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#コロナ禍の学校づくりと生活指導の課題 (まとめ)

来月発売の「生活指導」誌4-5月号の冒頭論文、「コロナ禍の学校づくり・生活指導の課題」(山梨大学 高橋英児)を先行して読ませてもらいました。その読書メモをこのブログで3回に分けてアップしました。本日、そのまとめと感想です。

高橋(英)氏によると、
-----↓ここから-----
コロナ禍で発生したように見える日本の危機は、実はコロナ前から問題にされてきたことです。子どもの貧困の問題しかり、虐待の問題しかり、そして教育格差(教育の機会均等)の問題でもあります。それらの問題がコロナ禍によって、より明確に可視化されたととらえて良いと思います。

日本政府は、コロナ禍の中でより明確に可視化されたそれらの問題を、国民個々の自己責任で耐えさせ、それが耐えられない人々から切り離していく政策をとり続けています。そしてその中から、人々を相互監視や差別、排除の関係へと向かわせることになっています。

学校再開後の学校現場では子どもたちの感染防止対策と学力保障との間に矛盾と葛藤、そして教師の大きな苦悩が生まれました。しかし文科省は学校現場に、人的保障・環境保障をしないままに学習指導要領全面実施を徹底させることを結果的に強要し、学校・教師・家庭に多くの負担を与えることになりました。

文科省が学校再開後、感染予防対策が呼びかけながらも、学習指導要領の全面実施の圧力が強かった理由は、今回の学習指導要領が「改正」教育基本法が目指した 「国家の統治行為」としての「義務教育」を全面的に実施する最初の学習指導要領であるということです。

そして、コロナを「口実」にして学習指導要領の方向性を実現すべく、コロナ前に準備してきた施策を進めていると言えます。その二つの柱は、
「GIGAスクール構想」(文科省2019年12月)
「未来の教室」(経産省2018年度~)
であり、これを『令和の日本型学校教育』(中教審答申素案)としています。

苅谷剛彦「コロナ後の教育へ」によると、それらは「文科省が経産省とともに進めてきたGIGAスクール構想をさらに日本の教育全体に拡張するプラン」であり、「AIやICTの活用を全面展開することで新しい社会の実現をめざすSocirty5.0の政策構想に適合する教育をつくり上げようとする政府の明確な意思の表れ」であると言えます。そして現政権がねらう「行政や社会サービスのデジタル化」の推進と一致しているとも言えるのです。。

そして、この構想の中核が『個別最適な学び』です。それは、一人ひとりの子どもに合わせて指導方法・教材・学習時間帯などの柔軟な提供や設定を行う「指導の個別化」であり、指導の個別化を通して、子ども自身が学習を最適となるように調整する「学習の個性化」です。これをICTを活用しながら追及していくということです。

しかし、この構想には本質的な問題があります。子安潤「ICTの不可能とリアル授業の可能性」よると、

(1) 商品化されたアプりとコンテンツを利用するICT活用授業によって、教師の自律性と専門性が奪われ、授業の画一化が進む。

(2) 一人ひとりの学習者自身のニーズ・要求やつまずきに十分応答するものではないだけでなく、学習者自身の自己決定権の契機を欠いた学習を強いるものとなる。

そして、

(3) 方法として用いられるICTやAIが、教師と子どもを監視・管理するむための手段と化す問題もある。

という問題があげられます。

さてこのような状況の中で、高橋(英)氏は、今後の取り組みとして必要な視点を3つあげています。

(1) 福祉と教育とをつなぐ視点からの学校づくり
・子ども、保護者、同僚が健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を保障するための場所へと学校を作り直す。ICT機器は、対話や関りを取り戻す手段として活用する。

(2) コロナ禍での生活現実、社会的現実を問い、社会参加にひらかれた「学び」を追及していく。

(3) 子どもたちの成長や発達に必要な交わりと関係を保障する場所として、学校の時間と空間、活動を見直す。
・子どもの意見表明権の機会の保障し、共にコロナ後の学校生活の実現に向けて「自治」を追及していくこと。

