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全国生活指導研究協議会(全生研)全国大会に参加しましょう

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被害者にも加害者にもしてはいけない

信号を待っていただけで…、スクールバスを待っていただけで、車が、そして刃物が、子どもたちを理不尽に襲う……、そんな社会になってしまったとしか思えない。私たちは、今後どう子どもたちの命を守るのかの対策を考えなくてはならないが、同時に、加害者にもしてはいけないことも考えなくてはならない。

過去の無差別殺人の動機は、自分を排除した社会への恨み、幸せそうに見える他者への怨恨……、今回の殺人も同様な動機であるかどうかはわからないが、おそらくそういったことであることは想像できる。だとしたら日本社会は、そういう目で社会・他者と対峙している個人と早急に和解する必要がある。

一方で、日本社会は、今回凶行に及んだ者と同様に社会と向き合い、悶々としている者を生み出してしまっていることの自覚が必要である。そのことの分析と反省、そして対策が必要であり、それは教育の課題でもあり、政治の課題でもあり、国民自身の個々の課題でもある。


【学校珍百景】三部作
  

ヘルプするのは令和の新しい働き方

助けを求めることを、恥ずかしいこと、弱い者のすることと、マイナスのイメージでとらえるのはもう終わりにしましょう。

ヘルプができるということは、

1)自分が見えていること。

2)現状が見えていること。

3)ヘルプしてくれればどうなるのかの先が見えていること。

です。

ヘルプできるには知と勇気の "力" が必要なのです。

そして、ヘルプの後には、必ず「共同」が生まれ、当事者性と同僚性が再生します。

いいことづくめです。

困った時、悩んだ時には、仲間にどんどんヘルプしましょう。

それが令和の新しい働き方です。


【学校珍百景】三部作
  


運動会明けの「荒れ」に注意

運動会を行った地域が多いです。

運動会明けの学級は荒れがちなので注意しましょう。

1) 強い指導に慣れてしまっている。それ以上強くしないと言うことを効かなくなる。

2) 子どもたちに次の目標が見えない。

3) 友達関係がはっきりしてくる時期。

4) 練習で授業が遅れてしまったので、スピード授業せざるを得ない。

他にもいろいろ

この時期は、特に次のような指導を目指しましょう。

◎子どもたちとよく話し合って、次の目標を決めて、みんなで取り組む。

◎子どもたちの仲間関係に注意する。悩んでいるようだったら、最優先して相談にのる。

◎楽しい授業、わかる授業に焦らず取り組む。

◎学級で困ったことがあったら、同僚に相談したり、ヘルプを求める。


【学校珍百景】三部作
  

「学校珍百景」が売れ続けている理由(わけ)

私が編集責任で発刊してきた「学校珍百景」シリーズは、「学校珍百景」「学校珍百景2」(共に学事出版)、そして共同通信で連載した「『学校珍百景』へようこそ」をまとめた電子書籍を合わせると、合計三冊出版されていることになります。

学校珍百景】三部作
  

このシリーズが長い間教師の皆さんを中心に読んでいただいているのは、現場の皆さんに次のような "思い" があるからではないでしょうか。

○教師が、自らを縛っているものの正体を明らかにしたい。
○子どもたちを管理・支配しようとするものの正体を明らかにしたい。
○教師や子どもたちを苦しめている力や事実を笑い飛ばす元気を得たい。

ちなみに「学校珍百景」とは以下のような原因で発生すると考えています。

一つ目は、「お上」が決めたことを、子どもたちや地域のリアルな現実を無視して強引に現場に降ろし、しかもそれをどの教師にも統一してやらせようとするので、そこに無理が生じて「珍百景」が発生するケースです。

二つ目は、学力テストに代表される“競争の土俵”に、学校丸ごと乗っかり、そこから発生する、様々な笑えない「珍百景」。

三つ目は、見た目や形ばかりの「良い子モデル」「良い教育」が前面に出されるようになって、そしてそれがわざとらしく見えたり、誰もが「意味がない」とわかっていてもそれを推し進めざるを得ない現実が「珍百景」となって表れるケース。

