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にしむくさむらい

本日、10月31日。一年間には、31日ある月と、そうでない月があって、それを見分ける方法について子どもたち(小学校2年生)と話しました。


その中で、「にしむくさむらい」を知っている子がいました。「にしむくさむらい」の意味ですが、『2,4,6,9,11(にしむくさむらい)』と。2月は28日ねまたは29日までですし、4,6,9,11月は30日です。


11月がどうして「さむらい」なのかというと、諸説あるようです。


・『士』の形から。

・1と1で刀が2本⇒二本差し⇒侍


あと、げんこつを使って、その山と谷で見分ける方法もありますね。


教室でこんな話ができることって、大切だと思うのです。


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子どもの「人となり」が見えない今の学校

同じ時期に同じ内容を競争的に、そしてどの子も同じように育てようとする日本の学校では、子どもの「人となり」が見えてきません。他者との違いを「個性」と見ずに遅れや排除の要因として見ているのではないかとさえ思えます。


話は大いにずれますが、思い立ったこと


学校で予防注射をすることがなくなりました。注射って子どもの「人となり」が見えて、変な意味ではなく興味深かったな、と。平気な子、泣く子、こわがる子、強がる子、朝からテンションが変な子…(笑)。いや、だからといって予防注射を復活させろということではありません。単に、子どもの「人となり」が見えた取り組みだったな、と。


話を元に戻します。


学校って、もっとガチャガチャしていて良いのではないかと思っています。どの教室も同じように静かで、同じような返事をして、同じような絵を描いて、同じようにお辞儀をするような今の日本の学校は、やっぱりおかしい。


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バカにすること、攻撃することは低学年から

劣っているように見えること、友達の失敗、まわりとちょっと違っているように見えること…、そんなことを見つけると、最近の子どもは、低学年の頃から、バカにしたり、攻撃したりします。


低学年ですので、そういった行為をすることで身を守ったり、仲間をつくったりの意図的な考えはないと思うので、単純に、社会の価値観が小さい時から反映されているのでしょうか?


ちがっていたり、はずれるものについては、黙っていられないという意識はどのように育つのでしょうか?いずれにしても悲しい事実です。


低学年の頃からこうで、大きくなっていくのですから、いつまでたってもいじめ・迫害問題はなくならない…。


いじめ・迫害問題は、国民的な課題として、具体的に取り組まなければ乗り越えられないのではないでしょうか。


家庭では?、地域では?、学校では?、メディアでは?、行政では?……、それぞれで課題を共有しつつ具体的に取り組んでいく必要があります。


子どもの命がかかっているのですから、早急に。


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落下傘(パラシュート)

生活科で「落下傘(パラシュート)」のおもちゃをつくろうと考えています。それで、直接は関係ないのですが、そう言えば落下傘(パラシュート)ってなんだ?ということが気になってきたので、さっそく調べてみました。


最初のパラシュートは、1470年ごろにイタリアで無名の人物によって書かれたと推定される書類に2つのパラシュートの図面が残されているということでした。


Parachute.jpg



不思議なのは、当時の人たちがなぜパラシュートを考えたのかということです。最初は「塔」からだそうです。そしてやがて「気球」から。いずれも、そんなに急がなくても、ゆっくり降りればいいじゃないか、と思うのですが……。


たぶん、ですが、これは非常脱出用を考えていたのでは?と。何かのトラブルで、思わず目をつぶってしまい。おそるおそる目を開けてみると、ユラユラとパラシュートで降りてきて、無事に助かった、というのは、漫画でよく出てくる場面です。


航空機からの最初の脱出は、1922年、アメリカ陸軍航空隊、ハリス中尉。航空機のトラブルにより、高度800mからパラシュートを使って脱出したのが最初。日本でのパラシュートでの降下第一号は、空中分解事故で1928年6月に三菱IMF2試作機から脱出した中尾純利さんだそうです。


パラシュートの動きは、優しくてユーモアがあります。軍事目的ではなく、平和や、救命のために利用したいですね。


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精錬授業(小二、算数)

教育実習生の精錬授業を終えました。


多くの職員が参観してくれました。


二本動かして三角形を三つ作ろう、三本動かして四角形を三つ作ろう。三角形と四角形の定義の定着をはかるために、マッチ棒クイズ的な問題を、数え棒をつかって楽しく考えました


そして最後の問題が……、


『この旗を、3本だけ動かして横にしてください』

214Q.gif


みなさんわかりますか?


