2012/06/26
思春期・青年期の延長
思春期・青年期とは、第二次性徴の訪れによる体の変化・成長、そして心の面でも、「自分とはなにか」「自分は何をしたいのか」「自分は何を求めているのか」といった自分さがしを始めていく時期です。そして、今までの自分への失望や、これからの自分をなかなか定めることのできない不安から、様々な不安症状等、心の黄色信号を示す時期であるともいえます。
さて…、一般的にこの思春期・青年期は、13歳くらいから22歳くらいまでを指していましたが、最近その定義が延長になったという話を聞きました。
調べてみると、最近では、からだの成長・発育の加速現象により、女子においては10歳前後に初潮を見ることもめずらしくなく、思春期の発達が早まっているということ。
また、高度な知識や技術を必要とする世の中になるとともに、独立と責任を社会から問われる年齢が高くなっており、現在では、10歳から30歳が思春期・青年期の一つのめやすになっているということでした。
しかし、当然個人差は大きいわけで、慎重なかかわり方が大切であるということは言うまでもありません。