つまり「学校珍百景」を考えていくと以下の日本の次の教育政策が見えてくるということです。

(1) 一斉・一律主義
(2) 競争主義
(3) 子どもに対する「良い子の嘘芝居」強要

こういった政策によって発生している矛盾や理不尽さは、もはや「珍百景」などとのんきなことを言っていられない非常事態であるとも言えます。現場には、教師にとっても、子どもたちにとっても、理不尽な嵐が吹き荒れているのではないでしょうか。

運動会を見学して……

土曜日に、奥さんの小学校の運動会を見学させてもらいました。

その学校とは奥さんが勤務しているだけで直接関りはなかったのですが、来賓扱いしていただいて、テントの最前列に座ることができて、恐縮してしまいました。

さて、最近の運動会で変わった、と感じたことを書いておきます。

(1) 休憩・給水Timeがある。
春の運動会ですが、連日の猛暑。
熱中症を防ぐために、休憩・給水Timeがあります。
学校によっては、前日に、当日の天候を考えて、種目を減らす学校もあったようです。

(2) 玉入れはほとんどがダンシング
これは、関東地方では、運動会時短云々の話題が出る前から玉入れはダンシングでした。しかも時短のためではありません。楽しくやるためです。玉入れとは別にダンス演技もありました。

(3) 校内に入る際に厳しいチェックがある。
不審者対策です。
チェックはPTA活動として取り組まれていました。
私も、職員の家族であることを一生懸命説明しなければ入れませんでした。
認めてもらうと、簡単な紙のリストバンドをもらってされをつけて校内に入りました。

(4) 駐車場は使用禁止。
職員以外は駐車場は利用できません。
(浦安市では、職員も日頃の利用は有料です)
近くのコンビニやファミレスには、〇〇小学校の運動会のための駐車は厳しく取り締まることの貼り紙がされていました。

(5) 6年生は親子競技が多い
6年生の競技には、親子競技がありがち。
保護者に並んでもらうことがとても大変。
事前に連絡を流しても、当日大きな表を掲示しても、なかなか全員揃わなくて苦労します。

(6) スタートのピストルは相変わらず
音に敏感な子どもたちのために、ピ゛ストルの音はやめてほしいのですが、そういう子がいないのか?市内の学校のほとんどのスタートはピストルです。

(7) 職員レース、PTAレースは外されがち
暑さ対策等の時短のために外されがちなのは、 職員レース、PTAレース。

(8) 応援団長は、なぜか学ランか、袴。
この不思議な文化について、機会をあらためて調べてみたいです。

(9) 入退場の曲、演技中の曲の順番等は、全てPCで制御。

(10) 教師のサングラスは届け出がない限り禁止。服装についてもウルサイ学校が増えている。そんな中、Tシャツをそろえる学校が増えている。


【学校珍百景】三部作
  

誰のための学力向上なのか……

「学校珍百景2」で、「学力テストで一位をとったら、ビールかけをして私を胴上げしてほしい」と言い出した校長の話を載せました。

成績の良い子が冠婚葬祭で学力テストの日に欠席したら「あの子が休むと平均点が下がる」として、午後からでもいいから連れてくるように指示した校長もいたそうです。

過去問を解くことばかり取り組んでいく学校…、それどころかそのことを自慢げに報告する校長。

大阪市の市長が、学力テストの結果を教師の給与に反映させる方針を打ち出したのは最近の話題です。

競争は、学力だけではありません。部活動も同様です。部活動の過熱と学校任せは教師に理不尽で異常な多忙化を生み出し、社会問題化しつつあります。

これらをブラックな「学校珍百景」と呼びましょう。こんなことを本気で進めようとするくらい、日本の教育はおかしな方向に行ってしまっていると言わざるを得ません。

いったい誰のために学力をつけたり、学びを提供したり、部活動に取り組んだりしているのでしょうか。これらの珍百景を見てみると、少なくともこれらは子どもたちのための取り組みだとは思えません。

