定期的に教室の机の中を整理させているのですが、なかなか整理されません。
テストや古い手紙がグシャッと入ったままになっている子もいます。折り紙が、これまたクシャクシャになって入っている子もいます。
最近の子どもは極端に「面倒くさがり屋さん」です。つまり、誰かがやってくれる…、放っておけばいつか自動的にきれいになると思い込んでいるフシがある。(笑)
しかし原因はそれだけでしょうか。
よく見てみると、学校で利用する物と机のサイズが合わないようなのです。昔と違って教科書は大きくなり資料も増えました。プリント類の数は、昭和の時代に比べると数倍になっています。にもかかわらず子どもたちの机のサイズは、A版になったとはいえそんなに変わらない。教科書を道具箱にギユーギューにつめこみ、もはや筆箱は入らない子もいます。
机を大きくすればいいのですが、それでは全ての机が教室に入らなくなってしまう。
一番良いのは学級定数を下げて一つの教室に入れる子どもの数を減らし、机も大きくして、もっとゆったりと学習ができるようにすればいいのですが、政府はまったくそれをやろうとしない。逆に、人数を増やそうという動きまである。
できないことを子どもたち個々のせいだけにしないで、その背景も考えてあげることが私たち大人の責任かもしれません。
しおちゃんマン
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