2016/03/31
学校の大晦日
3月31日。今日で2015年度が終了。学校の大晦日です。大晦日は、新しい年を迎える準備をして、家でゆっくり過ごすもの。教師のみなさんは、新年度の準備は完了していますか?
ところが…、学校によっては、新しい学年の発表が出ていないところもあるようです。これでは新しい年の準備ができません。「痛い」学校だと言わざるを得ません。
中には、新しい校長になるので人事権はその校長にある、だから4月まで発表できない、などと言っている学校もあるようです。そんな言い訳をしている管理職には「引継ぎ」という概念が無いらしい。
しかし一方で、校内人事が遅れることについて、管理職には多少同情する事情もあります。
それは、都道府県職ではなくて、県や市町村採用の講師(まだ都道府県職の採用試験に合格していない職員)が増えていること。行政は、昔は一回で済んだ人事に講師人事が加わるのですから、どうしても遅れることになります。
各学校は、いったい誰が来るのかわからないので、校内人事が遅れてしまう……。
都道府県職と講師と、給与にどれだけの差があるのか詳しく調べていないのですが、講師の方が当然低い。教育を安上がりに進めようとする行政がいけない。どんどん都道府県職に採用するべきです。
ちなみに、誤解のないように書いておきますが、講師の先生の力量はけっして低くないのです。むしろ現場によっては、講師の先生に支えられている学校もあるくらいです。
さあ、明日から新しいメンバーで、学校の中にどんな共同をつくっていくのかを大切なテーマとして実践していきましょう。


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