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取り込み型教師から自ら実践を構築していく教師へ

市教研の学級経営部会で、3年目の先生の悩みをみんなで聞きました。

参加者には、まず自分が3年目の時にはどんな悩みを持っていたのかを出し合ってもらいました。そして今、どんなことで悩み、どんな視点で学級集団づくりを考えるべきなのかをみんなで考えました。

まとめを依頼されたので、『取り込み型教師から自ら実践を構築していく教師へ』というテーマで、次の3点でまとめてみました。

一つ目は、子どもと仲良しになるための手だてを考えること。もちろん"仲良しこよし"の仲良しではなく、信頼を得るという意味を含んでいます。

二つ目は、教師としてのこだわりを持つこと。

私自身は新採の頃から、日刊通信にこだわりを持っていて、30年を超えた今も発行し続けています。

三つ目は、教師としての自分のキャラを知ること。

名人やカリスマはいらないけれど、個性的な名物先生が生きていける現場でなければならないと考えています。自分のキャラを知り、それを大いに生かして欲しいということです。自分自身が教師としての武器、ということになるのだと思います。

寄り添われることの苦痛がわかる距離間を

"子どもの思いに寄り添う" "決して見捨てない" ……。

民主的教師を自称する人たちがよく使う言葉です。

しかしこういった人たちの中に、寄り添われること、常に気にかけられていることの子どもたちの苦痛がわからない人が多いです。時には、寄り添っている自分に酔っているだけで、子どもとの関係がまったく結べていないこともあったりします。

いわゆる子どもたちの言葉をかりると「ウザい」ということ。

そういったことに対置して、私は「子どものストーリーに参加する」という言い方をしてきました。「ストーリー」とは、いわゆる子どもにとっての「事情」とそれにともなう「思い」です。それを「点」としてとらえないで、「線」(ストーリー)としてとらえるということです。

「参加する」とは、簡単に言えば「一緒に悩む」ということ。上からよりそったり、教師の力でなんとかしようとしたりしない。とにかく悩む、そして一緒になって考える。流れの中で、という意味で「参加する」よりも、「合流する」の言い方のほうがいいかな、と思ったりもしています。

"私はあなたを見ているよ、決して見捨てないよ"という距離感とメッセージよりも、『一見、見てくれていないようで、実は一緒になって悩んでくれていた』といった距離感が良いのではないかと思っているのです。

国会見学&東京散策に向けて

国会見学と東京散策の準備を始めています。

午前中に国会議事堂の衆議院内を見学。

午後は、班ごとに都内を散策して、自分たちで戻ってきます。

事前に、行き先までのアクセスと、行き先について詳しく調べます。

昔は、時刻表やパンフレットを利用したものですが、今では、パソコンで調べます。今の若者がケータイやスマホで数十秒で調べてしまうことを学習として進めます。

時代によって調べ方は違っていきます。子どもたちが大人になる頃にはさらに便利になっているでしょう。したがってこの学習は調べ方の学習ではありません。調べようとする力を育てる学習だと言えます。

アナログな学習は大切だと考えています。電子辞書が広がっても、国語辞典の引き方は必要です。なぜなら、デジタルは、アナログなしくみ(たとえば五十音順に言葉が並んでいるということ)をベースにしてつくられているからです。

しかし一方で、"検索" が人間の考える力を弱めているような気がします。コミュニケーション空間も奪っているような気がします。悩んだり、相談したり、助け合ったり…、そんな人間の営みを、"便利" の上にたって見直すべきです。でなければ、次の時代の "便利" を生み出せなくなるからです。

便利は、不便な環境からしか生まれないのだと思います。

なぜ今、"ならぬことはならぬものです"?