子どもたちの学ぶ権利、スポーツをする権利を保障することに立ち返り、教育を見つめ直す必要があります。


【学校珍百景】三部作
  

運動会の半日問題

本日、浦安市の小学校では、運動会を実施する学校が多いので、何校か見学してくる予定。

現場の空気を吸うことは大切。現場感覚こそ、私が大切にしなければならないこと。それが大学の講義にもつながっていく。

運動会に向けて、この一か月の現場の先生たちや子どもたちの練習は本当に大変。

時には他の教科の時間も使って練習が行われることもある。

毎日のように校庭に出て練習し、子どもたちがなかなか動いてくれない時のストレスは尋常ではない。

そんな中、運動会を半日にしようという話題があちこちで起きていて、賛否意見が別れているが、現状では、こんなことが成立していることが奇跡。

そしてその奇跡をもたらしているのは、教師たちの信じられないくらいのがんばりであることはあまり知られていない。

※地域によっては、運動会の時間はそのままに、内容をスリム化している地域もあるという情報をいただきました。

文科省が教師の数を増やしたり、教育課程をゆるやかにしたりするなどの政策を打ち出さない限り、運動会を半日にするのことも、寂しいけれどやむを得ないだろう…、というのが今の私の考え。
(心情的にはたっぷりやりたい派。運動会大好きなので。)

※教育課程はゆるやかになるどころか、英語やプログラミングなど、教師の負担は増えるばかり。


【学校珍百景】三部作
  

日本テニス協会にベテラン選手登録

今年の夏から、テニスの試合に出てみようかと思っています。

テニスは、退職してから何十年ぶりかで再開しました。

コーチから、試合に出てみることを勧められました。

しかし、腰痛持ちだし、目も悪いし、心筋梗塞の経験もある。

何よりも体重が試合に出る体重ではない。

練習中の動画を見てたら、足はバタバタ出し、体も重そう。

とても試合に出るような状態ではありませんでした。

でも、せっかく大学の体育会まで続けたテニスです。

今再開しなければ、もう二度とやることはないだろうと思い、最後のチャレンジをしてみることにしました。

昨日、テニス協会から、ベテランの大会に出る選手登録完了の通知が来ました。

再開した当時の動画をあげておきます。この状態からどこまで復活できるのかを楽しみたいです。




大学の授業がなかなかうまくいかないです

大学授業がなかなか思うようにいかなくて悩んでいます。うまくいかないどころか、どんどん下手くそになっていく……。

話していても学生さんたちにメッセージが届いていないことが手に取るようにわかります。つまらなそうに他のことをしていたり、寝てしまっていたり、そんな風景を見るたびに「申し訳ない」と落ち込みます。

授業の方法は、大学の他の先生方の授業を見せてもらったり、自分でも工夫したりして、ある程度固まってきています。

それでもどんどん下手になっていく理由はわかっているのです。

それは、現場から離れているからです。自分のウリは現場の立場で教育を語れることだったはず……。退職してからどんどん時間がたって、現場の空気を伝えられなくなっているのです。

もともと研究者ではない自分が、難しい話をしようとしているところにそもそも間違いがある……。もう一度原点に戻らなくてはいけないな、と。

現場の声を伝えよう。
子どもたちの声を伝えよう。
理論は大切だから学び続けるにしても、その次だ。

それが現場上がりの講師の役割だと……。


【学校珍百景】三部作
  

個性的な子どもたちをやっかいもの扱いするな!

国家主導による「一斉・一律、競争」の日本の教育政策は成果どころか、きつい形・珍百景だけを残して形骸化し、子どもたちの人権を奪い、差別を生み出しています。

同じペースで同じ成果を出さなければならないとする教育は、発達しょうがいを持つ子どもたちのように、個性のある子、特別な能力を持つ子ともたちをやっかいものとして扱い、結果的に差別することになっています。

そんな中、通級指導特別支援学級だけでなく、保健室や図書室、カウンセラーの滞在する相談室などが、かれらのシェルターの役割を担うようになり、その利用者が急増しています。

それは、彼らの発達や学びを保障し、受け皿としての利用ではなく、明らかに「あぶりだされた」結果としての急増であることは、明らかです。

なぜなら、改正(悪)教育基本法が現場に具体的な形で降りてきてからの急増であること……、特別支援学級通級指導等の人員は、受け皿としての充実どころか、職員が足りなくて悲鳴を上げているからです。