最後にこんな問題を出していいのだろうか?と少し迷いましたが、精錬授業にこんな問題を出せる子どもとの関係があっても良いのではないかと……。


実習生の大学の先生も答えを知って大笑いしてくれたので、良かったです。


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夢や目標を無理して持たなくても大丈夫

子どもは夢を持っていることが当たり前だとか……、子どもの夢を壊し続けている大人が言うな!夢を持つことは子どもの権利。夢を持つことは保障されなければならないのであって、持てない子どもはおかしいだとか、子どもらしくないというのはおかしい。


目標を持って生きている子どもだってほんの一握り。大人だって明確な目標を持って生きている人ばかりではない。目標が持てないからといって落ち込む必要はない。大切なことは、自分の気持ちに素直に生きること。


注意しなければならないのは、お金を払えば夢がかなうようにセットされていることに乗っかって自分を見失うこと。子どもの夢まで市場化してしまう社会……。


どんな人生でも、胸をはって生きていけるはず。夢や目標は無理して持たなくても良いのです。逆に、何歳になっても夢や目標を持ち始めても良いのです。


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不祥事根絶のために

人を教育する教師があんなこと、こんなこと…、そんな不祥事が千葉県には絶えないということ。先日も隣の市で「下着泥棒」をしたとかで、県教委は臨時に市町村ごとに臨時の研修会を開くことを指示。綱紀粛正を徹底させた。


しかし県教委は教師の不祥事に対して上から物申すばかりで、自らの分析と反省が見えてこない。忙しさばかりで「やりがい」を持てない現場、そんな中で疲れ切っている教師たち。それが直接不祥事につながるとは簡単には言えないが、そういったことが教師の「精神面」や「心」をボロボロにしていることは事実。


そのことに対して何も対策をとらずに、不祥事根絶の掛け声ばかり上からかけてもダメでしょ。不祥事がなくならないことがそれを裏付けているでしょ。


ちなみに…、不祥事を起こしてはいけないのは、被害者の人権を侵したり、道義的に問題があったりすることを問題の第一としたい。我々が教えている子どもの気持ちを傷つけることも考えたい。組織の名誉を傷つけたり、「長」の責任のためが第一の理由ではない。それらもあるけどそれが第一ではない。


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教師になろうとしている人、若い教師の皆さんへ

私などから言われる筋合いはないのかもしれません。私個人の、独り言だと思って読んでいただけると幸いです。


授業なんかこれからいくらでもうまくなります。これから教師になろうとする人、そして若い教師の皆さんに考えてほしいのは、子どもとどのような関係をつくって指導していくのか、ということです。


勉強が苦手な子、指示に従おうとしない子…、思うように子どもが動いてくれない時にこそ、その事情を考える教師になってほしいのです。できないから叱る、従わないからレッテルを貼る、そんな教師になってほしくないのです。


しかし、学校現場において、このように子どもに寄り添うことは大変な苦労と闘いが必要な国になってしまいました。子どもにやさしくすることが批判される学校現場になってしまったのはいつからでしょうか?


しかし、だからこそ子どもたちの側に立って教育の仕事をしてほしいと思っています。


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教師の『謙虚さ』

教師の『謙虚さ』……


これは強い者の言いなりになるということではなくて……


強い者の力を背景にして傲慢になってはいけないということ。


つまり教師の『謙虚さ』とは、


強い者には異議申し立てができなければ、弱い者に謙虚にはなれないということ。


強い者には弱く、弱い者には強い指導スタンスは、学級に『いじめ・迫害』を生むでしょう……。


謙虚な教師ほど、実は大きな力と、闘っているのかもしれません。


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クズとかカスとか

昔から、子どもの世界では、差別的な言葉や、残酷な表現が平気で使われていました。死んだ、殺すといった言葉も、遊び歌の中に普通に出てきていました。


しかし昔は、その後、それを修正する社会があった。それが今はない。むしろ大人社会の方が残酷で差別的です。


低学年の子どもたちも、クズだの、カスだのという言葉を使い始めます。どこで覚えてくるのでしょうか?


