THE★火の神 元気の火の物語
~スクリーン1には、火が燃えている~
~キャンプファイヤーの写真をスクリーン2に映しだす。~
ナ(ナレーター) 私たちの林間学校。感動的なキャンプファイヤー。私たちは火の神から「元気の火」を受け取りました。
火の神 5年1組に元気の火を与える。
火の子 元気の火を受け取りました。……んっ?元気の火なんかもらったけど、そんな火をもらってどうするんだ?
ナ こらこら、火の神に向かってそんな失礼なことを言ってはいけません。みなさんも、こんなことで元気をなくしたことはありませんか?
~三人の女子が登場。~
女子A それでさー、どこに行く?
女子B やっぱ、映画にしようよ。C子は?
女子C う~ん、私、D子も誘って行きたいんだけど。
女子A え~?D子?わたし、D子が行くって言ったらいかなーい。
女子C どうしてぇ!
女子B だってさ、D子って、わがままじゃん。自分の思い通りにいかないとすねちゃうし、すぐにかげで人の悪口言うし…。
~女子D登場~
女子D おはよう。なに楽しそうに話してるの?
~3人は無視~
女子D ねえ、どうしたの?
女子C うん…、冬休みになったら映画に行こうって…
女子D いいねえ、何の映画?
~3人は無視して、机の上に本を出して読み始める~
女子D どうして無視するの?わたし、何かいけないことした?
~女子D、しゃがみこむ~
ナ おうちではどうでしょうか。
母親 ○○!!もう塾に行く時間でしょ!!どうしてそうゆっくりしていられるの?信じられない。私の子なら、もっとテキパキやるはずでしょ!!早くしなさい、早く!!
子供A うるさいなぁ~、これから準備しようと思っていたのに、早く早くっていわないでよ。もう~、 “早くしろオババ” なんだから~。
母親 えっなんだって?なにオババだって?
父親 もううるさいなぁ、せっかく早く帰ってきたのに、親子喧嘩ばっかり
母親 あなたがもっときびしく言ってくれないからこんなにだらしない子になるんでしょ。
父親 えっ、なんだって?オレのせいだというのか? “人のせいオババ” じゃないか!!
母親 なんですって?あなたまで私の悪口を言うのなら、もうわたし、出て行きます。
子供A まってよ、ぼくのせいでけんかしないで!!
~子供Aしゃがみこむ~
ナ こんなことはありませんか?
子供B みんなうるさいよ!!静かにしてよ!!!
子 はいはい、いい子ちゃん、みなさ~んブリッコさんのいうことをしっかりききましょうねぇ
子供B よし、来週の鉄棒のテストの向けて、練習しよう。
子 はいはい、がんばりやさん。まじめに努力するって、ダサくない?
子供B やめなよ!!その子が傷ついてるじゃないか!!
子 うぁー、○○って、マジ卍。暑苦しいし、つかれる。
子供B 正しいことを言うこと、まじめに努力すること、いけないことを止めることはそんなにいけないことなの?
~火の神登場~
火の神 元気をなくしている三人の子どもたちに、元気の火を与えよう。
⇒子供Bに 正しいことを言うこと、まじめに努力することこそ大切。実は、あなたのそんな姿を、みんなが応援しています。一部のそんな悪口やからかいに負けない元気の火を与えましょう。
⇒子供Aに あなたはもう家族の中で自立した一人。いつまでも言われることだけをやっていてはダメです。家族の中の自分の役割を自覚して家族の中でも光り輝ける元気の火を与えましょう。
⇒女子Dに みんながあなたの笑顔を待っています。あなたの笑顔は、そんな小さな関係の中だけのものではありません。あなたには、もっともっと広い世界で笑顔を振りまける元気の火を与えましょう。
ナ 5年1組、元気の火。私たちは、いつも元気の火を心にともしながら、がんばります。
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