(什の掟_起)
会津藩の[什の掟]の最後に出てくる「ならぬことはならぬものです」の解釈について、これからいろいろな考え方が出てくると思います。ネットで調べてみても解釈や評価がたくさんたくさんあるようです。しかし私が注目したのはその解釈ではなく、この内容が話題になることについてです。

(什の掟_承)
"ならぬことはならぬものです"が話題になるのは、ブレない政治姿勢や子育てが求められていることと無関係ではないように思います。逆に言えば今の政治姿勢や子育てはブレまくっていて、未来についてなかなか自信が持てない状況であると言うことかもしれません。

(什の掟_転)
"ブレない子育て" というテーマで考えるためのキーワードは、『教育・子育ては長い目で見る』ということだと思います。目の前のことに追われると、まわりの変化に惑わされて気持ちが揺れまくります。良しとしていたことも、"もしかしたらいけなかったのか?" と……。

(什の掟_結)
教育・子育ては長い目で見る…。"遠回りは人生の宝"、"小さな失敗から大きな宝"、"大きな失敗からこそ見えてくる大切な仲間"……。

保護者のみなさん、教師のみなさん、目の前の失敗や間違いにめげることなく、前向きに考えていこうでありませんか。"ならぬことをしてしまうのが子どもたち" なのですから。

『不安』を大切にする

\( 起 )/
スマートフォンの使い方にかなり慣れてきました。今までパソコンで得ていた情報が、いつでもすぐ手元で得られるようになりました。また、ふと思いついたことも、手帳やペンを出さなくても、すぐにメモできるようになりました。(私の場合は思いつきをツイッターにあげておくケースが多いです)

\( 承 )/
ツイッターやFaceEBook等のSNSにもすぐにつながり、LINEを使って無料でコミュニケーションをとることもできます。日本のケータイ電話の4割がスマートフォンになり、その確率はさらに上がっていくのでしょう。

\( 転 )/
先日、スマートフォンで初めて有料…、と言っても170円ですが、買い物をしました。ネットで買い物をするのは、我々の世代ではなかなかなじめないし、勇気がいります。自分の意図しない所で、何かが進んでいるのではないかという不安が出てきてしまうのです。しかし…、もしかしたら、それは "正常な不安" ではないかと思っています。

\( 結 )/
私たちの個人情報や、個人そのものが市場化されていくことの不安、犯罪に巻き込まれていくことの不安、人間としての何かを失っていくのではないかという何か分からない不安、そういった不安を逆に大切にしなければならないのではないでしょうか。その不安がなくなったしまった時、人間はどうなってしまうのか、それこそ不安です。

子どもたちは思い通りに育たない(それで良い)

(起)σ 子どもたちに言葉だけで伝えようとしてもなかなか伝わりませんね。にもかかわらず、どんな言葉を使えば良いのか?どんな言葉の投げかけ方が良いのか?と研究している……。そもそも言葉だけでは伝わらないと分かっているのに。

(承)σ 言葉だけで伝える…、そして教えようとする「言葉主義」は、押しつけ、強制になり、子どもたちの自立や思考を妨げる危険性があります。また時には、子どもたちの権利さえも奪ってしまうこともある。さらには、なかなか伝わらないことに教師が苛立ち、子どもたちとの信頼関係が崩壊してしまうこともあります。

(転)σ 学習内容や価値や思想は、もしかしたら、教師と子どもたち、子どもたち同士のやりとり(応答関係)を経て、子どもたち自身が発見し、自分のものにしていくものではないかと思うわけです。ゆえに時には、教師の意図とは別な方向に向く場合もあるし、あっても良いと考えます。

(結)σ 私たち大人は(教師だけでなく)、子どもたちは思い通りに育てられるといった幻想をそろそろ捨てるべきだと思うわけです。(子どもたちはなかなか国の思い通りには育ちませんよ!といった安倍政権へのメッセージも兼ねて)

今年も実施?非常識なアンケート!

