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声の大切さ

ずっと鼻がつまって声がかれてしまう状態が続いていて、教師にとって「声」がいかに大切なのかを実感しています。

若い教員の授業を見ていて、もっと声を張った方がいいのではないか?と思うことが多いのですが、自分自身、普段かなり声を張っていたことがあらためてわかりました。

次に、声が出ないと、子どもたちとの呼吸感のある(テンポのある)対話と授業ができないことがわかりました。これができないと授業そのものがかなりきつい。

花粉症の同僚がだんだんつらくなっていく中、逆に自分は治ってきているので、花粉症ではないようです。

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微熱

今週はずっと体調が悪い。

鼻がつまって、のどがかれ、寒気が続き、ずっと微熱に悩まされている。

最初は、この歳にして花粉症デビューかと思ったが、花粉の量が多いとき、まわりの花粉症の人たちが悲鳴をあげてる中、自分はそんなこともなかったので、どうやら花粉症ではない。

声がれがずっと続くので、喉頭がんではないかと、本気で心配した。

熱が、7度5分まで上がった時に、耐えきれずついに閉院ぎりぎりの病院へ。

症状を聞いて、検査もなく、「風邪でしょう」ということで一件落着。

鼻づまりとこえがれはなかなかなおりませんが、少しずつ楽になっているのは確かです。

ちなみに体重は、1月からマイナス5kgを超え、さらに下がり続けています。順調と言っていいのか、それとも体調を崩した結果だと言っていいのか……、複雑な気持ち。

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今こそ「集団づくり」が求められています

子どもたちに意見を述べること、異議を申し立てることを教えなければなりませんが、同時に大切なのは、それを受け止める集団を育てることです。その視点が抜けている……。

多数派が正義だと誰が決めたのでしょうか。意見を述べること、異議を申し立てることは少数派にこそ保障されなければならないはず。多数派はそれを真摯に受け止めなければなりません。

ところが今は、多数派は少数派の意見表明権を押しつぶし、少数派は、差別・排除の不安で何も言えない状態が続いていないでしょうか。それは政治でも、職員室でも、学級でも同じ状況。

多数派の人たちは、自分たちを「常識派」だと自称します。自分たちの行動や意見は、一般的であり、普通であるとします。価値は、多くの人間の中で揉まれてこそ価値になります。権力者が勝手にそれを決めるものではありません。

集団づくりとは、子どもたちが自分たちの集団の中に力関係があることに気付きながら、その価値を問い直しつつ、その力関係を真に民主的なものに変えていく行為そのものです。

「多数」と「常識」にとらわれた間違った民主主義を、"人権と平和" を最高の価値とした民主主義に修正していかなければならないと考えています。

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超過勤務調査

さすがに最近の教員の多忙化は「異常」だと感じたのか、超過勤務調査が行われています。毎日、出勤時間と退勤時間を記入していきます。超過勤務が大きくなったら、相談窓口に行けるとか、行けないとか……。

ちなみに、教員には休み時間がありません。いや、休んでいることになっていますが、実際は、給食指導をしたり、子どもと遊んだりしています。はい、子どもと遊ぶのは私たちにとって大切な仕事です。

この一ヶ月の、私の平均超過勤務時間は、1時間半〜2時間です。しかし、若い人たちはもっともっと長いはず。部活動を終えてから仕事をしている若い職員もいます。超過勤務を無くしたいのなら、一人あたりの仕事量を減らすしかありません。

一人あたりの仕事量を減らすためには、職員の数を増やすこと。学級定数を引き下げること。そういった具体的な取り組みをせずに、 "超過勤務が大きくなったら相談できます" って、なに?