社会に修正能力がないのであれば、学校で教えるしかないのです。クズとかカスとかいう言葉は、死ね、と同じレベルで、使うべきではないことを指導しました。


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弱さ克服要求型道徳は短絡的すぎる

弱さを克服するために努力することを要求し、その努力をすることを「美しい」とする道徳がありますが、ちょっと短絡的であり、自己肯定感が低い最近の子どもたちにとっては、かなりの「追いつめ」につながるので注意が必要です。


目標達成や課題克服のためには努力が必要なことは確かですが、努力できない自分をやさしく受け止めることからスタートしないと、弱さの正体がわからぬまま "前進できない努力" を続けることになってしまいます。


弱さ、ダメさだと考えていたことが、逆に個性だったり「可能性」だったりすることがけっこうあります。いや、むしろその方が多いでしょう。それに気づかせないように気づかせないようにしているのが日本の学校のような気がして仕方がありません。


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今年も100号になりました

2016年10月19日(水)しおちゃんマン日刊通信 NO.100
----↓ここから↓----
本日の通信で100号になりました。

日刊通信は、教師になって36年間、ずっとずっと毎日書き続けてきましたので、100号は毎年恒例の通過点。しかし、退職まであと一年半、と考えると、今年もやっとここまできたか、という気持ちになったので、あらためて100号になったことを報告させていただくことにしました。


どうして毎日書くのですか?とか、よく書くことがありますね。とか聞かれたり、昔は、「そんな時間があったら授業の準備をしたらどうですか」とか批判されたこともありました。


それでも書き続けてきたのは、教育という仕事において、保護者のみなさんとのパイプが重要であることを感じていたから……、これはなにも、学級通信でなくてもよいのですが、私はたまたま学級通信だったということです。


そして何よりも、教室の様子をぜひ保護者のみなさんに伝えたい、と思わせてくれるような子どもたちのがんばりがエネルギーになっていることは、まぎれもない事実。だから、書き続けてこれたのは子どもたちのおかげであることは間違いないのです。

さて…、この36年間で、学校はさま変わりし、教師と保護者のみなさんの関係も変化してきました。教師が、私のように、つべこべ語る時代ではなくなってきたし、今後、さらに変化し続けていくと思います。


しかし、教育・子育てが地域、学校、家庭の共同作業であるという事実…、それを、それぞれの自己責任にされてしまっていることに今の苦しさがあるという事実…、そんな事実がある限り、保護者の皆さんは、今後もなんらかの形で、ぜひ学校・担任とつながるすべを持ってほしいし、教師もそういったスタンスをもち続けてほしい…、というのが、“しおちゃんマン 爺ジ(ジイジ)”の願いです。
----↑ここまで↑----


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オリジナル授業 その(2)

【一枚の写真から】

▼「一枚の写真」の授業
http://shiochanman.com/asahi04/asahi04.html


▼合同学校訪問の授業
http://shiozaki.info/mt/archives/2005/01/26/index.html


【学習参観で】

▼3万日の命 (小4)<03/11/15>
http://shiochanman.com/report/inochi.html


【図画工作】

▼ツリー作り
http://shiochanman.com/report/turi.html


▼立体的な顔
http://shiochanman.com/report/kao.html


【お楽しみな行事】

▼紙飛行機大会
http://shiochanman.com/report/kamihikouki.html


▼おにぎり&サンドイッチパーティー
http://shiochanman.com/report/onisan-1.html


【その他】

▼プールでの集団ゲーム
http://shiochanman.com/report/pool.html


▼ベーゴマ名人になろう(小学校3年)~1999/11/1~
http://shiochanman.com/report/bei.html


▼超簡単レクレーション 子どもたちと考える3分間レク
http://shiochanman.com/report/reku.html


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塩崎義明(しおちゃんマン)の『公式メインブログ』です。教育問題について語ります。⇒ 管理画面

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ヨシムネ&ねね

しおちゃんマンの飼い猫、黒猫ヨシムネと ねね

ヨシムネ
ヨシムネ ♂
2005年8月生まれ。2006年8月に動物病院からしおちゃんマン家にやってきた。

ねね
ねね ♀
2008年6月生まれ。教え子(当時小6)達が公園で保護。2008年6月よりしおちゃんマン家の家族に。2017年7月28日逝去。

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