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キャベツが育った!

キャベツが食べ頃になったので、サラダにして食べてみました。ギッシリとつまったキャベツでした。家庭科の先生が美味しいドレッシングを作ってくれました。

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理科の教材としてのキャベツは、実は食べられるまで育ったことがないので、職員もびっくりです。子どもたちが水あげなど、しっかりと面倒を見てくれたからだと思います。

もちろん子どもたちは大喜びでした。

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子どもたちは裏切らない

本日運動会。

この一ヶ月間、ダンスの練習をメインに、つなひきや徒競走、リレーや応援の指導・練習に取り組んできました。

毎年思うのですが、この時期、子どもの思いや声に耳を傾け、子どもの側に立って指導を続けている限り、子どもたちは絶対に裏切らないということです。

逆に、教師が大きな声を出し、厳しく調教するような指導は、子どもたちはその期待に応えてくれない場合が多いのです。一見その瞬間は教師の期待通りに動いてくれているように見えても、その裏で信頼関係が崩れていたり、運動会が終わった時に、指導・被指導の関係が崩れたりするものです。

そういった意味で、子どもの側に立った指導、子ども自身がストーリーを紡いでいくような指導(子どもが主人公に育てる指導)について、私たちはもっと研究しなければなりません。

それは放任とは違うし、言葉で誉めて操作することとも違う、いわゆる子どもたちに自治の力を育てる指導です。

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校庭の片隅の畑

校庭の片隅に子どもたちと一緒に作り上げた3年生の畑です。

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キャベツはモンシロチョウの観察のため。

まわりには、2mを目標にしたヒマワリたち。

プランターには、ホウセンカとマリーゴールド、オクラが芽を出しています。

学校は四方をマンションに囲まれています。

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学級では、ここで観察や仕事をすることが居場所になっている子達も出てきました。

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運動会は地域の『お祭り』に近い

日本の運動会は世界的に見て珍しい行事。個々の選手が記録を競うスポーツ大会ではなく集団的なレクレーションと言えます。どちらかというと地域の『お祭り』に近いのではないでしょうか。

明治時代に始まった当時の運動会は、神社や寺の境内を利用したので(運動場がなかった)氏子や檀家の参加も考慮。それがパン食競争や玉入れ、大玉転がしなどの種目がある理由。

さらには、夏祭りや秋祭りも同時に実施したことから種目には盆踊りや豊年満作踊りなどが取り入れられ、これが今のフォークダンスの起源。運動会で各種のダンスを実施するのもその名残り。

そういった意味で、運動会の本番はもちろん練習においても子どもたちや教師たちにもっと笑顔があって良い。運動会が地域の行事から指導の成果の発表会になってしまってから運動会から笑顔が減ってしまった。

運動会に……、いや、学校そのものに、子どもたちや教師のたくさんの笑顔を取り戻したいものです。

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ヒマワリ日記(5/25)

子どもたちに、2mのヒマワリを見せてあげたい!
5/25現在、高さ15㎝。2メートルまであと185㎝です。
葉っぱの大きさは、縦11㎝。幅9㎝。
かなり大きな葉が出てきました。

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あいさつ・返事・はきもの

あいさつと「ハイ!」という返事、そして履き物をそろえることは、日本の大切な「躾」として重視されてきました。

これらは、他者との共同、コミュニケーションを円滑にとるための日本人としての知恵、文化だととらえています。それはそれで良いとは思うのですが、これらを管理・服従に利用するのは良くないのでは?

