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特別の教科 道徳 の評価

道徳が教科になり、通知表で評価を書くことになりそうです。先取りをして新年度から取り組む地域もあります。すでに「文例集」なるものが書店やネットに並び始めています。

道徳の文章による評価…、こんな茶番はないと思っています。まずは、通知表の所見欄作成の現状を見ればそれは明らか。

その子を見てもいない管理職が何度も書き直しを命じて、保護者とのトラブルがないようにないように無難な文章をつくっていく通知表総合所見の現状。それと同じようなことが道徳の評価でも起こるでしょう。

そして、そもそも道徳を評価するってできるの?という根本的な問題について現場レベルでなんの論議もされていない。御用学者があれこれと言っていますが、どれもこれもなんの説得力もない。

友情や思いやりについて、どんな目でどのように評価するのか…、逆に言えばそういったことは日常の学校生活の事実を通してすでにやってきたこと。それを教科として評価するとはどういったことなのか。

下手をすれば、噂の道徳の教科書の読解力を評価するだけになるかもしれません。すでに失敗することがわかっていることを後輩たちに残してしまうことが無念です。

管理職のリーダーシップ

後輩たちがどんどん管理職になっていきます。そこでお願い。

どうか、子どもたちや職員に対して謙虚な気持ちとスタンスでリーダーシップを発揮してもらいたいということ……。

人によっては、リーダーシップをはき違え、文科省・教育委員会から降りてきたこと、さらには自分の保身のために、職員の意見も聞かずに強引に学校を運営していこうとする管理職の方もいないわけではないのです。いや、残念ながら、最近はそういった管理職が急に増えてきています。

空っぽの箱ほど叩けば大きな音を出すと言いますが(あれ?そんなことわざ…、なかったっけ?)、強引な運営やパワハラ的な指示命令はやめてほしい。

リーダーシップとは、フォロアーシップとセットでなければなりません。つまり、職員から支持されるリーダーシップでなければ意味がないし、子どもたちや職員はそうでなければ動かない。

目の前の職員(達)が、今どのようなことで苦しんでいるのか、何をしたいと願っているのか、子ども・保護者との関係は?、職員同士の関係は?、そういったことに常に目を配り、学校運営をお願いします。

その目がどちらを向いているのか(文科省や教育委員会を向いているのか、職員や子どもたちを見ているのか)、という問題は重要です。子どもたちや職員のためには、時には文科省・教育委員会に物申す、くらいの気概を見せてほしいものです。

職員はそういったリーダーシップをのぞんでいます。


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見方によってはパンの方が古い

多くの国民にたくさんたくさんつっこみを受けた道徳の教科書検定。特にパン屋さんと和菓子屋さんのくだりは解説の必要がないくらいの笑えない珍百景。政府がおかしなことをしてくれたおかげで、日本のパンと和菓子の歴史について調べてみようと思いました。

パンは、天文12年、種子島に漂着したポルトガル船により、日本に初めて鉄砲とパンが伝来。それに対して、京菓子、江戸菓子等、和菓子の殆どは江戸時代につくられたわけで、そういった意味においてはパンの方が古い。それに、和菓子につきもののお茶は、輸入品。

このように、日本の伝統・文化というのはいったい何を指すのかは微妙。しかし政府が何をしたいのかは見えてきます。形の無い者に対して畏敬の念を持ち、身命を捧げよ、というのがねらいなのでしょう。

今回、多くのつっこみを入れたように、政府がおかしなことを押し付けようとすればするほど、国民、市民は危険を察知して声をあげるでしょう。国民、市民をなめてはいけないということです。

珍百景的な侮辱・差別

道徳の教科書の検定で、パン屋さんの記述が和菓子屋に書き換えられたというお話。

理由は、「『我が国や郷土の文化と生活に親しみ、愛着をもつ』という点が足りないため」。

あからさまな国家主義。いよいよここまできたのか、という感じ。パン屋さんは、世界に誇れる日本の技術を屈指して、おいしいパンを作っているのではないのか?

