2022/06/30
「実力主義」は夢の進路になるのか
戦後から就職氷河期と言われた1990年代までは、時代が進むにつれて、夢がかなったり実現したりする期待感が薄れていった時代ではないだろうか。
それが2000年代になり、
社歴や年齢に関わらず実力で評価する「実力主義」の考え方が広がってきたり、
人々の「働くこと」に対する価値観の変化や多様性が生まれてきたりすることで、
人々に、もう一度夢見ることができるような社会になってきた……、ように見える。
こういった「転換期」に於いても、
投げかけられる声は、
一つは、「標準」な生き方への回帰の働きかけである。夢を追い求め、離職・転職し、遠回りして、ふらふらと生きているように見える若者に対するバッシングはまだまだ少なくはない。
二つ目は、二度と立ち直れないほど使い捨てられ、それが全て自己責任化されることである。夢を追うことは権利であり、その権利は守られなければならないはずだ。何度でもチャレンジするチャンスは誰にでも平等に与えられなければならない。
三つ目は、国への貢献、愛国心など、一見美しい言葉で若者たちを誘導し、きれいな生き方を求めるがあまりに、身近な幸せを見失うことである。夢見る自由は、国家からの自由であり、一方的な価値観からの自由である。そしてそれは権利として守られる。
将来を夢見ることも、好きな仕事を選んだり選び直したりすることも自由であり、その権利は守られる社会でなければならないはずだ。
(*ᴗˬᴗ)⁾⁾
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