教育実戦を考える上で、訳あって、じゃんけんに注目しています。
さて、じゃんけんの起源にはいろいろな説があるようです。その中で、かなり説得力があるのが以下の説。
拳(けん)と呼ばれる手指を用いる遊技法は、中国発祥であるが、グー・チョキ・パーの三すくみじゃんけんは日本で生まれて、それが世界に広がったというもの。もう少し詳しく調べてみましょう。
江戸時代……、寛永(1624〜1644) or 元禄(1688〜1704)年に、中国人が国際貿易都市長崎に拇拳(ゆびけん)という「拳」を伝えました。
これは、二人の決戦者が対座して、互いの右手の指を屈伸し、すばやく繰り出す相手方の指の数を、予測し言い当てた方を勝ちとする、そういう遊びであったと言われています。
数を当てて勝敗を争うものに加えて、やがて、藤八拳や虫拳(庄屋拳、狐拳などとも言う)、石拳(じゃんけん)などという三すくみ構造による決戦を行う変種が誕生しました。
三すくみのほうの代表は、まずは藤八拳(庄屋拳、狐拳)。薬売りの藤八あるいは幇間の藤八が考案し、庄屋が鉄砲に勝ち、鉄砲が狐に勝ち、狐が庄屋に勝つ三竦みが採用されました。通常三回連続で勝った方を勝ちとします。
虫拳は、親指をカエル、人差指をヘビ、小指をナメクジに見立てて、ナメクジがヘビに勝ち、カエルがナメクジに勝ち、ヘビがカエルに勝つ三すくみになっています。これは中国古代の書物『関尹子』のなかに記されたヘビはナメクジを恐れ、カエルはヘビを恐れ、ナメクジはカエルを恐れるという故事に由来しています。
<参考>
http://trushnote.exblog.jp/18944819/