たとえば……、「学校珍百景2」にも書きましたが、日本のほとんどの学校が二足制(上履きを使用)なのは、どうやらそのことを子どもの管理・服従に利用した疑いがあるのです。

※参考『学校珍百景2』「日本は学校で靴を履き替える国です」より

あいさつにしても、コミュニケーションの入口としてあいさつをとらえたいものです。そうとらえないと形だけのあいさつになったり、さっき会ったのにしつこくあいさつをしてくるような、珍百景な取り組みになってしまうのではないでしょうか。

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部活動問題は難しい

小中学校の(時には高校の)部活動について、ここでも数年前から時々話題・問題にしてきました。

小学校でも、土日も出勤しなければならない、平日の超過勤務もハンパじゃない、教科指導の準備をする時間がない……。

中学校ではそれに加えて、指導できない部活の担当にさせられる、クラブチームに所属している子は本気じゃない、塾の時間も考えると子ども自身が家庭での時間が全くない等々の問題も。

しかし、ここにきてようやく世間でも、「教師の過度な負担」という面から部活動について考え直そう、という声が聞こえるようになってきました。

とりあえず浦安市では、月曜日の朝練習と水曜日の放課後練習は部活動はやらないことが取り決められました。しかし、その通知が徹底されず、守れ(ら)ない学校もあり、問題解決の難しさを感じさせられます。

部活動問題は、子どもが学校で運動や文化活動をする意味から考え直さなければならないのかもしれません。そしてそのためには学校のタイムスケジュールを根本的に作り替えなければならない。

クラブチームでサッカーをすることと、学校の部活動でサッカーをすることとは、別な意味があるような(意味がないという考えも含めて)気がするわけです。そろそろ誰かが本気で考えなければ……。

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1回目の「危機」を乗り越える時期

今の子どもたちとの学校生活も一ヶ月を過ぎました。日本全国の小学校の教室では、そろそろ1回目の「危機」にさしかかります。

私語が増えたり、指示が通らなくなったり、教師の言動がちゃかされたりが始まるのもこの時期です。

また、運動会をこの時期に行う学校も増え、一斉行動を強いることを繰り返してきて、それが解かれる時期でもあり、子どもたちからしてみたら、開放感のある時期なのかもしれません。

この時期で大切なこと一つ目は、子どもたちへの指示説明評価は簡潔に、ということ。ダラダラと説明的にしゃべらない。

二つ目は、指導をリズミカルに進めて、生活にメリハリと安心感を造り出すこと。

三つ目は、子どもたちの仲間関係・力関係を分析し、その関係を広げたり深めたりする指導を進めていくこと。実はこれが一番大切。

いけないことは、指示が通らなくなったからといって、さらに強い指導を進めようとしたり、できないことを子どもや保護者のせいにしたりすること。

ある意味、本当の学級集団づくりがこれから始まります。

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「一緒・同じ」であることが安心を生むのか、それとも不安とパニックを生み出すのか

○○スタンダードなどの指導の画一化の問題。そういった画一化をする理由として、パターン化された授業の流れや環境が子どもたちに安心感を生み出す、ということがあるのですが果たして本当なのか?というお話。

安心よりも、逆に不安とパニックを生み出す、というのが私の結論。理由は、授業というのは一定の流れで流れないから。逆に、子どもたちの中に、意図的に分裂や混乱を生み出すことで学びを造り出す面さえあります。

そんな授業・学びに、画一化した流れ、決められた発問やまとめを無理矢理押し付けようとすると、子どもたちにそうならないことの不安と、パニックを起こすことか考えられるのです。

決められた流れ、画一化した発問やまとめを進めようとしている人たちは、自分自身、いったいどんな授業をしてきたのだろう??と大いに疑問を感じるわけです。

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あと190cm

2mのヒマワリを子どもたちに見せてあげたい。見たことがない子が多いのです。本校の3年生。

5月20日現在で、10cmまで伸びました。

あと190cmです。

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合わせることよりも自分自身の生き方こそ

なんでもかんでも、多数で押し切られ、一人ひとりが意見を言うことさえはばかられる雰囲気が作られてしまう。それは学校現場でも同じです。

多くの職員は、子どもたちや自分自身の可能性を実現することよりも、まわりに合わせることにエネルギーを費やし、いつしか、子どもたちのこと、そして自分自身さえ見失っていく……、そんな学校現場になっていないでしょうか。