千葉県教委は、今年も常識では考えられない高学年の子どもへのアンケートを、県内小中学校すべてに実施するらしい。

「あなたは、今の学年になって、先生のことで、いやだなぁと思うことがありますか。」

といったアンケート。

これは、教師の不祥事を防ぐための…、いわゆる、セクハラ防止のためのアンケートらしいのだが、子どもはそうはとらない。徹底的に担任の批判を書いて提出し、教師と子どもたちの関係は悪化したという情報もたくさん届いている。

しかも今年は、このアンケートは、保護者のチェックを受けてから、管理職に提出といった、担任としては本当に "感じの悪い方法" にパワーアップしている。

昨年、組合にこのことを訴えたとき、日教組は積極的に推進。全教は「不祥事が続く中、特に中学校ではしかたがない面がある」となぜか弱腰。問題にしているのはついに私だけになってしまった。

セクハラのことであれば、セクハラについいてであると説明が必要。現場感覚のない取り組み、教師と子どもたちの関係を悪くする取り組み、教師の意欲を奪う取り組みについて断固抗議し、反対するものである。

昨年の取り組み批判については、こちらのページ

できないことをできないと言わないのは不誠実?

「できないことをできないと言わないのは不誠実である。また、できるふりをしてやらないのは裏切りである。」

…、などときついことをツイッターでつぶやいてしまった。このところ、こうしたケースに出会うことが多いからです。いわゆる、愚痴として聞いてもらえればと思っています。

私たちは、"できない"と言えない立場に追い込まれてしまっていることにこそ目を向けなければならないのかもしれません。"できない"などと言ってしまうと、排除されてしまうのではないかという不安が今の社会には強いのではないでしょうか。

できないことは"できない"と言おう。それはまったく恥ずかしいことではないはず。誰かができないからこそ助け合いや協同、そして修正が生まれるはず。

そして、やらなければならないのにできない、というきつさに追い込まれた時に自分に閉じこもり連絡を絶つのではなく、逆にそんな時にこそ、たくさんのつながりを期待しようではありませんか。

実は私も、できないと言えずになんでも背負い込んでしまう傾向があります。もっとまわりを信頼しなければいけないと、いつも反省の繰り返しです。

修正しない・発想しない・意見しない

"若い人"…と、ひとくくりにしてはいけないが、みなさん、かなり保守的だ。

人間関係をうまくまわすことを最優先し、現状にどんなに大きな課題があろうと、それをなかなか修正しようとしない。そういった意味で人間関係トラブル回避能力にたけているとも言えるのであるが……。

いつまで我々世代がつくってきた現場の負の遺産にしがみついているつもりなのだろう?思いきった発想で、変えて欲しいと最近特に思ったりする。そして、思いきった遊び心のある取り組みも発想してほしい。

修正しない、発想しない、意見しない……。

上っ面の仲良し関係はつくれるけれど、これでいいのか?日本の未来の教育現場。

『スマホ時代の授業あそび』1/30刊行予定!予約受付開始しました。

集団づくり研のメンバーによる書籍、スマホ時代シリーズ第2弾!

『スマホ時代の授業あそび』の予約販売、受け付け開始です。

昨年刊行の「スマホ時代の学級づくり」と合わせてご購入下さい。

●タイトル 『スマホ時代の授業あそび』

●著者 塩崎義明(編著)

●執筆メンバー
塩崎義明、坂田和子、飯塚真也、高橋英児、三上拓郎、佐藤晋也、井上紘幸、藤井啓之、尾田和良

●表紙絵
 今年度、絵本大賞受賞者 ⇒ 長尾琢磨さん
http://www.takumanagao.com

●定価 1,500円(+消費税)

●仕様 A5判・128ページ(本文2色刷)

●刊行日 1月30日(予定)

●キャッチコピー
「教室に笑顔を!」「授業ってこんなに楽しかった!」「教師も授業を楽しんじゃいましょう!」

★予約、問い合わせ先
学事出版出版部 二井 豪
〒101-0021 千代田区外神田2-2-3 京須ビル2F
03-3255-5472
futai@gakuji.co.jp