つまり、受け皿が充実したから利用者が増えたのではなく、先に利用者が増えて現場は大変な事になっているのです。

文科省は、一斉一律競争の教育政策を改め、学校スタンダードや校則指導等は明らかに人権侵害の教育であることを現場に徹底させ、学校現場に自由と自治の教育を取り戻すことを徹底させてほしいと思っています。


【学校珍百景】三部作
  

教育政策は政治経済の動向とリンクしていること

生活指導を扱った授業の内容について、抜粋ですが、今やっているところを紹介しましょう。

※もちろん、この内容だけでなく、実践的な学びも進めています。

軍国主義への反省から民主主義への担い手を育成する科学的考え方を教えようとした戦後の数年間。新憲法のもと、個人の尊厳、真理と平和の希求、個性豊かな文化の創造を掲げた教育基本法(1947)が。学習指導要領試案では、自らの興味関心を伸ばす、主体性重視、教師の自主的な創意工夫が掲げられていました

しかし、朝鮮戦争がはじまり、東西冷戦が激しくなりました。警察予備隊の起ち上げ(1950)、池田ロバートソン会談(1953)をきっかけに、愛国心、国主導の教育統制に転換、ソ連のスプートニク打ち上げ(1957)で西側の危機感が強まり理数科教育重視等、経済界の発言力が強まりました。

1960年池田総理大臣が所得倍増計画を打ち出し、経済発展における教育の役割の重視。ハイタレントマンパワー育成を合言葉に取り組まれました。この頃に第一次学テ、教員の勤務評定問題が社会問題になりました。

不正発覚と学校現場の強い反対運動により学テは中止に。それ代わりに民間業者がその役割を担うようになり、それが偏差値を生み出しました。

1964年東京オリンピック。よい学校を出て良い企業への意識がますます高まりました。学力競争が激しくなり塾ブームに。生徒の輪切りや学校の序列化が進みました。

1968年日本のGNPは世界二位に。学習指導要領の改訂では、内容を増やし、より難しい学習を進めることになりました。小学校に関数や集合が、理科でも抽象的な思考が求められました。その中で「落ちこぼれ問題」が発生。

1974年オイルショック。就職競争の激化と受験年齢の低年齢化。落ちこぼれ問題をきっかけとした校内暴力問題が全国に吹き荒れ、それを強い管理と細かな校則で取り締まろうとした学校の間に、その後様々なトラブルが発生していきます。

さあ、本日の授業から、1977年ゆとり教育から、「学級崩壊の時代へ」について学びます。

私語や仕事の遅さが気になる

中学校の学級集団づくりの実践報告にて。

学級の課題は、授業中の私語が多いことや、給食の後片付けの遅さだということ。

それを指導することで、ついつい口うるさくなり、生徒との関係がうまくいかなくなるらしい。

私は、発想を変えてみると良いことを提案した。

私語が多いことが課題なのではなく、おしゃべりができる学級であることを肯定的にとらえることが大切であると。

給食を、時間を気にせずゆっくり食べられる学級であるという風には考えられないだろうか?と。

私語は、友達関係の確認作業である。私語が多いことは、仲間づくり要求でもある。

他の学級や自分以外の授業ではきちんとやってるらしいけれど、どちらが本当の子どもたちの姿なんだろう?と。

その上にたって、私語や仕事について、教師の要請ではなくて、生徒たちの要求としてルールづくりができないだろうか?と。

管理・取り締まりではなくて、生徒たちの自治によるルールづくりの筋道は、機会があれば詳しく紹介したいと思う。

今日はまず、発想の転換と指導の方向性について述べておきたい。

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ヨシムネ&ねね

しおちゃんマンの飼い猫、黒猫ヨシムネと ねね

ヨシムネ
ヨシムネ ♂
2005年8月生まれ。2006年8月に動物病院からしおちゃんマン家にやってきた。

ねね
ねね ♀
2008年6月生まれ。教え子(当時小6)達が公園で保護。2008年6月よりしおちゃんマン家の家族に。2017年7月28日逝去。

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