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6年生を送る会……

どこでも、6年生を送る会(以下「送る会」)の学年演技の練習が本格化している時期化と思います。

以前は、儀式化してしまった卒業式に、この「送る会」を対置する形で、子どもたちの手による会を模索したものですが、最近は、「送る会」そのものが管理的(教師主導型)になってしまっていることに注意したいです。

昨年度、私が担任した「送る会」での、6年生の演技はこちらです。
http://shiozaki.blog48.fc2.com/blog-entry-2238.html

送る会で演技した仮面の怪人の写真は、こちらです。
http://shiozaki.blog48.fc2.com/blog-entry-2257.html

教師主導でもいいから、もっともっと子どもたちの意見をとりいれていいと思っています。そして、もっともっと、遊び心をもって取り組みを進めてほしいです。

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学校・教師と地域・保護者との「和解」

学年末の評価の時期になりました。通知表や指導要録には、否定的なことを書いてはいけない、という指導?が "上" から入ります。

もちろん、失礼な書き方にならないように配慮しますが、今後の課題については書くべきではないでしょうか。保護者の方もそれを望んでいるはず。

おそらく、教師と保護者の間にはすでに私も含めて、課題を示せるだけの信頼関係が失われているということだと思います。不信の関係の中では、上辺だけのやりとりしかできないということ。

教師はもっと、保護者のみなさんの子育ての大変さを知るべきだと思います。それがわかっていれば、「もっと、しっかりと〜」などと言えないはず。保護者に協力してもらうのではなく、地域に受け入れてもらえる学校・教師を目指すべき。

地域住民の学校参加を保障し、一方で、最近異常と表現されている教師の「仕事」について再考すること。そのことについて具体的な努力を積み上げていく中で、学校・教師への信頼を回復すること。

学校・教師と、地域・保護者との「和解」は、学校の再生の大切なキーワードの一つです。

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話をきいてくれない

子どもにとって、担任への一番の不満としてよくあげられるのが、「話をきいてくれない」ということ。これには二つ意味があって、一つは、意味そのまま「話をきいてくれない」ことと、もう一つは「事情をきいてくれない」ということ。

教師の言い訳は「時間がない」「いけないことはいけない」。しかしこれはおかしいわけで、時間がないというのは、『忙しくて仕事ができない』と言っているのと同じで、メインの仕事を見失っているわけです。

「いけないことはいけない」というのも、よく考えてみるとおかしな話で、いけないことをいけないと諭すためには、どうしてそんなことをしたのかを知らなければその指導は成立しないはずなのです。

『子どもの話を聴く』…、教師として最初の一歩を見失いがちな今の日本の学校現場って、やっぱりどうにかしなければなりません。どんな「仕事」よりも、子どもとのことを優先できる現場に再生しなければなりません。

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続・じゃんけん道

教育実戦を考える上で、訳あって、じゃんけんに注目しています。

さて、じゃんけんの起源にはいろいろな説があるようです。その中で、かなり説得力があるのが以下の説。

拳(けん)と呼ばれる手指を用いる遊技法は、中国発祥であるが、グー・チョキ・パーの三すくみじゃんけんは日本で生まれて、それが世界に広がったというもの。もう少し詳しく調べてみましょう。

江戸時代……、寛永(1624〜1644) or 元禄(1688〜1704)年に、中国人が国際貿易都市長崎に拇拳(ゆびけん)という「拳」を伝えました。

これは、二人の決戦者が対座して、互いの右手の指を屈伸し、すばやく繰り出す相手方の指の数を、予測し言い当てた方を勝ちとする、そういう遊びであったと言われています。

数を当てて勝敗を争うものに加えて、やがて、藤八拳や虫拳(庄屋拳、狐拳などとも言う)、石拳(じゃんけん)などという三すくみ構造による決戦を行う変種が誕生しました。

三すくみのほうの代表は、まずは藤八拳(庄屋拳、狐拳)。薬売りの藤八あるいは幇間の藤八が考案し、庄屋が鉄砲に勝ち、鉄砲が狐に勝ち、狐が庄屋に勝つ三竦みが採用されました。通常三回連続で勝った方を勝ちとします。

虫拳は、親指をカエル、人差指をヘビ、小指をナメクジに見立てて、ナメクジがヘビに勝ち、カエルがナメクジに勝ち、ヘビがカエルに勝つ三すくみになっています。これは中国古代の書物『関尹子』のなかに記されたヘビはナメクジを恐れ、カエルはヘビを恐れ、ナメクジはカエルを恐れるという故事に由来しています。

