。

さて、難しかったのですが、なんとか振り返って考えた、今年の、自分にとっての三大ニュース。

◎32年間で8回目の6年生担任に。本校では、3回目/7年間。その中で子どもたちからたくさんの感動をもらったこと。

◎「スマホ時代の学級づくり」を集団づくり研の仲間たちと一緒に刊行!「スキホ時代」シリーズの第2弾「スマホ時代の授業あそび」もまもなく刊行!!

◎座骨神経痛になり、一時車椅子生活。現在、マラソン大会復帰に向けてリハビリ中。あらためて健康について考えられることができた2012年。

福岡でやったワークショップ

福岡の講座でやったワークショップの一つです。

1.班内で自己紹介。その際、今年の三大◯◯を紹介し、そのうちの一つを詳しく話す。

2.班内で紹介された話の中で、全体の前で紹介してみたい話を一つ決める。

3.全体の前で紹介された話の中で、インパクト賞を一本決める。

コンクールのやり方は、班一票制で、自分の班と、もう一つの班、二つの班に一票入れる。

300人手つなぎ宝探し

六年生と一年生の仲良し集会。合わせて300人の子どもたちで何をやるのか、いろいろ悩みました。

行ったのは、手つなぎ増やし鬼、手つなぎ宝探し、手つなぎ回旋リレー。

6年生と1年生はクラス数が違います。そこで、6年生がバラバラになって、1年生一人ひとりとペアーになっています。これは年間を通してのペアーです。そのペアーで手をつないで、いろいろなあそびをしました。

さて、手つなぎ宝探しとは、実行委員が事前に強力磁石を校庭のどこかに40個貼り付けておいて、それを6年生と1年生のペアーが手をつないで見つける遊び。

一年生のクラス対抗で行いました。150ペアいるので、磁石はもう少し増やしても良かったと思いました。

ぜひお試し下さい。

新刊本:教室に笑顔を!/スマホ時代の授業あそび

集団づくり研のメンバーによる新刊本、
「教室に笑顔を!/スマホ時代の授業あそび」(塩崎義明編著)
を年明けに発刊します。

このブログでも時々紹介している、子どもたちが笑顔になれる「授業あそび」を65個、紹介しています。

さて「授業あそび」とはいったいなんでしょうか。

一つは、「教師にあそび心」があるということです。ここでいうあそび心とは「あっと驚かせる、意外性のある導入や流れ」「教科書にない素材の利用」などがあげられますが、大切なことは、そういったあそび心を持つことで、子どもたちの「顔」が見え……、子どもたちの「声」が聞こえてくるということです。

二つ目は、子どもたち同士の「つながり方」を問う授業という意味です。たとえば、グループ対抗のゲーム的な要素をもった要素を意図的に取り入れることで、子どもたちに多様なつながり方を指導できます。

三つ目は、上記の内容を取り入れることで、何よりも子どもたちが教室の主人公として登場できるようにする、ということです。主人公とは学びの主体であり、その学びを通して未来を切り拓く力をつけるということです。

どうぞお楽しみに!

明日、福岡に飛びます

明日、九州民教研福岡集会に講師として出かけます。

お近くの方はご参加下さい。

日時:12月23日(日)
16:30~18:00

場所:福岡大学 8号館3F 832

内容:
忙しさを笑いとばして、子どものストーリーに参加するために
~子どもを受け入れるのではなく、子どもに受け入れられる教師に~

忙しい忙しい…、その内容を分析してみると、本当にそんなに苦しい思いをしてやらなければならないものなのだろうか?あまりにもおかしな忙しさが広がっていないだろうか?そんな空洞化した忙しさなんか笑い飛ばしてしまえばいい。

また、形だけの道徳、上からの押しつけマナー、そんなことにこだわるよりも、もっともっと大切にしなければならないことがたくさんあるのではないでしょうか。たとえば、子どもたちとの笑い。最近子どもたちと一緒に大声で笑っていますか?