このような取り組みが、すべて自己責任にされる現在の世界を乗り越え、現実世界に対する共同責任と連帯の世界を立ち上げ、その克服に向かっていけるとしています。
引用-----↑ここまで-----

生活指導誌では、この論文の後、コロナ禍における具体的な生活指導実践が紹介されていますが、この場では、この論文の感想のみ、あげておきます。

●コロナ禍を契機にして、政府が「行政や社会サービスのデジタル化」の推進を教育の面からも推し進めていこうとしていることが分かった。

●その構想が、学習指導要領にもあり、コロナ禍において、やたらと時数確保や、オンライン授業の推進を現場の負担や子どもたちの健康管理を無視して取り組もうとしている背景がわかった。

●「行政や社会サービスのデジタル化」の問題、ICTやAIを利用した『個別最適な学び』の問題点について、現場目線から具体的に明らかにしていく必要がある。

(*ᴗˬᴗ)⁾⁾

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#コロナ禍の学校づくりと生活指導の課題 (終)

<「コロナ禍の学校づくり・生活指導の課題」(山梨大学 高橋英児)を読む>

●『個別最適な学び』構想の本質的な問題

子安潤「ICTの不可能とリアル授業の可能性」より

(1) 商品化されたアプりとコンテンツを利用するICT活用授業によって、教師の自律性と専門性が奪われ、授業の画一化が進む。

(2) 一人ひとりの学習者自身のニーズ・要求やつまずきに十分応答するものではないだけでなく、学習者自身の自己決定権の契機を欠いた学習を強いるものとなる。

そして、

(3) 方法として用いられるICTやAIが、教師と子どもを監視・管理するむための手段と化す問題もある。

●今後の取り組みとして必要なもの

(1) 福祉と教育とをつなぐ視点からの学校づくり
・子ども、保護者、同僚が健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を保障するための場所へと学校を作り直す。
・ICT機器は、対話や関りを取り戻す手段として活用する。

(2) コロナ禍での生活現実、社会的現実を問い、社会参加にひらかれた「学び」を追及していく。

(3) 子どもたちの成長や発達に必要な交わりと関係を保障する場所として、学校の時間と空間、活動を見直す。
・子どもの意見表明権の機会の保障。
・共にコロナ後の学校生活の実現に向けて「自治」を追及。

引用-----↓ここから-----
 このような取り組みが、すべて自己責任にされる現在の世界を乗り越え、現実世界に対する共同責任と連帯の世界を立ち上げ、その克服に向かっていけると考える。
引用-----↑ここまで-----

(おわり)

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#コロナ禍の学校づくりと生活指導の課題 (2)

<「コロナ禍の学校づくり・生活指導の課題」(山梨大学 高橋英児)を読む>

〇コロナ禍・学校再開後、(感染予防対策が呼びかけながらも)、学習指導要領の全面実施の圧力が強かった理由。

・今回の学習指導要領が「改正」教育基本法が目指した "「国家の統治行為」としての「義務教育」を全面的に実施する最初の学習指導要領である" ということ。

〇今回の学習指導要領には、
「学校における教育内容・方法のすべてを、国家への貢献という『資質』≒『態度』の漫遍ない育成に向けて吸い上げる、『ハイパー教化』と呼ぶべき学校教育の構造」がある。
<本田由紀「教育は何を評価してきたのか」>

〇コロナを「口実」にして学習指導要領の方向性を実現すべく、コロナ前に準備してきた施策を進めている。

・「GIGAスクール構想」(文科省2019年12月)
・「未来の教室」(経産省2018年度~)
   ↓↓↓
『令和の日本型学校教育』(中教審答申素案)

