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良いお年をお迎えください

2018年が終わります。

楽しかったこと、悲しかったこと、感動したこと、悔しかったこと……、本当に今年もいろいろありました。

しかし、それらをまとめて感謝したい気持ちでいっぱいです。

一つひとつの出来事が私を成長させてくれるからです。

この成長を糧にして新しい年も前に進むつもりです。

皆様にとっても、来年が良い年になりますよう、お祈りいたします。

今年一年間、本当にありがとうございました。

教育費節約による「黒いループ」は終わりにしよう

日本の予算は、教育分野で節約することがずっと続けられてきました。そのしわ寄せは全て現場に(個々の教師に)来ていて、その被害は子どもたちが受けています。

手当もなしに、殺人的な残業を戦後ずっとずっと続けてきた日本の教師たち。それでも教育水準を落とすことが無かったのは、世界的に奇蹟だと言われているようです。(ほめられて喜んでいる場合ではない)

教師は増やさない、いろいろごまかして労働時間は正常化しようとしない、節約のために正規採用をおさえて講師ばかりを採用する……。やがて教師たちは次々と倒れ、代わりの教師がいない状態が社会問題化しつつあります。

教師の産休、病休、事故対等々の代わりの教師がいない問題(待機しているはずの講師がいない)で、全国の学校現場から悲鳴が上がっています。

仕方がないので、ウチワでやりくりしなければならず、専科の先生、教務、管理職まで担任をやらなければならない状態です。例えば専科の先生がそちらに回ると、当然担任がその教科もやらなければならなくなるわけで、忙しさが問題になっている学校現場でさらに異常な忙しさが加わることになります。

いじめ問題の認知、一人一人の心の問題への配慮、そして授業…、そういったものがますますおろそかになることになり、結局は子どもたちが被害を被ることになるのです。

あきれるのは、教育委員会は代わりを出せないことを「いないから」という理由で押し通そうとしていること。あとは現場で何とかしろということらしいのです。そんな教育委員会に、管理職は「忖度(そんたく)」して、最近では要求もしないどころか、現場でこんな工夫をしました!と自慢する者まで出てきていること。恥ずかしくないのでしょうか?

現場では、切羽詰まって、ハローワークに連絡したり、ビラで免許保持者を募集したり、免許を失効してしまった教師や4月から正規採用予定の学生(すでに免許をとっている院生)にまで声をかけたりしている。これを異常だと思わないのでしょうか?

代わりの教師がいなくなった原因は、まずは教師のなりてが少なくなったこと。なぜ教師になりたいと思う若者が減ったのか、教育委員会は自分達の問題として考えて反省するべきです。

二つ目は、お金をけちって、正規採用者を増やさず、安上がりで採用できる講師を四月の段階で使いきってしまったこと。これは完全な失政です。

まずは、4月の段階で講師ばかり現場に入れずに、やる気のある若者をどんどん正規に採用するべきです。同時に、教師の数も増やしながら異常な多忙化の改善をはかりつつ、教師の仕事に夢を取り戻すことです。

もうこういった、「黒いループ」は今年で終わりにしましょう。

代替え教員対策は本来現場の仕事ではないはず

代替え教員が足りない問題。

U市では教務が代わりに担任をやることが当たり前という考え方が広がっている。外から連れて来るより内輪で対応した方が早いという考え方も出てきた。自己負担が当たり前、自己負担しない学校はさぼりだと評価。そして外からつれてくることを「現実的ではない」などと言い出す。代替え教員を内輪で対応するのはとりあえずの対応であって本筋ではないことがいつのまにか忘れられている。
\( 教育委員会の思うつぼ )/

教育委員会は自己負担してくれていることに腹の中でニヤリとしながら「現場の先生方にはご迷惑をおかけしています」などと嘘芝居な挨拶をして、現場は「教育委員会も大変なんだ」と的外れな共感をしてしまう。
\( いったいどこの責任だったの? )/

教育委員会が今やらなければならないことは、現時点で代替え可能な人材を探し続けることは勿論、足りなくなった原因を自らの失政の反省も含めて分析して公開すること、そして来年度同じことを繰り返さないようにする準備のはず。
\( ここ数年ずっと不足しているぞ!! )/

代替え教員が足りなくなった地域では、例年よりも正規採用者、そして準採用者を増やして、講師をちゃんと待機させようとしているのだろうか?そういった情報は聞こえてこない。来年も同じ間違いが繰り返される。
\( また学校・教師が批判される )/

子どもの命が守られなかった2018年

日本の教師たちの苦悩の声が聞こえてきます。

医療関係、建設業も上回る超過勤務時間
目に見える成果を期待されて強要されるPDCAサイクル
あいかわらず理不尽な『学校スタンダード』
職員間のいじめ迫害、そして排除。(パワハラにセクハラ)
産休や病休の代替え教員の不足。

しかしそれでも日本の教師は声をあげません。自分の身体が壊れるまで、けなげに働き続けているのが実情です。声をあげないので教師の実態はほとんど世間に知られることはありません。残業代がなかったことなど、世間の多くは知らなかったのです。このままでは教師の身体はもちろん、子どもの命さえ守れません。