私たちは子どもたちを受け入れようと必死にがんばっているけど、逆に、自分が子どもたちに受け入れられるためにはどうしたらいいのかについて、もっと心をくだくべきではないでしょうか。

そんな話を具体的な実践事例を通して、お話しさせていただく予定です。

今日で2学期終了

本日で2学期が終了します。(本校は3学期制です)

6年生の小学校生活も、残すところ3学期の53日だけになりました。

卒業まで1日1日を大切にしてほしいのですが、この2学期を振り返ってみると、私自身が次から次へとやってくる大きな行事に(教育委員会学校訪問、修学旅行、小中音楽発表会、職場体験、ふれあい発表会、マラソン大会等々に)振り回されて、なかなか子どもたちに目を向けてあげられなかったという大きな反省があります。

友だち関係や学習の悩みなど、何よりも優先して、もっともっと話を聞いてあげる必要があったと思っています。本当に子どもたちには申し訳ない気持ちでいっぱいです。

限られた学校の時間の中で、やらなければならないように見えることが多すぎてパンクしています。何を切り捨てて、何を大切にしなければならないのかが問われています。そしてそういったことをチョイスできる教師の力量が求められているのだと思います。

好きな者同士で?

先日、テレビでMANZAIを観ていたら、あるコンビがその話の枕で、
「グループになるときに、好きな人となりなさい、と言われたのがいまだにトラウマになっている○○で~す」
というのがあって、それが共感的な笑いになっていて、私も、「そうだよな~」と思いました。実は、私自身も小さいときにそういった経験があるのです。

つまり、好きな人同士でグループをつくれと言われたときに、自分だけなれなかったらどうしよう…、何々さんと一緒になりたいのだけど、逆に△△さんに悪くないかなあ…、等々、いろいろなんことを考えてしまって、身動きがとれなくなってしまうのです。

しかし私自身が教師になってみると、そういったことが、席(班)決めやゲームなどでわりと一般的に使われていて、さらには、子どもたちも比較的自然に受け入れていたので不思議に感じていたことがあります。

今のクラスは班編成や席を決めるとき、また、宿泊学習の部屋決めなど、本当によくもめます。もう、いいかげんにしてほしいと思うこともあるのですが、逆に言えば、自分たちでグループを決めるように指示されたらそうなるのは当然で、ある意味、正常な感覚ではないかと最近では思うのです。

自分たちのことは自分たちで決めると言った、一見理想に聞こえることを理由に、子どもたちを惑わせたり、傷つけたりしていないだろうか。"自治" とは本来、そういうことではないはずである。

スマホ購入しようと思ってる

子どもたちに、「今先生が新しく買いたいと思っているものはなんでしょう?」と子どもたちにクイズを出したら、「新しい顔!」などと言う子がいたので、「アンパンマンじゃありません!」と一応、つっこみを入れたら、そのやりとりに "つぼって"、笑いが止まらなくなってしまった女子がいて、おかしかったです。

それはさておき、いよいよスマートフォンを購入しようと思ってます。

今は、ガラケーとiPad2のセット。iPadがあるからスマホはいらないと思っていたのですが、すぐにメモをとりたかったり、SNSを利用したかったり、調べたりしようとする時に取り出すのはiPadじゃなくて、ケータイを出していることに気がつきました。つまり、iPadは、取り出すのにはけっこう時間がかかる。だったらスマホを購入してしまおうと思ったしだいです。

ちなみに私は若い時からずっとMac使いなので、iPhoneを購入したいところなのですが、ケータイはドコモなので、それこそiPadがあるので、スマホはAndroidにしようかと思ってます。

Xperia AX so-01E がいいと思っているのですが、内部ストレージが他に比べて小さいな。んっ?内部ストレージってなんだ??

AQUOS PHONE ZETA SH-02E ってやつもいいなあ。

でも、抜きん出ているらしいのは、GALAXY 。でも、赤外線通信や防水機能はなし。

この三台かなあ……。迷う!

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塩崎義明(しおちゃんマン)の『公式メインブログ』です。教育問題について語ります。⇒ 管理画面

小学校で37年間学級担任として勤務/現在大学で教師を目指す学生に指導。/最新著書『教師と子どものための働き方改革』(学事出版)//iPhone12 Pro/Surface Laptop3/黒猫大好き/手相は両手とも「ますかけ」。

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ヨシムネ&ねね

しおちゃんマンの飼い猫、黒猫ヨシムネと ねね

ヨシムネ
ヨシムネ ♂
2005年8月生まれ。2006年8月に動物病院からしおちゃんマン家にやってきた。

ねね
ねね ♀
2008年6月生まれ。教え子(当時小6)達が公園で保護。2008年6月よりしおちゃんマン家の家族に。2017年7月28日逝去。

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