苅谷剛彦「コロナ後の教育へ」
・「文科省が経産省とともに進めてきたGIGAスクール構想をさらに日本の教育全体に拡張するプラン」
・「AIやICTの活用を全面展開することで新しい社会の実現をめざすSocirty5.0の政策構想に適合する教育をつくり上げようとする政府の明確な意思の表れで」
・現政権がねらう「行政や社会サービスのデジタル化」の推進と一致。

そして、
★この構想の中核が『個別最適な学び』である。

・一人ひとりの子どもに合わせて指導方法・教材・学習時間帯などの柔軟な提供や設定を行う「指導の個別化」。
・指導の個別化を通して、子ども自身が学習を最適となるように調整する「学習の個性化」。

これをICTを活用しながら追及していく。

[教師には]
・学習履歴(スタディ・ログ)、生徒指導データー、健康診断情報等を蓄積・分析・活用。

[子どもには]
・ICT活用による様々な学習効果、協働的な学びがを期待。(中教審答申素案)

しかし、この構想には本質的な問題がある……。

(つづく)

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#コロナ禍の学校づくりと生活指導の課題 (1)

<「コロナ禍の学校づくり・生活指導の課題」(山梨大学 高橋英児)を読む>

〇健康管理よりもよりも学力保障(授業時数確保)が優先の現実  学力保障(グループ活動や学び合い)よりも安全管理(子ども間の関わり合いの制限)を優先しなければならない矛盾

〇授業時数の維持確保  学校行事が削減される矛盾

〇子どもたちの交わり・関わりの保障よりも、 安全管理(感染症対策)を優先せざるを得なかった葛藤

〇安全管理(感染症対策)・学力保障の重視  さらに多忙化の中で子どもの心の不安や揺れにじっくり付き合えない、あるいはそういう子のせいで仕事や授業が進まないという不満を子どもに投影して子どもの声を聞けなくなる苦悩

一斉休校からの学校再開後、学校は以上のような矛盾と葛藤、苦悩を抱えることになりました。

いずれにしろ、問題は、学力保障の方が子どもたち(教師も含む)の健康管理よりも優先されたという事実が問題です。

引用-----↓ここから-----
 このように、一斉休校から再開後にかけて文科省が行った「学びの保障」政策は、十分な人的保障・環境保障がないままに学習指導要領の全面実施の徹底を強く要請し、学校・教師・家庭に多くの負担を与えたのである。
引用-----↑ここまで-----

(つづく)

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#弱い立場の者が苦しむ国

島根の聖火リレー問題とか、最近の夫婦別姓問題とか、政府とか自民党は、このところ上からの圧力をかけすぎだ。これらは上から物申すことではない。いや彼らは「上」ではない。

これは逆に言えば、国と地方との関係に矛盾が出てきて、うまくまわらなくなってきている証拠なのかもしれない。

国はもっと地方自治を尊重し、支援するべきだと考えている。トップダウン型からボトムアップ型に思考を変えていかなければならない。そうしないと、国と国民とのズレがどんどん大きくなってくる。

政策問題だけではない。繰り返される夜の出歩き問題も、そうした思考と無関係ではない。自己責任を強いる政策はもう終わりにしたい。公助に動かず、弱い立場の者が苦しい思いをするような国は、変えていけるのは私たち自身だと思う。

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#校則を子どもたちの手に取り戻す

ワイドショー番組で黒髪でなければ許されなかったり、下着の色まで決められていたり、長髪は校舎内に入れない指導だったり、その評価について議論していました。そういった校則は[あり・なし]の議論が続きますが、私は前から、 "そういったことは子どもたちが決めることだ" という意見です。

そんなことしたら、なんでも有りになってしまうという意見もあります。子どもたちに任せると、以外に節度ある校則を作るものなのです。そういった校則は、必要であればいつでも変更が可能であることを決めておけばよいし、1970~80年代の中学校の生徒会実践で、そういった実践がたくさんありました。

その時代は、落ちこぼし問題から校内暴力問題が広がっていた時代です。力で押さえる方針が多数派でしたが、一方で子どもたちの自治の指導も展開されていたということです。しかし今の時代、いきなり子どもに任せるのはきついのは確かです。まずは今の時代にあった生徒会組織の在り方を考えたいです。