▼教員は残業代なし 保護者の6割が「知らない」(内田良) - Y!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/byline/ryouchida/20181125-00105367/

子どもの命……。

誘拐殺人、地震によるブロック塀の事故、いじめ迫害が原因と考えられる自死、被虐待死、熱中症死……。2018年度は、子どもの命が次々と奪われる年になってしまいました。

短い期間に、これだけ多様な原因で子どもの命が奪われた時代は過去にあったでしょうか。そしてこれらの事案は、大人の環境整備やケアにより、防ぐことができたかもしれない事案もあるのではないでしょうか。もはや日本の社会・学校は子どもの命を守れないのではないかという疑いと不安が押し寄せてきます。

そんな中でも、愛知の豊田市の小学校で、校外学習から帰ってきて熱中症で倒れ、その後亡くなった事案は、学校の環境問題(エアコン設置問題 他)、そして教師の指導の問題…、といった今日の日本の教育問題を私たちにつきつけました。

酷暑の中、公園に連れ出さなければならなかったこと、担任の判断で中止にできなかったこと、救急車への連絡が遅れたことなど……、実はその背景には、今日の学校現場の「教師の生きづらさ」がそのまま映し出されていると言えるのです。

なぜ子どもの命を守れなかったのか。今、日本の学校現場はどうなってしまっているのか……。

ゆとり問題や、学力向上問題でドタバタしていた学校現場からまた一歩進んだ "大変な事態" になっていることを教師ではないみなさんにも知ってもらうことが大切です。そのためには教師が声をあげることです。

そして、指導と実践の自由を取り戻し、子どもの命を守ることはもちろん、子どもたちの夢見る権利を取り戻す教育を展開することです。

一人を好む傾向はあるけれど……

\( 集団が面倒 )/
今の子どもたちや若者たちを中心に、集団で交わることが嫌い・苦手・面倒だ、という価値観が広がっています。それはけっして孤独なのではなく、一人を好む傾向だと言えます。

\( 一人が気楽 )/
数年前はトイレで昼食を食べる、ランチメイト症候群が話題になりましたが、最近は「一人焼肉」や「一人カラオケ」等々、一人でいることに抵抗はなく、むしろ気楽であるという価値観が広がっているようです。

\( 二回り遅れている )/
注目しなければならないのは、一人の方が楽だという人たちは、集団の中にも抵抗なく "自分を演じられる" ということです。「忘年会も仕事のうち」「職員室の和が大切」などと言っている中高年は、すでに "二回り遅れている" ともいえるのです。

\( 自由と権利は取り戻せる )/
しかし私たちは「残念ながら」一人で生きているのではなく、逆に仲間と手をつなぐことで、奪われていた自由と権利を取り戻すことができるのです。そんなメッセーシを新しい価値観の時代にどう発信していけばいいのでしょうか。

この歳になって悩めることの幸せ

ヨシムネ君だけではなく、

私自身もこの一年間を振り返り中。

3月に定年退職。

4月から大学の非常勤講師の道を選んだ2018年。

授業について毎回悩んで落ち込む毎日。

でも…、

この歳になって悩めることの幸せを感じることのできた2018年。

悩むということは、前を向いている証拠。

悩むということは、さらに成長したいという願い。

来年はもっともっと悩むことのできる年にしたいな。

もっともっと前に進みたいから。

もっともっと、成長したいから

一年間を振り返り中

一年間を振り返るヨシムネ君。。

低血糖にはなったこともあったけど、健康に過ごせてよかったね。

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TFFを取り戻そう

今の学校はTFFを国に奪われている。TFFとは、Time(時間)、Friend(仲間)、Freedom(自由)。それを子どもや教師、地域に取り戻すこと(自治の指導)こそが未来の学校を拓くこと。

\( 奪われた時間 )/
小中教諭の7割が週60時間超勤務。医師や製造業上回るこんなに働いているのに授業が遅れる、指導がうまくいかない。子どもたちのためではなく、説明責任を果たすための忙しさ。ちゃんとやってます!!という証拠づくりばかり。

\( 奪われた仲間 )/
学校現場には当事者性や同僚性がなくなり、上下関係と仲良し芝居、そんな中、偽りの笑顔で子どもに向かう自分に苦しむ毎日。

\( 奪われた自由 )/
実践の自由は自主規制し、押し付けられたスタンダードと名付けられた面白くもない教え方で子どもに向かわなければならない。子どもはそんな教師に信頼を置けず、排除されるのではないかという不安と孤独に怯えている。

\( 子どもの安全が保障できていない )/
それに加えて、教育行政は子どもたちの安全も保障できていない。不審者続出の通学路、地震に耐えられない校舎・体育館・ブロック塀、危険な暑さの中でも外に出て授業を進めなければならない実態と、いくら言ってもエアコンを設置しない地域。そして子どもの不安や孤独に向き合うこともせず、自死に追い込む指導。

