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いけない力関係の発生

学級でも、職員室でも(大人でも)言えることですが、子どもたちを「一本の到達度軸」(だけ)で評価しないということです。

ちなみに…、ここで言う「評価」とは、いわゆる通知表の評価のことではなく、その子の見方ということです。

子どもたち一人ひとりは多様な可能性を持っています。

それぞれ別な到達度軸を持っていると言ってもよいでしょう。

もっと言えば、一人の中に多様な到達度軸を持っているとも言えます。

子ども一人ひとりを一本の到達度で見るのではなく、多様な可能性軸をもった個として見ることは、当たり前で自然なことです。

一つの到達度でその人間を見てしまうと、子ども同士の中で、「できる・できない」と、仲間を二元的に見てしまう傾向が生まれます。

そしてそこに、強い・弱いの力関係も発生します。

さらには、自分を強く見せたり、周りと同じであることをアピールするための嘘芝居や、他者を攻撃・排除することで身を守ろうとすることも起こります。

それをおもしろおかしく、かつ自然に演じることの器用さでも、そこに力関係が発生します。

これが、目に見える成果で評価する競争主義と、同調圧力が生み出す、いじめ・迫害のメカニズムだと考えています。


 

ネットコミュをめぐる "すれ違い"

大人たちが感じ、そして子どもに伝えようとしている、ネットコミュニケーションの危険性と恐怖。

その大人の感じ方と、若者や子どもたちの感じ方とがすれ違っているような気がしてなりません。

それはおそらく、

大人たちにとっては、バーチャル。

子どもたちにとってはリアル……、

という "すれ違い" なのではないか?ということです。

大人が感じているバーチャルに潜む恐怖や危険は、おそらく子どもたちや若者は感じていないのではないでしょうか。

もっとリアルなコミュニティーとして受け止め、そこで自分がどう行動し、生きていくのかを模索しているのです。

だから、

 知らない大人についていかない……、
 ネットなんかで知り合った関係ならなおさら……、
 
ではなく、

知っている大人でも、その "誘い" について正しく判断することを教えなければならないのだと思っています。

今回の大阪の事件にしても、

 女児のどんなリアルな悩みがあったのか、
 それに対してどのような誘いがあったのか
 その判断を誤ったのは、女児の弱さとその事情、

を十分分析しなければなりません。


 


教委面接

とりあえず、大学の講義のない2,3月に、小学校の現場に出てみようと思い、教育委員会の面接を受けてきました。

丁寧で、具体的な対応をしていただいて、感謝しています。

教育委員会としては、明日からでも紹介できる状況だそうです。

2か月やらせていただき、可能であるならば、4月からは大学の講義を続けながら週2日で現場勤務をさせていただくことも考えています。

研究者でない自分は、現場目線を大切にして講義をしたいと考えています。

その為には、過去37年間の経験と、今を見る目が必要です。

身体はきつくなりますが、自分ができることは全てやっておきたいです。


 


教師間の「違い」を大切にしつつ

愛知の高校の職員室で自死してしまった事故・事件が報道されました。

詳しい事実はわからないので、これ以上のコメントは控えますが、職員室という場所を選んだことについて何らかのメッセージを感じます。ご冥福をお祈りいたします。

さて、今から6年前の2013年12月18日、私はブログで、

「来年から特に、教員の「強い指導」、緻密な実務力、そして「上」への忠誠心が求められるでしょう。そしてそれを徹底させるために、管理職による厳しいしめつけ、さらには、教師間の差別、できない職員に対して蔑む空気が、今よりもますます広がることが予想されます。」

と書きました。

さらには、

「こういった職場の問題について、今までは教師個々が自分の問題として受け止め、自分自身を責めることで対応してきました。その結果、教師の精神的疾患が広がっているわけです。しかしこれからは、外に、攻撃的に向かう危険性があると思っています。それが来年あたりからかなと……。」

「傷害事件等、教師間のトラブルが多発する心配があります。子どもたちと教師のトラブルは過去にたくさんありましたが、教師間のトラブルはあまりなかったのです。しかしそれが多発する予感があるということです。それだけ現場がギスギスしてきた……。さすがの日本の教師もそろそろ限界かな、と。正直…、そんな悪い予感が当たらなければ良いと思っています。」

