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4月に何が起こったのか(1)

なぜ4月の学校現場が、どうしてあんなに「濃く」(刺激的なことがたくさんあった)感じたのでしょうか。4月にいったい何が起こっていたのでしょうか。

一つは「異常な多忙化」。新年度の準備に加えて4月中に準備しなければならないことが以前よりも多くなりました。 "そんなこと5月の連休が終わってからでいいじゃないか" 、と思えることも4月中にやっておかなければならなくなったということ。

たとえば……、「児童名簿」作成という仕事一つとっても、早く全学級のものをそろえて、まとめておかないと、何かがあった時に対応できなかったり、責任が問われたりする、といった考え方が今の考え方。ゆえに全員提出の期限が厳しくなっていく……。

以前は児童の住所・連絡先はとりあえず担任がつかんでいれば対応できた(今でも同様)のですが、「学校の責任」という視点で考えると担任一人がつかんでいるだけは許されなくなってきたということ。

結局は何かあっても担任個人の責任にされるケースがほとんどであるにも関わらず、一方で「学校責任」が強調される…。そういった考え方が全ての仕事内容についてあるので、忙しさが倍々になっていく。

また、最近の小学校では(地域差はありますが)、高学年のクラブや委員会の決定、学力テスト、1年生を迎える会、学習参観、全校ピクニックや家庭訪問といったことが4月に集中すること。

クラブや委員会活動のスタートを早目にするようになったのは、授業時数確保で授業がギューギューなので、5月以降に時間をあけてクラブや委員会活動を入れたりするのは不可能になったこと。早目にスタートさせないと活動時間が保障されなくなってしまう、という現実。

学習参観も、授業内容よりも教室環境を学年で「そろえて」おくことが優先される……。どのクラスも一緒にしておかないと保護者から何か言われるかもしれないという不安から、一緒の掲示物づくりに必死にならざるをえない……。授業の中身はどうしても「その次」になってしまうことさえある……。

二つ目は、上記のようなことが、「子どものことはさておき」、教師の「人間関係のつくりなおし」の中で進んでいく危険性があること。それが問題。

長くなったので、続きはまたの機会に。

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連休中の出勤

連休中も出勤しようかなと、半分本気でつぶやいたら "病気だ" と言われました。www。

ちなみに、休日出勤や夜遅くまでの勤務について、公共資源(電気代等々)の無駄遣いであると、学校に苦情電話がくる時代です。

しかし、そんな苦情がきても、超過勤務をしなければならないくらい教師の多忙化は異常化しているのが現実。

問題は我々にその自覚がないことかもしれません。

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4月の超過勤務状況

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4月の勤務日数は、22日。

私の今月の合計超過勤務時間は、56時間27分でした。
平均超過時間は、2時間33分/1日。

最も早い出勤時間は、5:58。
平均出勤時間は、6:32。

最も遅い退勤時間は、18:25。
平均退勤時間は、17:13。

私の超過時間は、職員内では最も少ない層に入ると思います。多い職員は、80時間、100時間を超える職員もいます。

学校教育に対して教師から異議申し立て〜学校珍百景2〜

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『学校珍百景2』の解説文で、名古屋大学大学院准教授の内田良氏は次のように書かれています。

-----↓ここから↓-----
前略
本書から見えてくるものは、実は学校の先生もまた、学校教育のあり方についてたくさんの疑問を抱いているということです。たとえば、「02.日本の学校は『そろえたがり』」であること、「27.パワハラでも『指導』?!」とみなされてしまうこと、「44.繰り返されるテスト対策授業・過去問演習」で学力試験の点数を上げようとすること、それらは外部の者が「学校教育特有の問題だ」とみなしてきた話題です。それを、本書では先生方が自分たちの職場の問題として、外部に向けて訴えかけているのです。

中略
先生たちがいま自ら学校のあり方を批判的に検討しようとしているとき、私たちもまた、私たちの学校化した思考を問い直さなければなりません。「学校珍百景」は「市民珍百景」でもある−市民がそのように自覚してこそはじめて、先生たちの勇気ある訴えが、問題改善に結実していくのではないでしょうか。
-----↑ここまで↑-----

ぜひご購入いただき、この連休で読んでみていただければと思います。

指導における公私の配慮

指導において、公私の配慮が必要だと、若いときから主張してきました。

しかしながら、 "ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために"、といったテーマを掲げながら、みんなの問題にしてほしくないプライベートな問題まで、無神経に「みんなの問題」にしてしまう実践がたくさんあって、すごく違和感をもってきました。残念ながら今でもこういった実践があるのではないでしょうか。

逆に、みんなの問題(公の問題)にしなければならないことを、一部の子どもたちだけで、私的に解決してしまう実践もあります。これも、実践の弱さとして指摘されなければならないと考えています。

同時に、学級集団の、なにをもって「公」とするか、という問題が一方であります。今までは、全員参加組織を「公」としてきたのですが、自主的グループ、自主的な活動を公として位置づけることを前面に出すことについてもっと議論されて良いと思っています。

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しおちゃんマン★ブログ

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塩崎義明(しおちゃんマン)の『公式メインブログ』です。教育問題について語ります。⇒ 管理画面

37年間千葉県の小学校で学級担任として勤務。退職後2つの大学で非常勤講師。生活指導・進路生徒指導、特別活動、発達障害と学級づくり等の講義を担当。2月、3月には小学校現場にも臨時講師として勤務。全国生活指導研究協議会常任委員。著書『教師と子どものための働き方改革』『学校珍百景』 他。黒猫大好き。

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ヨシムネ&ねね

しおちゃんマンの飼い猫、黒猫ヨシムネと ねね

ヨシムネ
ヨシムネ ♂
2005年8月生まれ。2006年8月に動物病院からしおちゃんマン家にやってきた。

ねね
ねね ♀
2008年6月生まれ。教え子(当時小6)達が公園で保護。2008年6月よりしおちゃんマン家の家族に。2017年7月28日逝去。

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