それは、個の権利が大切にされなければならない組織です。組織のために個が縛られるものであってはならないと考えます。その組織への出入りは自由でなければなりません。今までの生徒会のように、全員参加が前提…、は考え直さなければならないと考えています。

まずはそういった組織の在り方についても子どもたちと相談するべきです。忙しくてそんな時間はないという声が聞こえてきます。忙しいから大人が全て決めてしまうということが繰り返されてきたのが日本の学校なのかもしれません。しかしそれは変えていかなければならないのだと考えています。

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#小学生の夢

進研ゼミ小学講座の調べによると、2020年で、小学生がなりたい職業の1位が、男子「ゲームクリエータープログラマー」、女子が「芸能人」でした。話題のユーチューバーは、男子が2位、女子が4位でした。私が注目したのは、「学校の先生」が女子の7位に入っていることです。

つまり、 "それでも学校の先生は上位だ" ということです。さらには、13歳のハローワーク公式サイトによると、「小学校教師」の全体ランキングは25位から23位に上がっています。教師の採用試験の倍率は下がっているようですが、子どもたちにとっては人気の職業であることに変わりはないと考えました。

これは日本の教師の子どもたちに対する真摯な対応が理由だと考えます。教育問題や教師の不祥事、ブラックな働かされ方が話題になりますが、実は多くの教師は健気に、真摯に子どもに対応しているのだと考えます。

しかしだからといって教育界の課題について放置してよいということではありません。だからこそ現状に課題意識をもって考えていかなければならないのだと思います。

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#個別最適化の落とし穴

個々の子どもにとって最適な教育を提供する「個別最適化」が叫ばれています。 "その子に応じた教育" と言えば聞こえは良いのですが、子どもにとっては、今の自分を超える学びや人生チャレンジの芽を摘むことである場合があるので慎重に向き合いたいテーマでもあります。

それは『個別最適化』が「その子に応じた」プログラムやそのゴールが最初から決められていてそれを超えないことが個別に最適なことになる危険性があるからです。無理だと考えられてきたこと、自分にはできないと思っていたこと、そんなことにチャレンジするために学びが必要なこともあるのです。

『個別最適化』教育の正解はだれが決めているのでしょうか。そしてその正解にたどり着くだけが学びなのでしょうか。そもそも学ぶとは何のためだったのか、そういったことを視野を地球規模において考え直さなければならない時代が来ているような気がします。

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#個性の集合体が強い

大坂なおみ選手は、そのプレーだけでなく、発信する言葉に世界が注目し、世界のインフルエンサーになりました。そのメッセージには自由と平等の思いがこめられ、蝶も慕う優しさにあふれています。

まだ23歳。疫病や災害に負けない元気を与えてくれる観音様のお顔に見えてきます。

しかし、彼女の個々の力だけを評価してはいけません。コーチやアスレチックトレーナー、フィジカルトレーナー、その他生活を支援しているチームの存在に注目しています。それぞれの分野で一流の専門性を持ち、それぞれ個性にあふれたスタッフの存在が彼女を強くしたのだと考えます。

まわりに合わせるチームではなく、いかにして「自分を生かしていくのか」を大切にし、意見の衝突もありながら、それを前向きな力に変えて行けるチーム。そんなチームが個々のメンバーに元気と高度なスキルを生み出すのだと思います。

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#眼科へ

過去、目の大きな病気をしている。

▼網膜剥離 闘病記
http://shiochanman.com/moumaku/

▼網膜静脈分枝閉塞症黄斑浮腫 闘病記
http://shiochanman.com/ouhanfushu/

先週から、右目に糸くず状のものが見え始めた。飛蚊症だと思った。網膜剥離が原因なこともあるので、予定よりも一カ月早く、罹りつけの眼科に行ってみた。結果は、出血も、その他の大きな異常もないので大丈夫だということ。このせいでかなり憂鬱だったので、一気に明るい気持ちになれた。

