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三つのしめつけ

(起)/ 日本の教師は、上から三つのしめつけを受けています。

(承)/ 一つ目は、教員評価制度によるしめつけ。二つ目が、教育実践の自由を奪うしめつけ。そして三つ目が、行為行動の自由を奪うしめつけ。

(転)/ しかしこれはどれもうまくいっていないし、今後もうまくいかないだろうことが予想されます。

一つ目の、教員評価制度については、上からの評価と子どもたちや保護者からの評価が一致しない…、むしろ上からの評価が低い教師ほど子どもたちや保護者に支持されていたりするといった現実の中で、教師に言うことをきかせようとしたねらいが、逆の結果になってしまっています。評価を給料に反映させたところで、そんなことにひるむ日本の教師ではなかったということです。しかし思い通りにいったように思える地域で、教師の精神的疾患が広がっていることには注意しなければなりません。

二つ目の教育実践の自由を奪うしめつけにしても、地域や子どもたちの実態を無視した上からの教育方法がうまくいくはずがないということ。また、学年・学級ごとに子どもたちは違うのですから、教育方法を統一できるはずがないということでもあります。しかたなく、"これはダメ"、"あれはダメ" といったしめつけを始めましたが、そんなことをしていたら、学校は何もできなくなってしまいます。つまり、このしめつけもうまくいっていません。逆に最近では、意欲ある日本の教師たちが、次々と子どもたちの側にたった新しい授業を生み出しています。

三つ目の行為行動の自由を奪うしめつけとは……、たとえば最近話題になっている、国歌を歌っているかどうかを口の開き方でチェックするといったこと。日本という国は、国歌を口を開いて歌わなければ罰せられる国になってしまいました。逆に言えば、口をあけて声さえ出していれば良い、ということなのでしょうか?

これは思想信条の自由だとか、思想弾圧だとか、そんなレベルの問題ではなくて、「職員室は、右足から入らなければならない」(こんな話はありませんが<笑>)、「給食はパンから食べなくてはならない」(これはどこかの地域であったりする話)といったレベルで行為行動を取り締まっただけ。もっと言えば、国旗・国歌の問題を、このレベルまで下げてしまったということです。これは逆に、日の丸・君が代に対する冒瀆(ぼうとく)ではないでしょうか?そして何よりも自分たちの卒業式を混乱させられた生徒たちが怒っています。つまりこんなしめつけが続くはずがない。

(結)/ 教師は上からの命令に何も言わずに従うべきであると言ったことが当たり前に広がっています。しかし果たしてそれは本当に当たり前なのか?といった疑問を持つべきです。上からの指示待ちで、なんの声も出せない集団や機関が果たしてうまくいくのかということです。うまくいくはずがない。教師は、当事者であるからこそ、声を出すべきです。現場の最前線に立つ者の責任としてもっともっと声を出し、子どもたちのために日本の教育を進化・発展させるべきだと考えています。

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 37年間千葉県浦安市の小学校現場で学級担任として勤導論などを担当。全国生活指導研究協議会常任委員。黒猫大好き。

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ヨシムネ&ねね

しおちゃんマンの飼い猫、黒猫ヨシムネと ねね

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ヨシムネ ♂
2005年8月生まれ。2006年8月に動物病院からしおちゃんマン家にやってきた。

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2008年6月生まれ。教え子(当時小6)達が公園で保護。2008年6月よりしおちゃんマン家の家族に。2017年7月28日逝去。

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