<参考>
http://trushnote.exblog.jp/18944819/

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生き方を強要してはいけません

例えば……、いたずら心やサボりたい気持ちを認めず、ひたすら見た目での「良い子」を育てたつもりでいる実践は意味がないと思うわけです。

「善行」を教えることはかまわないのですが、常にそんな人間でいることを強要するのは間違いだと思います。

また、わすれてはいけないのは、それが本当に「善いこと」でなのか?の検討であることは言うまでもありません。

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じゃんけん道

最近の子どもたちは、ジャンケンで、 "仲間と結託して同じものを出す" という、「じゃんけん道」に反する行為をする子が多くて困ります。

時にはそれが、一人を排除する「いじめ」になることもあり、軽視できません。

一方で、今の子どもたちが、じゃんけんの偶然によって与えられた道に合わせることにかなりの不安を持つのだとしたら、今の子どもたちの生きる力は限りなく弱くなっていると言わざるを得ないのです。

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教育の仕事はでこぼこ道

教育の仕事はでこぼこ道です。スイスイと乗り切れる仕事ではないし、そうしようとすると成り立ちません。ところが「上」は、私たちがどれだけスイスイと仕事ができているかを評価しようとします。

私だけかもしれませんが、自分の教師としての仕事を振り返ると、つらかったこと、嫌だったことばかりが思い出されます。楽しかったこと、やりがいを感じたことの方が断然多いはずなのに。なぜかそれは思い出せない……。

一方で、今この瞬間の充実感と、この先にきっと楽しいことしかないというイメージを持てることで、かろうじてバランスがとれている。そういった意味では、ある意味、私は厭世家であり楽天家でもあります。

でこぼこ道…、教師の仕事は味わい深いものです。そしてその評価は、子ども個々にしか許されるものではないし、外部から見えたり、評価できたりするものではありません。まわりの目など気にせず、目の前にいる子どもの目だけを見て、仕事をしていきたいものです。

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教師評価制度が当たり前になる前に

教師の評価は、個々の子どもにあればいい、と思ってます。

また、何年かたってから変わるのが教師の評価。 "当時は嫌いだったけど今考えてみるといい先生だったな" ってことはけっこうあります。

いい学級だったと思っていて、何年かたってから子どもに、「先生に合わせていただけ」と言われたこともあるし、うまくいかなかった学級の子との付き合いが長く続いていることもあります。

そもそも教師の評価を日頃そばにいない管理職がするってところにかなり無理があります。しかたなく、見えるところで評価しようとするのですが、残念ながら教育の仕事は見えないところに価値があります。

教育の仕事を、目標を数値化しろだの、成果は何でしたか?等々、大真面目に聞いてくる人は、自分自身、どんな教師生活をおくっていたのだろうか?…、と思うわけです。

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メールマガジンの改行問題

メールマガジン「集団づくり」を発行しています。購読は、下記のページからお願いします。

http://www.mag2.com/m/0001460970.html

さて…、いわゆる「インターネットメール」を、多くの人は何を使って読んでいるの?というお話です。

パソコンを起動して、メールソフトで読むことをメインにしている人は、今では減っているのではないでしょうか?

インターネットメールは、メーラーでも読むけど、日常的にはGmailや、Yahoomailに転送してスマホで読んでいるのではないかと。

つまり、多くの人がインターネットメールを。 "スマホを縦にしてGmailで読んでいる" とすると、次にはメールやメルマガの改行問題が出てくるわけです。

スマホを利用してGmailでメルマガを読むときは全角20文字で改行すると読みやすくなります。Yahoomailだと、19文字ですね。そうでないと、文章途中で改行されていて読みにくくなる。

とりあえず自分のメルマガでは、スマホを利用してGmailやYahoomailで読む人に最適化し、様子を見ることにしました。つまり、19文字で改行決定です。

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小学校で37年間学級担任として勤務/現在大学で教師を目指す学生に指導。/最新著書『教師と子どものための働き方改革』(学事出版)//iPhone12 Pro/Surface Laptop3/黒猫大好き/手相は両手とも「ますかけ」。

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ヨシムネ&ねね

しおちゃんマンの飼い猫、黒猫ヨシムネと ねね

ヨシムネ
ヨシムネ ♂
2005年8月生まれ。2006年8月に動物病院からしおちゃんマン家にやってきた。

ねね
ねね ♀
2008年6月生まれ。教え子(当時小6)達が公園で保護。2008年6月よりしおちゃんマン家の家族に。2017年7月28日逝去。

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