15日金曜日は、国会議事堂見学&東京散策の校外学習でした。
東京メトロを利用しました。ところが、クラスの子どもたちを朝の電車に乗せようとしたら、ここは女性専用車両だから、子どもたちの引率でも男性はダメだと断られてしまいました。(男の子はOK)
しかたなく、隣の女性担任と、その時だけ交代してもらいました。活動計画をたてる時、女性専用車両のことまで思いつかなかったと、悔しい気持ちになりましたが、納得できる失敗なので、次への教訓にしたり、こうして話題に出来るからでしょうか?楽しい気持ちにもなっていたので不思議でした。
さてこの「女性専用車両」、歴史をひもといてみると、意外に昔から取り組まれていることがわかりました。そしてその都度、廃止されてきたことも。
以下「Wikipedia」より。
(1) 日本における女性専用車両は、1912年(明治45年)1月31日に東京の中央線で朝夕の通勤・通学ラッシュ時間帯に登場した「婦人専用電車」が最初。この「婦人専用電車」は、男性と女性が一緒の車両に乗るのは好ましくないという当時の国民性を反映して導入されたものの、短期間で廃止。
(2) 関西地方では1920年(大正8年)10月、大戦景気の余韻を買って神戸市電が買い物客を誘致するために「御婦人専用電車」を運行した事があるが、この年で姿を消す。
(3) 阪神急行電鉄(阪急)では1933年(昭和8年)の神戸女学院の神戸から西宮への移転と同時に、女学生の風紀を守るためとして、今津線門戸厄神駅まで神戸から直通する神戸女学院貸切車(1両編成)が通学時間帯に一日に2本運行されたが、1937年(昭和12年)頃廃止。
(4) 戦後の1947年(昭和22年)5月に、やはり中央線で「婦人子供専用車」が登場し、同年9月からは京浜東北線にも連結された。この「婦人子供専用車」は、当時の乗車率が300%にも及ぶ過密状態であったため、殺人的通勤ラッシュから子供と労働女性(OL)を守る目的、ラブレターの受け渡し禁止の目的も合わせて導入。しかし、京浜東北線の「婦人子供専用車」は短期間で廃止。
(5) 中央線では朝の通勤・通学ラッシュ時間帯での運行が継続されていたものの、1973年(昭和48年)9月15日(当時の敬老の日)より導入された「シルバーシート」(優先席)と入れ替わる形で前日の14日をもって廃止。
(6) なお、中央線と京浜東北線には進駐軍関係者のための専用車を格下げして「老幼専用車」が1957年(昭和32年)6月より設定された事があるが、中央線は1958年(昭和33年)11月、京浜東北線は1961年(昭和36年)11月に廃止。
(7) 1980年代末には大阪で痴漢を咎めた女性が逆に性犯罪の被害者となる事件があり、それを機会に結成された団体などが性犯罪防止を鉄道各社に訴えた事でアナウンスや啓発広告がなされるようになり、後年の女性専用車両導入の底流の一つともなっている。