2011/04/28
子どもとのノートでのやりとりしていますか?
先の見えないこんな時代だからこそ……、教師と子どもたちとの関係ですれ違いが多くなってきてしまったこんな時代だからこそ、子どもたち一人ひとりとのノートのやりとりがさらに重要になってきている…、と感じています。具体的に言えば、日記です。高学年になると、日記というよりも、教師と子どものコミュニケーションノートという性格をもったノートになってくると思います。
私の場合、月・水・金に提出することにしています。全員のノートに目を通すのに一日おいた方がいいと考えたからです。人によっては、2冊のノートを用意して、毎日提出させている仲間もいます。
子どもたちのノートを読む事で、子どもたちのことをさらに知る事ができます。教室では見せてくれない顔が時々見えてきたりします。
子どもたちからすると、書くことで、文章力がつくことはもちろん、自分をもう一人の自分で見ることができるようになります。そしてそういった訓練は、自立へと導いてくれます。
子どもたちの書いた文章は、本人の了解の上、日刊通信に掲載します。仲間の文章を読む事で、共感や連帯が生まれます。
忙しさという理由で、以前のように、子どもたちに文章を書かせる教師が少なくなってきたように思います。ノートよりもドリルを点検している風景の方が多いです。
もう一度、子どもたちに生活を綴らせる事の重要性に目を向けてほしいと思っています。