導入
・早口言葉の詩
「ふたごのこぶた」(石津ちひろ)
「はやくちことば」(有馬敲)
・アクロスティックの詩の紹介
「あいうえお かきくけこ」(川崎洋)
Q.気がついたことはありますか?
A.一番上のひらがなか、あいうえお、かきくけこになっている。
T.詩の中に、言葉がかくされていることを「アクロスティック」と言います。
練習1
Q.次の( )の中のひらがなを考えてみよう。
( )ると、
( )かが、
( )まなそうに、
( )なかのうしろを
( )おっと、とおった。
A.さしすせそ が、入る。
※ここが一番難しかった。いくつかヒントを与えると良い。
練習2
「たちつてと」でアクロスティックな文章を作ろう。
○「た」の部屋、「ち」の部屋、「つ」の部屋、「て」の部屋、「と」の部屋に、あたまにそれぞれのひらがながつく言葉を五つ程度考えて書く。
(例)
たの部屋…たこ、タイガー、たくさん、たんぼ、たかい
ちの部屋…ちりがみ、ちよがみ、ちかてつ、チョコレート、血
つの部屋…つり、つたや、つりせん、つまらない、つかむ
ての部屋…てがみ、てつだい、テント、手、てさげ
との部屋…とじまり、遠い、とくべつ、とんこつ、とり
○子どもたちに、それぞれの部屋から言葉をひとつ選んで発表させて、教師が板書で文章にする。
(例)
たこが、チョコレートを買って、つりせんをとりわすれて、てさげをもって、遠い家からお店にもどった。
※教師が板書で、即興で3回程度作って見せる。教師の腕の見せ所。
練習3
○自分で、それぞれの部屋から言葉をえらんで、つくってみよう。
作品例
たまごが ちかくにあったから 月が てるてるぼうずにあげた とびあがってよろこんだ
たばこをすいながら 地下に行って、土をさわって テントをはって とまった
たこが ちくわ つりあげて テントで トマトといっしょにたべた
たたみに ちっちゃくて つめたい てんびんに トマトをのっけた
タンバリンを 地下で つくったら 手でたたくと とんでった
田んぼ見ながら チーズを食べて つみきであそんで 天国に行かないで トラと会おう
子どもたち、おみごと!!