逆に、和菓子屋さんも気の毒だ。世論の中で、今回完全に悪者側に扱われてしまった。

あからさまな国家主義は、こういった珍百景的な侮辱・差別を生み出すという、典型的な例。

このままこれらの教科書を使って子どもたちを評価すると、いじめ根絶どころか、ますます差別・迫害が広がっていくのではないかと、本気で心配になってくる。

幼児教育の現状は?

M学園の問題をめぐって、様々な問題が出てきていますが、私は、現在の日本の幼児教育って、保育の問題も含めて、いったいどうなっているんだろう?という点について、考え直す必要があると(も)思いました。

現在の幼児教育は、

(1) あいかわらずの管理としての「躾主義」
・何かを唱えていれば躾られるといった非科学的な教育。
・体罰的な方法を利用した「厳罰主義」

(2) 英語やスポーツなどの、「先取り主義」
・発達段階の無視。
・生活と乖離した「見栄え主義」

(3) 充分な保育・教育が保障できない職場環境と、その結果としての「放任・放置」。
・教育、保育よりも経営優先のブラックな現場。

といった現状になっていないでしょうか?

義務教育もそういった実態があるのですが、上記の問題は、充分に批判検討され、幼児教育について見直されなければならないのではないでしょうか。

少し、関連の本を読んでみたいと思いました。

道徳は人々の生き方の中から生み出していくもの

\( 意図? )/
親孝行しようだの、兄弟姉妹は仲よくしようだの、夫婦は仲睦まじくだの、友達と信じ合いましょうだのは、別に教育勅語を引用しなくても個人的には大切なことだと思います。教育勅語を持ってくるところに国をどこに持っていこうとしているのかの意図が見えてしまうわけです。

\( 危険! )/
まあ、人によっては、こういった項目自体がうざったいと思う人もいるかもしれません。いずれにしても、国家がこういったことについてああだこうだ言うのは、危険だと思います。そういった意味で、特別の教科道徳も考えていかなければなりません。

\( 創造! )/
道徳は、人々の生き方の中から生み出されるものです。教育はそれを(生み出すことを)支援しなければならないと思っています。たとえば親孝行をめぐって、自分の親子関係を振り返りつつ、考え、意見し、他の意見も聞き、自分の価値観を創造していかなければなりません。中には苦しい関係の中で生きている子もいる、ということです。

日本の教育はどこに向かっているのか

「特別の教科道徳」の登場。

小学校からの英語やプログラミングの授業。

校長管理の元のカリキュラムマネジメントの強化。

幼小中高連携の広がり。

子どもの貧困問題。

教育の格差問題の広がり。

一向に解決できない、いじめ・迫害・差別問題。

エトセトラ、エトセトラ……。

何かがちぐはぐで、統一性がないように見えて、実は、同じ方向へと、大きなうねりとなつて動いているように見える……、しかしそれが何なのかが、具体的に見えてこない。

まずは、新教育基本法のもと、国家主義的な要素が強まっていくことは確か。国のために、家族のために、身命を投げ出せるような人づくり、それを「美しい生き方」として、大いに良しとする動きが一つある。

もう一つは、全体として国家主義的なベースは残しつつ、そんな国を牽引できる一握りのエリート養成を目指す学校づくり。具体的には、学校の、義務教育段階からの複線化をねらっている…、といった疑いがあることは、前にも書いた。

以下を、ワンセットに考えてみよう。複線化を考えているという私の説も、まんざら大げさではなくなってくる。

-----
・フリースクールの公教育化。

・現在の、6/3制学校

・全国のあちこちで実験的に取り組まれている、義務教育学校(小中一貫校含む)。

・中高一貫校。

〇飛び級。落第制度の検討。

〇教員免許の国家試験化。
-----

ここ数年の教育界の動きから、目を離してはならない。

2016年度(平成28年度)終了

本日、平成28年度の修了式です。

今年度もまた、子どもたちからこそ多くのことを学び、学年の先生方をはじめとする、全職員の皆さん、そして保護者の皆さん、多くの方達に支えられながらの一年間でした。

多くのみなさんに支えられている……、年々そういった思いが強くなっています。それは、私自身の力量の無さと、もう一つ…、教育というのは、教師一人でどうこうできるものではない、いや、一人でどうこうしてはいけない、というのがわかってきたということもあります。

