2012/03/26
教師評価のスタンス
本日、小野田正利先生の講演会です。当日参加も受付けていますので、どうぞお気軽にご参加下さい。さて、さいきんまた話題になってきている教師評価制度の問題。すでに給料に反映させながら評価を進めている所もあります。
そもそも評価制度は、教師個々を競争的に評価することによって指導の質、学校全体の教育の質をあげることが目的だということでした。しかし、教師の力量は、そんな競争主義では高まらないことは明らかです。
百歩ゆずって、教師個々を競争させることを認めたとしましょう。しかし個々の競争は、個々の実践の自由があって成立するものです。あれはダメ、これはダメ、上から言われた方法で指導しなさい…、という前提で競争させることの矛盾を行政はどう考えているのでしょうか?
これは、そもそも教師個々の力量を高めることなどまともに考えていなかったということです。つまり、上に対しての忠誠競争のための教師評価制度(いうことをきかせるための)であったということが最近ますます明確になってきていて、非常にわかりやすい構図になってきたと思っているのです。