それでも、勇気を出して多くの人が立ち上がることがあります。しかしそれもまた、意図的に無視され、「面倒な声、面倒な動き」として見えるように操作されます。

そして、力を持つものは、ルールを破ることさえ許され、正直者の心は踏みにじられるのです。

しかし、こんな時代だからこそ、自己決定権を行使し、合わせることよりも、自由と平和、正義と民主主義を大切にした生き方が求められています。

教師には教師自身の生き方をうつし出してくれる "子どもたち"がいます。ごまかしはききません。ある意味厳しい生き方が求められ、ある意味幸せな場所に生きているのかもしれません。

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あいかわらずの画一化

本市でも、全国でも……、○○スタンダードや、学習の姿勢等々の言い方で、教育方法を画一化していこうとする動きがいまだに続いています。

教育の画一化のねらいは、思想統制の一つの手段であることは間違いないのですが、もちろんそういったことは隠して、指導の効率化や成果向上のねらいで、たとえば、中学校区の小中学校で画一化しようとしています。

それは、教室内の環境、ロッカーの片づけ方、机椅子の運び方、椅子のあげ方、掃除用具の使い方、板書の仕方、ノートのとり方まで統一化しようとするものです。

また、こういった動きは、画一化・思想統制化のねらいの他に、服従訓練という意味もあることに注意しなければなりません。

画一化しようとしない教師、できない子どもを排除したり、ダメな教師・子どもとしてレッテルを貼ったりすることで、服従を強いるわけです。

一方で、保護者の不安を利用していることにも注意しなければなりません。自分の子どもの学級が、隣の学級と「違っている」ことの不安を利用しているわけです。

しかし実は、違っていることこそ良いこと、当たり前なことなのです。全く同じことなどありえないにも関わらず、同じであることこそ良いことであると錯覚させているわけです。

同じ学年だったらまだしも、それを、発達段階や地域が違う小学校と中学校、そして小学校同士で一致させていこうとする愚!

みんながみんな一斉に目を覚まさないと、子どもたちとのすれ違いが広がり、結果的に子どもたちからの「反撃」にあうでしょう。第三次学級崩壊の徴候はすでに始まっています。

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思想統制の方法……

戦前の日本の義務教育では、「教授細目」で教育内容を細かく決め、「国定教科書」を使わせ、この教科書を教えるために「教師用書」というのがありました。

「教師用書」には、教材のねらいや重点、授業時間数、おおまかな指導方法、ときには発問の仕方まで指定されていました。

つまり、戦前は日本国中同じことを同じ方法で教えていたということ。桜が咲いていない地域でも「サイタサイタ、サクラガサイタ」と教えなければなりませんでした。

戦前、このような画一教育を必要とした理由は、政府の思想統制の方針があったからです。全教科、特に「道徳教育」を通じて、忠君愛国をたたきこむ、という強い政治意志があったからです。

そして今でも⇒学習指導要領の絶対化、同じ指導を強要する「○○スタンダード」、検定教科書、道徳の教科化、教員免許の国家資格……。日本は、同じ道を歩いていることは間違いないようです。

※戦前の道徳や、これから始まる教科道徳は、美しく生きることを示しつつ、どう死ぬのかを裏のメッセージとして発信されているような気がする。家族のため、国のために死ぬことを、最近は必要以上に美化する風潮がないだろうか。裏のメッセージ、死への哲学に注意したい。

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小学校で37年間学級担任として勤務/現在大学で教師を目指す学生に指導。/最新著書『教師と子どものための働き方改革』(学事出版)//iPhone12 Pro/Surface Laptop3/黒猫大好き/手相は両手とも「ますかけ」。

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ヨシムネ&ねね

しおちゃんマンの飼い猫、黒猫ヨシムネと ねね

ヨシムネ
ヨシムネ ♂
2005年8月生まれ。2006年8月に動物病院からしおちゃんマン家にやってきた。

ねね
ねね ♀
2008年6月生まれ。教え子(当時小6)達が公園で保護。2008年6月よりしおちゃんマン家の家族に。2017年7月28日逝去。

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