2019/08/31
リアルな教育現実に向き合おう
31日……。以前は、夏休み最後の日で、宿題が終わっていない子どもたちがあわててやる風景のあった日。
今では、もう一週間前に学校が始まっている(地域が多い)。
授業時数の確保のためだという。
それはちがうだろう…、と。
「確保していますというポーズ」のためだろうと。
2学期を(夏休み明けを)早く始めることで、授業時数が確保できていることを外にアピールするためではないのか?
学校にエアコンがついたので、夏休みは必要なくなったという理由を、後付けで言う人がいる。
こういう人は、人間(子ども)にとって「休むこと」の意味と日本文化(お盆や帰省文化)について勉強し直してほしい。
また、エアコンがついたところで、外で活動する教育活動がある限り、危険なことは誰でもわかること。
(ちなみに、教師は休んでいないことはもうご存知のことと思う。)
そして、
夏休みを削って授業時数を確保しているように見せても、
やれ運動会の練習だ、やれ学習発表会だ、修学旅行だ……、と、
授業がつぶれてしまうことがくりかえされることをどう説明するのか。
(教科外活動は大切だと考えている一人です。誤解のないように)
さらには、
授業時数を報告する「週案」で、<時数調整>をしている現実をどう説明するのか。
リアルに目をつぶり、「上」の人たちの都合や説明責任、顔を立てるための教育活動はもうやめよう。