子どもからの眺め

これからの教師にとって大切なこと二つ目は、"子どもからの眺め" に思いをはせることができるということだと考えています。

学校生活一つひとつについて、私たちは "教師の目からしか眺めていない" ことが多いです。そればかりか、教師からの眺めを絶対的な正義や道徳として子どもに押し付けていることもあります。

押し付けているとうのは、強い指導をしていることだけではありません。優しく、そして子どもに共感するような姿勢を見せながら、結果的に押し付けていることもあるので注意したいものです。

私たちは、子どもたちの目からどのように見えているのかを考えなければなりません。もっと言えば、教師自身が、子どもの目を持っていなければならないのではないでしょうか。

すると、今まで、当たり前のように進めてきた指導について、たくさんの疑問がわいてくるかもしれないのです。

そして、まずはそこからスタートしてみるのも良いのではないかと思うのです。

おしゃべり力

\( 起 )/
これからの子どもたち、そして教師に必要な力の一つ目は、「おしゃべり力」だと考えています。「おしゃべり」は普通否定的にとらえられがちです。しかし以下の3点について意味があると考えています。

\( 承 )/
一つ目は、おしゃべりできる仲間がいることは、その集団に自分の居場所があるということです。安心できる居場所がある中でこそ、自分を伸ばすことができるのではないかと思います。

二つ目は、仲間とのおしゃべりの中で、その仲間を知るだけでなく、新しい自分も発見できるということです。

\( 転 )/
そして三つ目が、おしゃべりの中身はもちろん、おしゃべりしていることそのものが、嘘っぱちのきれいごとや、そんな中で自分たちを縛っているものに対しての異議申し立てであるということです。

\( 結 )/
教師と子どもたちとの関係においても、おしゃべりを重視しなければなりません。その過程でお互いを理解していくのだと思います。

「子どもとおしゃべりばかりしていないで仕事しなさい!」などと叱られている若い先生がいるとしたら、「いや、このおしゃべりこそが私たちの仕事だと思っています」と堂々と答えていきましょう!

自分の名前についての授業を考えてみたい

卒業証書に子どもたちの名前を書くので、この時期、あらためて姓名の正確な表記について保護者の方々に書いて提出してもらう、ということを行います。

ちなみに、名前につかえる漢字は、戸籍法施行規則によ、常用漢字、人名用漢字、平仮名、片仮名、長音符(伸ばし棒)、踊り字(「々」や「ゞ」など)に限定されております。人名用漢字とは、日本における戸籍に子の名として記載できる漢字のうち、常用漢字に含まれないものを言います。

逆に言えば、常用漢字、人名用漢字ではない漢字は利用できないということです。(昔は「絵」という漢字は使えなかった時代もあったとか)

現在利用できる漢字は、常用漢字・人名用漢字を合わせて、計2997字体だそうです。

この機会に、子どもたちに自分の名前について考えさせる授業をしてみたいですね。漢字を使っていない名前の子も、あえて漢字にしなかった理由があるはず。

自分の名前の由来についての授業はよくあるので、もうひとひねりした授業はできないかなぁ……。

少し考えてみます。

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塩崎義明(しおちゃんマン)の『公式メインブログ』です。教育問題について語ります。⇒ 管理画面

雑誌『生活指導』(高文研)編集長/全国生活指導研究協議会常任委員/最新著書『教師と子どものための働き方改革』(学事出版)/小学校で37年間学級担任として勤務/現在某私立大学文学部教育学科特任教授/iPhone12 Pro/Surface Laptop3/黒猫大好き/手相は両手とも「ますかけ」。

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ヨシムネ&ねね

しおちゃんマンの飼い猫、黒猫ヨシムネと ねね

ヨシムネ
ヨシムネ ♂
2005年8月生まれ。2006年8月に動物病院からしおちゃんマン家にやってきた。

ねね
ねね ♀
2008年6月生まれ。教え子(当時小6)達が公園で保護。2008年6月よりしおちゃんマン家の家族に。2017年7月28日逝去。

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