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早くも形骸化「ノー残業デー」

この日は6時に学校を必ず閉める!と言い切ってスタートした「ノー残業デー」。6時はすでに残業になっているじゃないか!といったつっこみがありながら、一方ですでに形骸化し、いくつかの学校でノー残業デーとして指定された曜日も、多くの職員が学校に残って仕事をしています。

それぞれの学校の管理職は、こうして形骸化していることについてなんの指導も入れずに放置。いや、放置するしかないのです。残業しなければ仕事が終わらないことは管理職も現場の一員として理解しているのですから。

問題は、できもしないことが自分でもわかっている "ノー残業デー"を「はい、やります」と安請け合いし、それを現場に押し付ける管理職の感性。

「それは今の現場には無理です」「それよりも、学級定数を引き下げたり、職員の数を増やすことをこそ残業を減らす一番の近道では?」と、教育委員会に訴えるべきなだったのではないでしょうか?

このままでは、私たちが倒れたとき、教育委員会は "「ノー残業デー」を指示したのに言うことをきかないからそうなる"と、倒れた責任を私たちに押し付けてくることになるでしょう。いや、そもそもそれが目的だったのではないか?という疑いもあります。

誰かが言わなければ何も変わりません。もうこれ以上、教師の命を奪うのはやめてほしい、と。

笑顔

教室前面に貼る予定の、子どもたち(小3 37名)が描いた自分の顔。みんな笑顔だったので、うれしくなりました。

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私たちを苦しめているものとは?

学校現場の管理職は子どもたちに直接関わっている私たち職員のことをどれだけ考えてくれているのか?と思う。(体調や悩み等々)

全てではないけれど、結局は管理職自身の評価優先で、自分の評価を上げるためだったら私たちになんでもさせよう…、という腹づもりな人が多すぎる!

子どもたちを指導する学校現場がこんなことでいいのか?と真剣に思う。なにが「思いやりを持ちましょう」だ!と思う。

でもよく考えてみると、管理職の人たちも間にはさまって苦しんでいるのかも。上からの要求に応えることで必死なのかも。それができないと、排除されることの恐怖もあるのかも。

そう考えていくと、私たちを苦しめている正体が見えてくるのです。管理職をも苦しめているものの正体を見極めようではありませんか。

今年は決まるかな?PTA学級役員

今週はPTAの学級役員を決めなければならない保護者会があります。1年間の中で、憂鬱な日のうちの一つです。

本校では、役員は2人決めればいいのですが低学年でも抽選になってしまう……。高学年だったり、もっと役員の人数が多い学校だったりするともっと大変です。

PTA本部の方たちも、事前に調査をしたり、決まらない学級をフォローする準備をしてくれたり、様々な工夫をしてくれてはいるのです。それでも決まらない。

やる気一杯でスタートした担任がこの日を境にしてやる気がなくなったり、担任と保護者のみなさんとの関係が悪くなったりすることもあります。

実は、保護者のみなさんはけっして非協力的ではないのです。他のボランティア活動などは、時間をつくって積極的に参加してくれるのです。ということは、年間役員制度のPTA組織そのものが問題では?そろそろ見直していく必要があると思うわけです。

学校珍百景2で次のように書きました。『そろそろ活動スタイルを工夫・変更してもよいのではないのか?ということ。今までのスタイルは、それぞれの家庭に "「専業主婦」がいる" 、ということが前提になされていないでしょうか?もうそんな前提はおかしい……。』

会議にネットを利用したり、年間役員ではなく時間がある人が会議に参加する体制にしたり、今の時代にあった様々な活動の仕方を議論し始める時期だと思うのです。

若い人たちから聴き取ること

毎日更新しているこのブログ「ザ・教室」には、以前サブタイトルがついていました。それは『教師たちへの応援歌』というものでした。サブタイトルは消えましたが、そのスタンスは変わっていません。

教師世代のドーナツ現象が起きていて(30代後半〜40代が少ない)、部活動やハードな仕事はみんな若い世代(20代〜30代前半世代)にまわっていく中、なんの不満も述べずに朝早くから夜遅くまで黙々と仕事をしている若い世代を見ているといつも申し訳ない気持ちになってきます。

若い世代も我々と同じように学級を担任しているわけで、たくさんたくさん学ばなければならないはずの若い世代が、私たち以上に部活動や実務に追われているというのが現場の現実。これでいいはずがありません。

なんとかしたい…。とりあえず若い人たちから "思い"をたくさん聴き取ることから始めてみようと思っています。職員室でも、ネットを利用しても、たくさんたくさん聴き取っていけば、何か見えてくるかもしれません。

狂愚

吉田松陰は自らを「狂愚」と名のったそうです。「狂愚」とは現実の常識にとらわれないで、自分の信念に従い行動すること。一方で社会に対する絶望の表現でもあるようです。つまり社会をどんなに批判しても社会は馬耳東風で動こうとしない。逆に "狂っている" と批判されることの絶望……。

教師の精神を蝕み、命さえ奪う異常な忙しさ。国が決めた通りに動くことを一律に競争的に動くことが強いられる教師たち。目の前の子どもたちや保護者の声に耳を傾けることができない学校現場。誰かが「おかしい!」と言わなければ!

