2011/10/22
一斉授業をやらない傾向
おそらく各地の小学校で、校内の研究授業がなされている時期ではないでしょうか?さて、校内研のような公開授業で、学級全体で考えて話し合うといった場面がどんどん少なくなってきているような気がしているのは私だけでしょうか。
先日の本校の授業でも、一対一やグループでの活動が30分以上/45分中で、担任はそのペアーやグループをまわるだけなので、教師の指導性についてはほとんど研究がなされません。個別指導については若干触れられますが、40人近い子どもの教師の個別指導について話し合うのは現実的ではありません。
グループやペアーで話し合う場面は大切です。私も多用しますがそれはあくまでも、全体討議を見通してのことです。
"全体で話し合うと、発言できない子が参加できない"、とよく言われますが、発言するにこしたことはないのですが、自分とは違った(または同じ)考えをもった仲間の意見を聞くだけでも十分な学びだと思っています。そしてそこに、グループでの話し合いを入れながら、全体の前ではなかなか発言できない子の声を保障していけばさらに効果があがることは言うまでもありません。
今一度全体で考えたり話し合ったりすることについて、見直していく必要があるような気がします。