2014/12/31
2014年から2015年へ
2014年が幕を閉じようとしています。個人的には、ここ数年高学年担任ばかりだったのが、24年ぶりに2年生を担任することになったのが大きな話題。今年も子どもたちや保護者のみなさんからたくさんのことを学ばせてもらっています。今年も全国たくさんの所に呼ばれて話をさせていただきました。『学校珍百景』も発刊し、ラジオや雑誌、新聞等々の取材にも応じました。私自身の2014年のテーマ「言葉を届ける」は達成できたでしょうか?
学校現場では、あいかわらず教師や子どもたちの苦悩の声が聞こえてきます。子どもたちを管理・支配せねばならない苦悩と、そのつもりはなくても子どもたちからしてみたらつらいことを強いるように見える教師たち。
教師が子どもたちと仲良くすること、失敗を許すことが「甘い指導・いけないこと」と評価される日本の学校現場。ひたすら成果をあげることを求め始めた日本の学校現場。教育は数値では計れないことをいつのまにか忘れてしまった日本の学校現場。
日本の子どもたちは "学校はつまらない" 、 "教師は怒ってばかりだ" と言います。その声に日本の教師たちはどう答えるのか。
第三次学級崩壊の時代になり、不登校、児童虐待増え、教師の精神疾患も急増。そんな現場の悲鳴を無視して、小中連携だの学校スタンダードだの、上からの管理はますます強くなるばかり。これから日本の学校はどこへ向かうのでしょうか。
ここで一度深呼吸して目を閉じ、子どもたちの笑顔を思い出してみようではありませんか。まだまだ日本の教師はすてたものではない、というのが私の思い。2015年は子どもたちの笑顔があふれる学校にしていきましょう。