と、6年前に、すでに神戸のような事件が起こってしまうことを心配していました。

ちなみに、2013年から2014年の時期とは、特定秘密保護法が話題になり、12月6日に成立し、12月13日に公布され、2014年12月10日に施行されています。

教育界では、教師のSNS参加について「調べ」が始まり、外国語の授業や道徳の教科化の準備がスタートした時代です。

改正教育基本法が具体的に現場に降り始めた時代だと言えます。

現場では、同調圧力が強まり、見える成果を出す仕事が求められ、教師の多忙化はますます異常になっていった時代です。

こういった時代の流れと、教師間トラブルがリンクしていることは明らかで、トラブルを起こしてしまう当事者だけの問題にしていても、その解決には至らないと思うのです。

同調圧力をゆるめ、教師の実践の自由を保障し、教師間の「違い」を大切にしつつ、かつ共同できる職員室づくりが求められているのだと思います。


 


迷った時にこそ "前へ!!"

何人かの学生さんから、教職に就くかどうか迷っているという相談を受けています。

迷わず、前へ!!

が、我が明治大学体育会の "訓" ですが、

私から言わせると、

迷った時にこそ前へ!!

です。

さらには、

失敗は前に出た時にこそ生きる!!

そして、

失敗を前提にしなくても、教職には(も)たくさんたくさん夢と感動があります。

これは、体験的事実です。

相談を受けた時は、そんな話を具体的にしていきたいな、と思っています。


 


教師としての大きな区切り

小学校で37年間、大学で2年間、教師を続けてきた中で、大きな区切りとなった出来事がいくつかあります。

※▲印の数はその衝撃の大きさ。三ツ星ならぬ、ブラックトライアングル。ブラックと言ってもマイナスな評価ではないです。あくまでも衝撃度。
( ´艸`)

▲▲教師一年目でいじめ事案があり、何も手を打てなかったとき

▲全ての保護者から批判され、異動する時、私だけ保護者が誰も来てくれなかったとき

▲▲▲学年全ての学級が崩壊していた学年を担任しとき

▲▲▲息子の友人が教師一年目で亡くなったとき

▲退職したとき

そして今だと思います。

大学生に、私のメッセージが伝わらなくなった気がして(何を伝えたらいいのかわからなくなって)、もう一度、現場に出て、初心に帰って考えてみようと考えている "今" です。

ブラックトライアングルの数は、実際に現場に出てみて、その結果が出た時につけましょう。


 

「しおちゃんマン」が大学で教えるということ

現場に大学の先生が講師としていらして研修することがあります。

身体も心も疲れていた当時の私は、

「現場の事情を知らずにエラソーに話すな」
という態度で話を聞き、

ましてや文科省の立場でああしろこうしろなどと言う話には、舌打ちをしながら聞いていたものです。(おそらく私だけ)

しかし自分自身が大学で教える立場になり、教育を「学問」という切り口で研究することの大切さを痛感しています。そして、教育を学問として語れない自分はダメなのではないか……、と。

そして時間がない自分は、次の二つの選択を迫られているような気がしました。

1) 続けるなら教育を学問として研究する(もう間に合わないのですが……)
2) 現場人として生きながらその立ち位置で語れる力量をつける。

とりあえず現場の空気を吸い直して考え直す機会を持ちたいと考えています。


 

フリーランス教員に

大学の授業が1月末で終わるので、そこから3月末まで、現場に出てみようかと思っています。

1月後半~3月末まで「フリーランス教員」やってみようかと……

一つは、最近大学の授業に謙虚さがなくなっていることに気づいていることと、同時に自信も無くなっているので、今こそ現場の空気を吸う必要があると感じたからです。

二つ目は、現場を離れて2年たてば、子どもも現場の空気も変わっていると考えられ、常に最新の情報を学生さんたちに紹介したいと考えたこと。

そして三つ目が、教師と言う仕事の不安を学生さんたちと共有し、その課題を前向きに乗り越えるための「何か」を見つけたいと思ったこと。。

とりあえず、千葉市の教育委員会に電話してみたら、申し訳ないくらい丁寧な対応をしていただきました。教員不足で、かなり困っているのだと思いました。

12月になったら、面接に行きます。

やらせてもらえるかな?