問題は、私たち教師が現場の「おかしさ」に気付くことのアンテナが折られていること。「おかしい」と思ってもそれを発信することにためらいがあること。逆に "狂っている" と批判されることの絶望……。

でも、そんな現場に勇気と元気を与えてくれるのは、子どもたちの笑顔であることは間違いないのです。これはきれいごとでもなんでもない。この笑顔を奪われてなるものか!と思うのが、私たち教師に残された最後の良心なのかもしれません。

今年度の学級集団づくり

今年度(小3)は、楽しいだけでなく、安心できる教室を目指したいと考えています。では、安心できる、とはどういったことなのでしょうか?

一つは、自分を理解してくれる(理解しようとしてくれる)(話を聴いてくれる)教師や仲間がいるということ。特に教師(担任だけでなく学年や全校の教師)との関係を重視したいです。

私たち教師はどうしても、できる・できない、良いこと・悪いことの二つで子どもを評価してしまいがちですが、できなかったらできない理由や事情、悪いことをしてしまったら、それが本当に悪いことだったのか、そして、それが悪いことだとしたらどうしてそんなことをしてしまったのかの理由や事情に目を向けていきたいです。

誤解のないように付け加えると、このことは、悪いことを許すということではありません。悪いことはいけないこととして指導していくことは当然であると考えています。

二つ目は、安心できる教室には、自分と同じように喜んだり悩んだりする仲間がいること、そしてその仲間はけっして自分を追い立てたり、追いつめたりする仲間ではないことが大切だと考えています。

三つ目は、勉強の「わかり方」の違いを大切にしながら、最終的には、全員がわかる授業を目指したいと考えています。「わかり方」の違いとは、ペースであったり、切り口であったり、のことです。中学年になると、勉強の「わかり方」に違いが出て来るので、そのことを軽視・無視しないということです。

四つ目は、保護者のみなさんとの関係を大切にしたいということです。私も含めた、日本の教師が失ってしまった信頼感をまず取り戻したいです。そのためには、学校をとりまくことについて、真摯に向き合い、保護者のみなさんと一緒になって考えていきたいです。

日刊通信より

焦らないで子どもを知る時期

年度始めは、提出しなければならないこと、準備をしなければならないことなど、盛りだくさん。あれもやらねば、これもやらねばと、どうしても焦ってしまいます。

しかしここで、ちょっと立ち止まりましょう。焦る必要は無いのです。今は、目の前の子どものことを知る時期です。教室環境や、しつけなければならないことなど、そんなことは後からでも間に合います。今は、子どもたちから大いに聴き取って、子ども理解を深めましょう。

そして、私たちを焦らせているものの正体をつきとめて、そのことに批判的に介入し、乗り越えていこうではありませんか。今の時期、大切なこと、優先させなければならないことはなんなのかを、もう一度確認しようではありませんか!

amazon.co.jpで購入できます!「学校珍百景2」

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予約受付中だったamazonで、在庫ありの状態になり、購入できるようになりました。ぜひお買い上げ下さい。

内容紹介
「日直って本当に必要?」から始まった『学校珍百景』の続編。まだまだ出てくる「学校あるある」を、今回は教師・子どもを中心にし、より深く考えてみました。【学級経営/学級づくり/小中学校教師対象】

大好評の『1』に続き、今回も様々な「学校あるある」が満載!ただし、今回は少し重い話が多いかもしれません。笑えない「珍百景」も含め、改めて今の学校の「おかしさ」を捉え返してみませんか。

★目次より★
◇あいかわらずの珍百景 編
校門に並んで「おはようございます!」/日本の学校は「そろえさせたがり」/日本は学校で靴を履き替える国です。/下敷きがうちわだった時代があった/習字道具や絵の具のパレットは学校で洗わない/「○○学校スタンダード」!?/不審者訓練の本気度/守るべき? 遊びに行くときの約束/修学旅行は「学校あるある」の宝庫/修学旅行の枕投げはもう古い!?/「愛校心」って何だ?/通知表所見のチェックが多すぎ!?/PTAの学級役員が決まらない/ノー残業デーは何のため?/がんばれない「がんばりカード」/皆勤賞はいらない!?/喧嘩両成敗/給食中は私語禁止!?/大きな消しゴムは禁止になる?/そもそも校門は何のためにあるの?/学校に遊具がない!?/時間を守るのが「よい子」?/生徒指導教師のイメージはなぜジャージに竹刀?

