2013/06/18
漢字を使うということ
先日、20問漢字予告テストで全員合格(90点以上)を達成しました。そのために、漢字のグループ学習をとりいれてみました。それはそれとして……。子どもたちは、漢字を覚えることはできても、なかなか利用してくれません。日記や作文には、「漢字で書きなさい」といった赤ペンのメッセージが増えることになります。
日本語に漢字を利用することの意味を教えるのはなかなか難しいです。子どもたちにとっては面倒臭さが先に立つからです。
日本語にもし漢字がなかったらどうでしょうか。実は日本語には、同音異義語が多い言語のようなのです。従って、ひらがなだけでは意味が伝わらないことが多いです。
また、ひらがなは、表音文字(音で表す文字)なので、ひらがなだけで書くと、アクセントや、言葉と言葉の間をうまく表現できないのです。
「にわにはにわ」には、
庭には2羽
庭に埴輪
の二つの意味が出てきてしまうわけです。
つまり、漢字は、読み手が読みやすいように、意味が読み取れるようにといった、読み手に対しての思いやりの文字だと言えるのかもしれません。