2014/11/30
ブラジルの国旗
ブラジルと言えば、サンバとサッカーだ、なんていう「ブラジル理解」は、きっと、「日本と言えば、相撲と富士山」…なんていう日本理解のレベルなんだろうと思う。そういった意味で、オリンピック次回開催国ブラジルについて、自分は何も知らないに等しいことに気付くのです。今回の本校フェスティバルで、たまたまサンバに取り組み、掲示したブラジルの国旗を見ていて、『これを機会にブラジルについて調べてみよう』と思いたちました。なにしろ、恥ずかしながら、ブラジル国旗の真ん中の球体は、つい最近まで『地球』だとばかり思っていた、しおちゃんマンなのですから……。
それではまずは、国旗から調べてみましょう。
![img61092589[1]](https://blog-imgs-50.fc2.com/s/h/i/shiozaki/20141127194121b20.jpg)
はい、ブラジル国旗の真ん中の球体は、地球ではなく『天球』です。しかし、天球を外側から見たイメージなので、星座の形は実際と左右が反転しているそうです。
ここには星が27個描かれています。それは、はそれぞれブラジル連邦共和国を構成する26州と1連邦直轄区を表しています。
星を星座で見ると、次の9つです。
1.こいぬ座のプロキオン
2.おおいぬ座。大きく描かれているのはシリウス
3.りゅうこつ座のカノープス
4.おとめ座のスピカ
5.うみへび座
6.南十字星
7.はちぶんぎ座σ星
8.みなみのさんかく座
9.さそり座。大きく描かれているのはアンタレス

ちなみにこの空は、共和政が樹立された日である(1889年11月15日)の朝(8時30分)のリオデジャネイロの空だそうです。
真ん中の白い帯は、黄道で、そこに書かれているのは、ポルトガル語で、
『秩序と進歩』
(ちつじょ と しんぽ)
まわりの緑色と黄色は、最初は、それぞれブラジル皇帝であるペドロ1世のブラガンサ家とその皇妃マリア・レオポルディナのハプスブルク家を象徴していました。
しかし現在では、非公式ながら緑色は森林を、黄色は金と鉱物資源を象徴していると解釈されることが多いようです。
調べてみると、へ〜っと思うことがたくさんありますね。