月並みではあるが、なんだかんだで健康であることが一番重要であることを、気になることがあるたびに思い知らされる。

毎日、健康で食事ができて、睡眠がとれることをもっと喜ばなければならないのかもしれない。

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#見えないものへの敬意

JOP TENNIS.COMに登録してテニスの大会に参加しています。ただしなかなか勝てません。30年のブランクは大きいです。

それでも先日、80歳以上の部の選手のプレーを見て、自分ももっとできる、と元気をもらいました。さらに毎週2回、90分ずつの練習をクラブでしています。

私はテニスコートに入る前に、コートにお辞儀をします。大学時代に教えられた習慣です。そんな自分に、見えないものに敬意を示すことは疑問だという意見をよくもらいます。しかし特に思想があるわけではなく、コート管理してきた人や大会運営に関わった人たちへの感謝であると教わったので続けています

似たようなことで、審判台の前は通らない、という習慣もあります。これは明治大学独自の習慣だったのかもしれません。

テニスの技術も習慣同様、身体に引き継がれていればいいのに、とよく思います。

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#聞くだけの参加も大切に

組合や民間教育団体の研究会では発言できることを努力目標にして臨みました。しかし結果的に思うように発言できずに落ち込むことを繰り返してきました。饒舌な仲間の話を聞いてどうしてあんなに上手に話ができるのだろうかとうらやみ、自信をなくし、自分は文章でメッセージを伝えようと割り切りました。

今でも「発言すること」が重要な参加の仕方であり、その発言を保障することが運営側として大切なこととししてとらえている所が多いです。果たしてそうでしょうか?話が苦手な自分だからこそ思うことは発言することを保障するだけでなく聞くだけの参加も認めることが大切なのではないかということです。

聞くだけの参加も認め、そして尊重しながら、一方で発言権も当然認めていくというのが良いのではないでしょうかるリモート会議は、内容よりも発言力が会議を支配します。首を傾げても顔をしかめても集団には伝わりにくいです。聞くだけの参加が保障されているとは言えないので注意していきたいものです。

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#リモート会議

オンライン授業、テレビ会議、web会議・学習…、個々でイメージしている会議や授業の仕方で同じものを示している場合と、逆に違ったことをイメージしていることとがあるので注意していかなければなりません。ここではzoomのようなWeb会議サービスを利用した会議や授業を『リモート会議』と統一します。

『リモート(会議)』の対義語は「ローカル(会議)」だそうですが『対面式』の方がイメージしやすいので『対面式』を使いたいと思います。『対面式』でできて『リモート』ではできないことは、[人を知ること、自分を発見すること、人とつながること]だと考えています。

『リモート』では、視線が合わず、息づかいが感じられず、表情が読み取りづらいです。また、対話そのものも、ミュートを外すために間が空いたり、発言が重なって聞こえなくなったりして、テンポから生まれる関係性や。[他者発見・自分発見・連帯]が生まれにくいのです。

このところ、zoomを利用した会議や研究会が増えています。しかし、zoom会議で『対面』と同じことができると考えるのは危険です。それぞれのメリットを生かしながら、一緒に利用して効果を上げる方法が良いと考えています。

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小学校で37年間学級担任として勤務/現在大学で教師を目指す学生に指導。/最新著書『教師と子どものための働き方改革』(学事出版)//iPhone12 Pro/Surface Laptop3/黒猫大好き/手相は両手とも「ますかけ」。

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ヨシムネ&ねね

しおちゃんマンの飼い猫、黒猫ヨシムネと ねね

ヨシムネ
ヨシムネ ♂
2005年8月生まれ。2006年8月に動物病院からしおちゃんマン家にやってきた。

ねね
ねね ♀
2008年6月生まれ。教え子(当時小6)達が公園で保護。2008年6月よりしおちゃんマン家の家族に。2017年7月28日逝去。

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