◇教師珍百景 編
教師の朝ごはん/教師の給食好き嫌い!?/教師のトイレ休憩/パワハラでも「指導」!?/みんな知っている? 年休のこと/ブラックな学校、みっけ!/街で子どもに出会ったら/他のクラスと競争したがる教師/時々「おかあさん」と呼ばれる/日付と同じ出席番号の子を指す/忙しくて「仕事」ができない/「あの子は早めにつぶす」!?/「自分のことはあとにして!」/「怒りたくて怒ってるんじゃない!」/「正直に言えば怒らないよ」/教師の「取り調べ」?/勉強だけできればいいのか!?/「服装の乱れは心の乱れ」/教師のブラックなメンタルヘルス

◇[緊急提言]学力向上?珍百景 編
順位が上がったら校長を胴上げ&ビールかけ/繰り返されるテスト対策授業・過去問演習/どこへ向かう? 小学校での英語教科化/都道府県対抗の珍百景/学テで日本の子どもは「かしこくなった」?

3年生の担任になりました。

表紙画像をクリック。学事出版のサイトからご購入下さい。
chin2_150.jpg  学校珍百景


報告するのを忘れていました。

今年度、3年生の担任になりました。3年1組です。

過去の担任歴は、こちらです。

この学年は、昨年度担任していた学年です。しかし、本校は毎年クラス編成替えがあります。さらには、学級定数が40人学級に戻るので、5クラスだったのが、4クラスになってしまいました。つまり、一クラスの数が増えて、37〜8人×4クラス、ということになったということです。

38人はかなり多いです。人数が多いことは、メリット・デメリットありますが、正直、デメリットの方が大きいです。しかし、それをメリットの方向に持っていくことが大切な仕事の一つ。仲間がたくさんできること、いろいろな友達と学校生活を共にすることの意味を子どもたちと一年間かけて考えていきたいと思っています。

さあ、2015年度のスタートです!!

職員会議で反応しよう

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子どもたちのことを真剣にやりとりしなければならないはずの日本の職員会議は、管理職や提案者が一方的に提案し、誰も何も言わず、そして反応もせず、それらがすべて "全ての職員に了解された事項" としてどんどん進められていく会議?になっています。

意見を言う者は、空気を読まない者、職員の和を乱すものとして排除的な目で見られます。それでいて、あとからブツブツ文句が出る……、言いたいことがあったら言えば良かったのに、と思う。そう言うと「いや、言えませんよ〜」なんて言う。

言えなかったら、せめて反応してほしい。嫌なことやおかしいなぁ…、と思うことがあったら、せめて嫌な顔をしようよ。首を傾げようよ。

自分たちは能面のように押し黙っているくせに、子どもたちには、「話の聞き方スタンダード」などと言って、無理矢理頷かせたり、意見を言わせたりしようとしている。そんな自分に矛盾を感じてほしいのです……。

若いことはハンディではなかった

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教師は、若いことはハンディではなかったはず。経験が少なく、授業があまり上手でなくても、子どもたちと歳が近くて、体を一緒に動かして遊ぶことができ、それが子どもの信頼を得るのに、とても強力な武器になっていたはず。それがそうでなくなってしまった。

授業の中で「子どもが助けてくれた」という経験を若い時は随分とした覚えがあるのです。授業技術を信頼関係でカバーできた時代が確かにあったのです。それがなくなっている……。

誤解を恐れずに書けば、教育技術を先行させてはいけないと思うのです。確かにそれは大切なことだけれど、そのベースにあるべきもの、足下がぐらついていては、意味がないと思うし、そういった事例が多いのでは?

それらは明らかに、学校側や教師集団、そしてそれをとりまく研究団体の責任。さらに言えば、現場をそういった方向(成果主義・競争主義)に "駆り立てているモノ" の動きに目を向けていく必要を感じるわけです。

低学年しか持たせてもらえなかった採用から数年間

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教師になって最初の4年間は、2年→1年→1年→2年と、毎年高学年を希望していたにもかかわらず、低学年しか担任させてもらえませんでした。理由は "「上」の言うことをきかないから……" www。

やがて、学級崩壊の時代になり、3年続けて6年生を担任させられたりするのですから、まったくもって勝手なものです。

しかし今思えば、若い時に1年生の担任を経験しておいて本当に良かったなぁと思うわけです。小さい子どもとの接し方や教え方は、小学校教師のベースになることが多いと感じるからです。

しかし、最初の1年生の担任の時には、入学式での担任発表の時、子どもたちの前に立った瞬間、子どもたちに泣かれてしまいました。www

恐かったのでしょう。今思えば、懐かしい思い出です。

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塩崎義明(しおちゃんマン)の『公式メインブログ』です。教育問題について語ります。⇒ 管理画面

雑誌『生活指導』(高文研)編集長/全国生活指導研究協議会常任委員/最新著書『教師と子どものための働き方改革』(学事出版)/小学校で37年間学級担任として勤務/現在某私立大学文学部教育学科特任教授/iPhone12 Pro/Surface Laptop3/黒猫大好き/手相は両手とも「ますかけ」。

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ヨシムネ&ねね

しおちゃんマンの飼い猫、黒猫ヨシムネと ねね

ヨシムネ
ヨシムネ ♂
2005年8月生まれ。2006年8月に動物病院からしおちゃんマン家にやってきた。

ねね
ねね ♀
2008年6月生まれ。教え子(当時小6)達が公園で保護。2008年6月よりしおちゃんマン家の家族に。2017年7月28日逝去。

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