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【連続ミニエッセイ】学級崩壊(1)

●第一次学級崩壊の時代

いわゆる「学級崩壊」について、連続して書いてみます。

「エッセイ」にしたのは、企画・計画に縛られず、その日に感じたことをもっと自由に書いてみたかったからです。しかしテーマは「学級崩壊」に焦点化します。

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さて、子どもたちの「荒れ」から、「学級崩壊」という言葉が使われるようになったのはいつ頃からなのか、そして、「荒れ」と「学級崩壊」とはどう違うのか、という問題。

「学級崩壊」とは、担任と子どもたちとの関係性の崩壊です。だから、主に小学校で使う言葉です。中学校では(あまり)使わない。

極端に言うと、子どもたちが荒れていても、担任と子どもたちとの関係がつながっていることが稀にあります。そういった場合は、子どもたちの「荒れ」とは言いますが、「学級崩壊」とは言わない。

逆に言うと、子どもたちが荒れていなくても、担任と子どもたちとの関係性が崩壊していることがあります。これは「学級崩壊」と言います。管理されてシーンと静かな教室でも、物が隠されたり、かげでのいじめが広がっていたりしていて、学級崩壊であることがあります。

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私の現場感覚では、最初の「学級崩壊の時代」は、1980年代だと考えています。

まだ中学校では校内暴力が問題になっていた時代、小学校では「第一次学級崩壊時代」が来た、と考えています。

バブルの時代にあって、国民の中で公立学校そのものの価値が下がってしまった時代。ゆとり教育が叫ばれ始め、1992年には、低学年の社会科と理科が廃止され、生活科がスタート。

子どもたちは、学校や教師を、自分の夢実現をサポートしてくれる機関・人とは認めず、「弱い」指導、納得がいかない指導があると、ちゃかし、あげあしをとり、指導を拒否しました。

しかしその頃は、職員室に同僚性が残っており、学校をあげてなんとかしていこうという気概があったように思います。

注意したいのは、この頃はまだ現場では、「学級崩壊」という言葉は、(あまり)使っておらず、子どもたちの「荒れ」という言葉を、多く使っていたということです。つまり、指導拒否は子どもたちの問題であるととらえていたということ。

学級崩壊は、子どもたちの荒れの結果であると考えていたこと。

教師と子どもたちの関係がなぜ崩れたのか、教師の指導性、学校体制はどうだったのかまで、考えていなかったということかもしれません。

しかし、2000年に入ると、また様相が変わってきます。

(つづく)

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 塩崎義明(しおちゃんマン)の公式メインブログです。教育問題について語ります。

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 37年間千葉県浦安市の小学校現場で学級担任として勤導論などを担当。全国生活指導研究協議会常任委員。黒猫大好き。

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ヨシムネ ♂
2005年8月生まれ。2006年8月に動物病院からしおちゃんマン家にやってきた。

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2008年6月生まれ。教え子(当時小6)達が公園で保護。2008年6月よりしおちゃんマン家の家族に。2017年7月28日逝去。

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