 


パワハラ・いじめだけではない学校現場

あいかわらずのパワハラ相談。

パワハラ相談_1
来年講師登録をして学級担任をやりたいと報告した若い支援員に「君なんかに担任はできない」と校長が発言。励ますためだなんて言い訳は通用しない。傷ついているのだから。

パワハラ相談_2
新採用指導員に「あなたなんかに教えられている子どもたちがかわいそう」と、職員室でみんなの前で言われた。この指導員。元校長の再任用。女性。

パワハラ相談_3
同僚から「カレー食わせるぞ」と、笑えないいじめ予告。洒落にならない。

しかし、全く別な報告も。

落ち込んでいたら、ベテラン先生から、飲みに誘われた。飲めないけれど、優しさオーラが出ていたのでお供したら、たくさんたくさん元気をもらった。

管理職からパワハラまがいの指導?を受けて落ち込んでいたら、学級の子どもから、「先生、元気ないね。元気出してね。」と言われて、不覚にも涙が出た。

管理職からダメな指導だと酷評されても、保護者から連絡帳で「学校に行くのが楽しくなったと子どもが言っています」と書いてもらえて、やっていることは間違いではないと確信した。

⇒どんなに厳しい学校現場でも、同僚、保護者、そして子どもたちに支えられ、そして支え合うことで、やりがいのある現場に変えていくことができるのです。


 


変形労働時間制にメリットはあるの?

変形労働時間制は、正式名称を

「公立の義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置法の一部を改正する法律」

というのだと教えてもらいました。

この条文を変えると、

〇地方公務員法で正規の勤務時間を超える勤務等をさせることができる職種に含めることができる。

という改訂らしいです。

う~ん、どう読んでも、

・超過勤務している日々が、超過勤務ではなくなる。

・たまに定時に帰れる日も、遅くまで残っていなくてはならなくなる。

としか読み取れません。

そもそも変形労働時間制は、

「仕事量が変動するので、1日8時間週40時間働かせることは無理!」
という職場に、

では、
「1カ月間の労働時間をみて、平均して日に8時間以内になるならOKです」

という例外を適用する方法なのではないでしょうか?

学校現場は、
ずっとずっと忙しくて、超過勤務が続き、残業代も出ない、

そんな学校現場に
一斉・一律に適用させてはいけません。

特別な事情がある職員にのみ、個別な申請で利用するのならメリットがあるような気がしますが、まだまだ私も勉強不足。もう少し調べてみます。

ただ一つわかったのは、
この法律改訂で、学校現場の異常な忙しさが解消されることはないこと、

この法律改訂を利用することで、
文科省・教育委員会は、数字上では、「学校現場の超過勤務が減る」データーを持つことができること、

です。


 

スマホが変わって……

4,,5年使っていたスマホが、充電ができなくなって修理に出しました。

ところが修理部品が無いという理由で、今年出たモデルになって返ってきました。

修理代、3300円で、機種変更ができてしまいました。

【Xperia 1】
dcm-xp1-001_l.jpg

ただ、仕様がいろいろ変わっているので、色々苦労しています。

画像編集アプリの練習で、最近、綺麗だと思った写真をコラージュ練習です。

Polish_20191118_122125738 (1)


   


学校現場の変形労働時間制

学校現場に変形労働時間制が導入されようとしていますが、報道がほとんど取り上げないので情報が少なく、具体的にどのようなスタイルで導入されるのかがよくわかりません。

全国一律に基準を決めるのか、地域独自で設定できるのか、個人の申告制もあり得るのか、等々、具体的な、わかりやすい情報がほしいところです。

もっとも今回の時間制度は、教師の異常な超過勤務を数字の上だけで誤魔化そうというのが見え見えで、教師の働き方改革の根本的な解決になっていないばかりか、ますます個々の教師を追いつめることになるでしょう。

子どもたちに中身のある手厚い指導のためのそ教師の配置・増値を。

地域独自の教育行政の支援・励ましと保障を。

地域諸機関と連携した子育て環境の構築を。


   


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塩崎義明(しおちゃんマン)の『公式メインブログ』です。教育問題について語ります。⇒ 管理画面

37年間千葉県の小学校で学級担任として勤務。退職後2つの大学で非常勤講師。生活指導・進路生徒指導、特別活動、発達障害と学級づくり等の講義を担当。2月、3月には小学校現場にも臨時講師として勤務。全国生活指導研究協議会常任委員。著書『教師と子どものための働き方改革』『学校珍百景』 他。黒猫大好き。

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ヨシムネ&ねね

しおちゃんマンの飼い猫、黒猫ヨシムネと ねね

ヨシムネ
ヨシムネ ♂
2005年8月生まれ。2006年8月に動物病院からしおちゃんマン家にやってきた。

ねね
ねね ♀
2008年6月生まれ。教え子(当時小6)達が公園で保護。2008年6月よりしおちゃんマン家の家族に。2017年7月28日逝去。

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