2017/04/30
努力目標と達成目標
若い時は、「努力目標」と「達成目標」とを区別することを意識しました。努力目標とは、呼びかけ的な目標、スローガン、自由参加的取り組み、等々で使用していました。
達成目標とは、具体的な数字等で、その目標が達成できたかどうかを評価できるもの。
そして、それぞれの目標が、努力目標にするべきか、達成目標にするべきかを徹底的に子どもたちと話し合ったものです。
この区別にこだわったのは、それぞれの目標が、子ども個々のプライバシーや考え方、権利に抵触しないかどうかを考えることを大切にしたからです。いまでもこだわりは消えてはいませんが、日本の学校が管理的になるにつれて、そういつたことを忘れがち。
教師の指導についても、不登校をゼロにするということを達成目標にしてよいのか?、いじめをゼロにするという視点でいじめ・迫害問題を考えてよいのか…、多様な視点から考え直してみる必要を感じています。