\( TFFを取り戻そう )/
新しい年は、教育に惜しむことなくお金をかけるべき。教師が足りなくなっているのに何もしない先進国など聞いたことが無い。子どもの安全を守り、笑顔を取り戻すためにも、現場からTFFを取り戻す声をあげていこう。

教育の "黒いループ" を終わりにしよう

※黒いループ[塩崎造語:2018/12/26]
教育費を節約することで、いつまでたっても教師の苦しみが終わらないこと。

日本の予算は、教育分野で節約することがずっと続けられてきた。

教育は内輪の予算なので節約可、たとえば防衛費のように、対アメリカといった、相手がいる分野は大いに予算をつける、と考えるようだ。

そのしわ寄せは全て現場に(個々の教師に)来ている。

手当もなしに、殺人的な残業を戦後ずっとずっと続けてきた日本の教師たち。

それでも教育水準を落とすことが無かったのは、世界的に奇蹟だと言われているくらいだ。それほど他国と比べて日本の教師の労働環境は厳しい。

教師は増やさない、いろいろごまかして労働時間は正常化しようとしない、節約のために正規採用をおさえて講師ばかりを採用する……。やがて教師たちは次々と倒れ、代わりの教師がいない状態が社会問題化しつつある。

もうこういった、黒いループは終わりにしよう。

教育で節約するのはやめてほしい。

学生のみなさん、よいお年を

本日の授業で2018年の授業を終えました。まだ1月に3回ずつありますが、とりあえずは一段落です。

しかしながらまだまだ思うように授業が展開できずに、学生さんには申し訳ない気持ちでいっぱいです。

それでもあちこちの大学の授業を見せてもらったり、やらせてもらったりして、なんとか50人規模までの授業だったら、しおちゃんマン流の授業を展開できそうです。

しかしながら100人を超える授業については、まだまだです。自分には時間があるわけではないので、100人規模の授業にも、しおちゃんマン流を一日も早く確立させたいです。

来月、山梨大学で授業に参加させてもらいます。また新しい発見ができるといいです。

学生のみなさん、よいお年をお迎えください。

「人間教師」として子どもと共に歩む教師でありたい

最近、グーグルアシスタントに話しかけることが増えた。反応してくれることがうれしい。小学校現場にいた時に比べ、一人でいることが増えたからだろうと思う。

学校現場にAIが導入されていくという。学習は個別化し、人とのコミュニケーションよりもAIとのコミュニケーションの方が増えていくのだろうか?

そんな時代になった時の、『人間教師』の役割って何だろう?

管理・監視の仕事にならないように、いっそう注意していかなければならない。

人間教師は、応答するだけでは足りない。「応答できません」と、その会話を終わらせてしまうこともいけない。

人間教師は、応答できない時でも、一緒になって悩み、考え続けてくれる子どもの同志でありたい。

つまり…、正確な解答や、ベスト・ベターな情報提供はできない時でも、一緒に悩むことができる、一緒に歩んでいくことができるのが『人間教師』だ。

教育のAI時代の入り口の時代に、これから教師になる若者たちを教えることのできる幸せと責任を感じている。

同時に、人間教師のあり方を一緒になって考えていきたいと思うのである。

今の現場は講師の先生方に支えられている

採用試験にまだ合格しておらず、自治体に講師として採用されている職員を『講師』と呼んでいます。

正規採用者ではありませんから、当然お給料も安くなります。

しかし、担任としてやることは一緒。

むしろ、発言権など、本人たちが遠慮してしまうので、理不尽な仕事を押し付けられることも多いという。

そんなある日、「正規採用者の人事異動の説明会を行うので講師の方は席を外していただいて結構です」、と管理職から指示があったので、講師の職員は職員室を退席。

すると、職員室がガラガラ、スカスカになり、あらためて講師の数が多いことを実感したという。

そして、今の学校現場は、講師の皆さんに支えられていることもあらためてわかった。

そして、こんなに講師を採用していては、代替え教員がいなくなるのもわかる、と。

この人たちをどんどん正規採用して、待機できる講師を増やす必要があります。

※講師を増やすのは、各自治体が人件費を節約しようとしているため。また、職場の上下関係を確立しやすいため。産休や病休の代わりの教師がいないという問題は、全国的な社会問題になっている。



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塩崎義明(しおちゃんマン)の『公式メインブログ』です。教育問題について語ります。⇒ 管理画面

37年間千葉県の小学校で学級担任として勤務。退職後2つの大学で非常勤講師。生活指導・進路生徒指導、特別活動、発達障害と学級づくり等の講義を担当。2月、3月には小学校現場にも臨時講師として勤務。全国生活指導研究協議会常任委員。著書『教師と子どものための働き方改革』『学校珍百景』 他。黒猫大好き。

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ヨシムネ&ねね

しおちゃんマンの飼い猫、黒猫ヨシムネと ねね

ヨシムネ
ヨシムネ ♂
2005年8月生まれ。2006年8月に動物病院からしおちゃんマン家にやってきた。

ねね
ねね ♀
2008年6月生まれ。教え子(当時小6)達が公園で保護。2008年6月よりしおちゃんマン家の家族に。2017年7月28日逝去。

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