そういった意味で、名人だの、カリスマだのを名乗っている先生方には、どうか自分自身の実践を振り返ってほしいと思っています。あなたたちの言動が、職場にどのような影響を与えてしまっているのかを。

しかしこれは、教師個々の実践の自由を奪うことではありません。つまり、周りに合わせて何もしない方が良い、ということではないのです。逆に、大いに新しい実践にチャレンジして問題提起をしてほしいと思います。そしてそれらは、常に公開し、前向きな批判を受けて検証されなければなりません。そしてその中心には常に子どもを置くことを忘れずに。

いずれにしても、今年もまた、子どもたちを含めて、多く出会いの中で、私自身が成長できたことを感謝したいと思っています。本当にありがとうございました。

さて、いよいよ来年度は、教師生活最後の学級担任です。まずは、全力で準備をしたいと思っています。

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若い教師たちの考え方

そろそろ、来年度は誰が何年生の学年になるんだろう?と話題になる時期です。

毎年、一応、希望はとりますが、なかなか希望通りにはいかないのが、大きな学校の宿命。

私は来年度、最後の学級担任になります。希望は書きましたが、備考欄に、「若い人たちの希望を優先させてください」と書かせてもらいました。

ところが、あとで、若い人たちに聞いてみると、ほとんどの職員が、「校長先生に一任」と書いたということでした。

ちょっと前までは、校内人事に関する校長面接で、何時間も校長室から帰ってこない職員もいて、学年に対するこだわりがあったものですが、最近ではそういった意識は薄いようです。

上からの指示は絶対、御意!!が当然だと思っているの?と聞いてみると、そうでもないらしい。こういったことに頭を悩ませるのは不利、無駄だと考えている?らしい……。

あとは、何年生になっても対応できる、「できる教師」であるべきだ…、という考えもあるらしい。

いずれにしても、自分とは全く違う価値観をもった若者たちが教師をやっていることだけは確かです。

卒業式の教師衣装のレンタル代

こちらの地域の小学校卒業式では、女性の担任教師は、袴をはく習慣があります。そのレタンル代は3~4万円(頭のセツト含む)。

自腹です。高学年の担任が多い女性職員はたまったものではない……。

これは、大変だし、おかしいのではないか?と問題提起をしたこともあるのですが、多くの方は、6年生の担任をやらせてもらった証しとして、自腹でもかまわない、といった意識だそうです。

いやいやいや、そういったことを言っているのではないと言ってみたのですが、話がかみ合わないのであきらめました。

「上」の方たちも、強制ではないし、何も言えない、とのこと。

私の考え方がおかしいのだと、あきらめました。

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塩崎義明(しおちゃんマン)の『公式メインブログ』です。教育問題について語ります。⇒ 管理画面

37年間千葉県の小学校で学級担任として勤務。退職後2つの大学で非常勤講師。生活指導・進路生徒指導、特別活動、発達障害と学級づくり等の講義を担当。2月、3月には小学校現場にも臨時講師として勤務。全国生活指導研究協議会常任委員。著書『教師と子どものための働き方改革』『学校珍百景』 他。黒猫大好き。

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ヨシムネ&ねね

しおちゃんマンの飼い猫、黒猫ヨシムネと ねね

ヨシムネ
ヨシムネ ♂
2005年8月生まれ。2006年8月に動物病院からしおちゃんマン家にやってきた。

ねね
ねね ♀
2008年6月生まれ。教え子(当時小6)達が公園で保護。2008年6月よりしおちゃんマン家の家族に。2017年7月28日逝去。

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